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独立して5年目。本音は、フリーランス辞めたいという件

羽田です。元マイナビ社員で17年勤めた後に辞めてコロナドンピシャの2020年の3月に独立しました。独立したらすぐに緊急事態宣言でワロタ感じでした。

で、その年の5月に法人化して、ちょうど4期が終わるところです。誕生日付近に法人化したので、あと少しで僕は45歳になります。本格的に人生折り返しです。節目の季節なので自分の内省化も兼ねて本音を書きます。ずーっと悶々としてる事なので、ここらでワールドワイドなウェブに宣言しといた方がいいかなと。

フリーランス辞めたい件

僕は法人化していて代表取締役なんていう肩書を持っているとはいえ、働き方はフリーランスのそれです。法人化しているのは税金の問題でしかない。いくつかの会社から案件をいただき、仕事をしています。そしていくつかの大学から依頼をいただき、講師業をしています。立命館大学では客員教授、武蔵野大学では非常勤講師という肩書(?)もいただきました。たまーに執筆依頼もいただきます。

まぁ、フリーランス、個人事業主として考えれば上出来です。こんなに稼げるとは思わなかった。お金もあるし行動も自分で自由に決められる。なんて素晴らしいんでしょう!!

でも、「楽しいですか?」「仕事のやりがいは何ですか?」と聞かれると困るのですよ。楽しいわけじゃねぇ、と。

人間関係は、ストレスでもあるけど喜びの元でもある

僕が前職を辞めた理由は色々あるのですが、トリガーになったのは人間関係です。仕事は面白かったしやりがいあったけど、ちょっといろいろあって本格的に疲れてしまいました。そして人間関係のしがらみがないフリーランスの道を選んだのです。元々人見知りだし社交的なタイプでもないので大きな組織でうまく立ち回る事は僕には向いてないな、と。ある意味逃げだし、挫折でもあります。

挫折して逃げて一人になって、人間関係のストレスはゼロになりました。会社じゃないので嫌な人と仕事する事は一切無くなりました。

でも、好きな人たちと都合の良い時にしか一緒にしないということは、言うなれば本当に大切なことは誰とも何も共有していないに等しい、のです。

僕は仕事を発注する側でもあるので、フリーランスに発注する側の気持ちも分かるつもりです。ありがたい存在だけど、守る存在ではない。仕事の具合によっていつでも終われる関係性。つまり、一時的な存在であり、運命共同体ではない。あくまでビジネスライクなドライな関係性。それがいい面でもあるのですが。

数年前、半沢直樹シーズン2のクライマックス、帝国航空のタスクフォースの要求を突っぱね、キツい場面をを共に踏ん張ってきたみんなでウワーッと盛り上がるシーンを見て思ったのです。「あぁ、最近の僕、こういうのねぇなぁ」と。

人間関係はめんどくさいしキツい。でも、喜びややりがいは、めんどくさいしキツい事を乗り越えた先にしかない。人と一緒にやる、ということはめんどくさいけど、喜びの源泉でもあるんだな、と。

目指すものがないと、飽きる

フリーランスは、目指すものがありません。最初は、生計を成り立たせるのに必死なのでそんなもんいらないのですが、ある程度安定的に稼げる道が見つかると、何かを目指すという事がなくなり、毎日が過ぎていきます。

最初の一年目は、銀行の残高が増えていくのがモチベーションでした。「来月には大台乗りそうだ…!」とか口座の数字が増えていくのがたまらなく心地よかった。

でも、一年目の決算の時、利益出し過ぎたあまり税金でガッツリ持っていかれる事が判明。慌てて税金対策して、めっちゃ金使いました。で、貯めてた銀行口座の残高はみるみる減りました。

なんじゃそりゃ、と空虚になったのを覚えています。フリーランスなんて、いつ仕事がなくかるか分からない。体崩して仕事できなくなったら途端に収入ゼロ。そうなった時のためにお金を貯めておきたかったのに、稼ぐと税金で持っていかれる。

この時の事は当時のnoteに書いてますので、興味ある方は是非どうぞ。

つまり、僕はお金はモチベーションにはならない。元々派手にお金を使うタイプではありません。お酒飲まないしブランドに興味ない。元々ケチですしね。そんなにお金持ってても仕方ないのです。

じゃあ何のために働くのか?目的もなく、依頼された仕事をこなしてそのまま死ぬのか…?それは嫌だなぁと思ってしまいました。

だから目指すものを作ろう、と決めて色々動いたのが去年でした。目指すものができれば、働いてて手応えあるしいいじゃん、と。そしてその過程で共に戦った仲間とは喜び分かち合えるじゃん!と。

フリーランスをやめて、組織を作りたい

と、言うことでフリーランス生活4年を終え、僕は組織を作りたいなと思うようになりました。組織といっても大きな組織じゃなくて5人から10人くらいの組織を作れればいいなと。

でも、その為にはお金が必要です。そして大事なのはそのお金の生まれ方。正直、今のままでも一人二人であれば人を雇う位はできます。でも今は僕の属人的な関係での取引しかできていません。人を雇う意味がないのです。それでは僕が養っているだけだし、そんな関係性は長く続かないはず。

属人的なビジネスではなく、ちゃんとサービスを作って、ビジネスモデルの中で収益を得るような仕組みにしないと人を雇う意味がない。

だから昨年から、少しずつ自社のサービス開発をしてきました。大失敗したやつもありますが、「ひょっとしたらうまくいくかも…?」というものも出て来た。

今年はそれらを頑張って伸ばしていこうかなと思っています。そしてそのためには何やかんやキャッシュが必要なので、お仕事欲しいです!何らか私がお手伝いできそうなことがあれば是非お願いします!!!

でも、自由を失う気はない

と、いうわけで独立5年目に突入したのですが、今年は過去最高にチャレンジをする年にします。自分一人だといくらでもサボっちゃうので、逃げられないように色々な人を巻き込んでます。

正社員ではないですが、お手伝いしてもらってる人たちも過去最高人数です。元々マネジメントが死ぬほど苦手で避けてきた僕からしたら、この時点でかなりのチャレンジ。偉い。最高!

人が増えるとお金がかかる。これまで超絶利益体質でしたが、しばらくはトントンもしくは赤字生活が続きそう。

でも、僕はそれでも自分自身の人生、生活環境の最低ラインは守るつもりです。死ぬほど赤字掘って事業に全ベットしていく起業家にはなれないしなりたいとも思いません。

僕のテーマはあくまで自由。今のチャレンジも、自分のためでもあります。自分自身の人生を犠牲にするつもりは1ミリもありません。

でも別に、金金金!儲けたるで!という気もない。僕は全然、スモールビジネスでいい。自分が納得しない仕事をするつもりはない。自分の納得感と、経済合理性の最大公約数を目指す。

とにかく、今年は働きます。何となく生きない。しかも、ただ単に忙しいというわけではなくチャレンジをします。チャレンジは、失敗する可能性があってこそ。無理目なチャレンジをしてこそ、生きてる醍醐味です。

僕が大尊敬しているビジネスパーソンは、愛している格闘技、RIZINの CEOなんですが、その彼の名言で締めます。今年は、この言葉をやたら発言すると思うので、よろしくお願いします。

負ける勇気を持って、勝ちに行け!

RIZIN 榊原信行

負けたら、またフリーランスに戻ります!
みんなで見よう、RIZIN!

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