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小さな「得意」の見つけ方

ここ数年で、職場でも家庭でも、他人と過ごす時間が増えました。
職場で隣同士の人たちと同じ作業を進めたり。
家では、細かな家事を気づいた人がやっていたり。

そうしたら、なんだか自分の得意が見つかったような気がしています。
「得意」ほどではなくても、「これならいくらでもできる」みたいなこと。


自分は何が得意で、何が苦手か。
苦手なことは自覚しやすいけど、得意なことって考えると難しい。
「得意なこと」は、「意識しなくてもできてしまうこと」というような言い方もするようですね。そうは言っても、意識していないのだから、気づくのはなかなか難しいのでは?と思うのですが。

一方、他人の得意や苦手は見つけやすい。
自分よりスマートに片づけていてすごいな、とか、この作業は苦手そうだな、とか。一緒にやっていると、なんとなく気づくことが多いです。


「○○さんはこの作業、苦しくないんですか?ずーっとやってて、すごいなあと思って。」
ある仕事をしていて、こう聞かれたときに気づきました。
こういう作業、自分は「得意」なのかもしれない。

私から見ると、聞いてくれた人はその作業がすごく苦手そうでした。
でも、私はいくらでもできるなあと思っていて。
地味な作業だし、当たり前のようにやっていたけど、これって「得意」ってことか、と。


家でも最近思うんです。

夫は、食材や日用品のストックをあまりしません。料理や掃除、いろいろと家事をやってくれる人ですが、これに関してはなかなか。たぶん苦手なんだと思います。

私は逆に、そういう在庫管理が苦じゃありません。スマホのリマインダーとか、いろいろ駆使しています。その作業がむしろ楽しいくらい。

二人で暮らしていて、私が自然とこういう役割になったからやっている、というのもあります。
でも、実はこれは私の得意分野なのかもしれない。


こういう「得意」は、だれかと一緒にやらないと気づけませんでした。
自分ひとりで生活していたら、きっと当たり前のようにこなしていくだけで、気にも留めなかったと思います。
私はそんなに自分に対する感度が高くないから、他人と比べないとわからないってこと?そう言ってしまうと、ちょっと切ないのですが。

こうやって見つけた「得意」は小さいことかもしれないけど、これを積み重ねていったら、なんだか良い気持ちになれそう。
ああ、こうして文章にできるのも、きっと自分の「得意」のひとつなんだと思っておこうかな。

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