心の中にお守りを

ここ数日、なんだかずっとざわざわしている。
今日は特に、何を見ても聞いても落ち着かないので、とりあえず言葉にしてみたくてnoteを書く。

書いてみて、これは投稿すべきなのだろうかと思ったけれど…えいっと公開してみることにした。

ざわざわしている理由に、心当たりはいろいろある。

ゴールデンウィークに夫が体調を崩して、後半はほぼ布団の中だった。自分も移らないようにしっかりしなきゃと、せっせと家を回す。でも、やっぱりちょっと落ち込んでしまう。
いまは無事に元気になって、いつもの生活が戻った。夫が仕事から帰って一緒に晩ごはんを食べたあと、ゲームをしている横でわたしはだらだらする。この時間ムダだな、やめなきゃと思っていたことが、けっこう大切だと気付く。

猫を病院に連れていった。キャリーに入れるまでを何度もシミュレーションして、シミュレーションの中でも上手くいかず、何日か悪夢で目が覚めた。
病院では定期のワクチン接種、それから、口の中が気になる様子だったから診てもらって。やっぱりたいそう汚れているので、改めて今度治療になった。
また悪夢をみるかもしれない気疲れ、わが猫に全身麻酔を受けさせてしまう不安、管理できていなかった自分の不甲斐なさ。いまは無事に終わることを祈るしかできない。

「虎に翼」にハマり、毎日欠かさず観るようになった。展開の早さに驚きつつも、この後に降りかかるであろう数々の困難を想像してしまい勝手に落ち込む。
わたしはこの時代のことを、歴史の教科書で知っている。みんな幸せになっていくのを見届けたいのに、それが叶わないこともわかっていて、どんどんつらくなってきた。でもこれは教科書の中の話ではないのだ。ちゃんと全部、見届けなくちゃいけない。

同じ世界で起きているとは思えないニュースがたくさん目に入りしんどくなる。生きているだけでラッキーだなあと口では言うけれど、ほんとはとてつもなく怖い。

今日、満を持してクリーニング屋に冬物を持って行ったら休業日だった。荷物を手放して軽やかに買い物に行くつもりが、そのまま家に引き返すことになった。また行かなくては。気が重い。

信号待ちをしていたら、ちょっと目の先に虫がいた。その姿があまりにもショックで、言葉で表すのをやめる。どこから来たの。ここは人通りの多い駅前です。はやく家に帰って。お願い。

まあ、いろいろあるよね。

全部たいしたことないって、いつだって思えればいいのだけれど。そう思えない時に頼りにできる、お守りのようなものがあったらな。

自分ではない誰かとか、食べものとかエンタメとかではなく、心の中にいつもお守りを持っていたい。これさえあれば大丈夫って、自分を信じたいのかもしれない。

暗くなってしまったけど、書いたらちょっとだけ、元気になった。