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Gamerfinger修理から改造まで使い倒しマニュアル


格ゲーマー御用達のアケコンボタンといえばGamerfinger。

こちら、性能もさることながら、キーボードと同じメカニカルスイッチを使っていることもあって、汎用性の面でも飛び抜けている。

つまり、素人でもメンテナンスしやすかったり、改造しやすかったりするわけだ。

今回はそんなGamerfingerのメンテ例や改造例についてまとめておこうと思う。

Gamerfingerの構造

Gamerfingerを分解するとこんな感じ。

ボタンカバーとキースイッチとボタンの土台の3つで構成されている。

分解の方法はボタン裏の真ん中の黒い部分を、先端が細いもので強く押すと、

ボタンの土台とキースイッチが分離できるので、

あとはキースイッチとボタンカバーを取り外すだけ。

Gamerfingerで使われているキースイッチは「銀軸」と呼ばれるもので、反応速度と静音性に優れたキースイッチである。

カバーと土台は、ほぼプラスチックの塊なので、Gamerfingerが壊れた、という場合、その原因は十中八九、このキースイッチにある。

つまり、Gamerfingerの調子が悪くなっても、ボタンを買い換えずに、キースイッチだけ買ってきて交換すればなんとかなる場合は多いわけだ。

ファストン端子の接触が悪い場合

ただ、実はキースイッチが壊れてなくてもボタンが効かない症状が出る場合がある。

その原因の多くはボタン裏の端子と基板から伸びるケーブルの接触。

この端子(ファストン端子)同士の接触が悪いと、ボタンを押してるのに反応しない、ということが起こる。

こちらについては、圧着工具などを使って、端子同士締め付けを強めれば問題が解決することが多い。


土台とキースイッチの接触が悪い場合

ただ、ボタン裏の端子の接触には問題ないにもかかわらずボタンの効きが悪くなる場合もある、この場合の原因はボタンの土台とキースイッチの接触が悪いことが原因であると考えられる。

キースイッチの裏を見ると、このように小さい端子が見える。

また、キースイッチを外した状態でボタンの土台をのぞき込むと、こちらにも小さな金属の端子があるのが見えるだろう。

実はこの2つの接触が悪くてボタンが効かなくなる、というトラブルが稀に起こる。キースイッチを何個も交換したり、ボタン裏の端子をしっかり接触させているにもかかわらずボタンの効きが悪くなる場合、原因はおそらくこれ。

こうしたトラブルが起こった場合、キースイッチ側の端子を少しだけ内側に折ってみると、接触不良がなくなる。(角度を付けすぎると土台にキースイッチがはまらなくなるので注意)

キースイッチを交換する

以上のように、メンテナンスが非常にやりやすいのがGamerfingerのいいところ。

そして、メンテナンスがしやすいということは改造もしやすいということ。

わかりやすいところでいうと、キースイッチ自体の交換だ。

純正のGamerfingerのキースイッチはいわゆる「銀軸」だが、これをメカニカルキーボードのように「赤軸」や「青軸」などに交換することで、使用感を変えることができる

とはいえ、反応速度が求められる格ゲーのボタンにおいては、Gamerfingerデフォルトの「銀軸」が一番向いているのは間違いない。

ただ、ボタンがクリッキーだったり、押下圧がある程度重い方がボタンを押していて気持ちいい、という人もいると思うので、その辺は最終的には好み。

キーボードのキースイッチの軸ごとの特徴については、こちらのサイトの記事が詳しい。



キースイッチの使用感を改造する

キーストロークを短くしたい場合

キースイッチの交換以外にも改造は可能だ。

例えば、キースイッチとボタンカバーの間に以下のようなリングを挟むとキーストロークを短くすると同時に静音化することができる。(といっても銀軸はもともと静かだが)

使った感じ、1個で静音化、2個以上でキーストロークが短くなる。


スプリングを交換する

またキースイッチを分解することでさらなる改造も可能。

キースイッチは、ここの爪の部分を外してやれば、キースイッチ自体を交換できるので、

このスプリングを別のものに交換することができる。

スプリングには硬い・柔らかいがあるので、少しの力でも反応してほしいという場合は柔らかいものを、しっかりとした押し心地がほしい場合は硬いものを選ぶといい。

目安として銀軸の押下圧が45gなので、銀軸よりも硬いものがほしいなら45よりも硬いもの、銀軸よりも柔らかいものがほしいなら45gより柔らかいものを選ぼう。

なお、柔らかすぎるものを選ぶと、ボタンカバーの重さにスプリングが耐えられず、ボタンが埋まってしまうので注意。


キースイッチの中にスペーサーを挟むことも可能?

これは自分は試していないが、分解したキースイッチの中に径の合うワッシャー等のスペーサーを入れることも可能。

これによりキーストロークが短くなる。

ただ、プロゲーマーのときどが言ってるように、あまりやりすぎると、そもそもキーが反応しなくなってしまうので注意が必要


おまけ:はめ込み式とネジ式の互換性

Gamerfingerにははめ込み式とネジ式の2つがあるが、実はこの2つには互換性がある。

どういうことかというと、はめ込み式の爪の部分をニッパーなどで切り取ると、ネジ式のくるくる回すやつを取り付けるができるのだ。

以下、左がネジ式、右がはめ込み式。

はめ込み式の爪部分切り取る前の画像を取り忘れたが、はめ込み式の爪の根元部分は残ってる(赤い丸で囲っている部分)
赤い丸で囲った部分が爪の根元の部分なので、このGamerfingerが元ははめ込み式だったのがわかる

そのため、ネジ式のGamerfingerを使いたいが自分の好きな色が在庫切れ、だけど、はめ込み式にはその色がある、という場合の最終手段として、自分の好きな色のはめ込み式と適当な色のネジ式を両方買う、ということもできなくはないわけだ。

自分でメンテができるならコスパも良し

Gamerfingerの値段は他のアケコンボタンと比べて正直安くはないが、以上のようにメンテナンス面で優れているため、長い目で見た場合のコストは決して高くない。

また、改造も簡単なので、Gamerfingerを使ってるけどここがちょっと、という場合は、色々試してみるといいだろう。

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