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5年間悩んだ湿疹・痒みを鍼灸3か月で完治することができました。鍼灸なら、からだや心で悩…

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5年間悩んだ湿疹・痒みを鍼灸3か月で完治することができました。鍼灸なら、からだや心で悩んでいる人のお役にたてるかもしれない。30年勤めた会社を辞めて鍼灸師になりました。https://minna-harikyu.work/

最近の記事

笑いの医学的効果

笑いが病気を治癒させるのには、医学的な視点から考えると、呼吸器系と免疫系の2つの側面で関連があることが理解されています。 ますは呼吸器系の観点から見てみましょう。笑うときには、お腹に力を入れて短く息を吐くことがあります。この行為は、腹式呼吸と呼ばれる呼吸法と同じです。通常、胸式呼吸ではおおよそ500mLの空気を吸い込みますが、腹式呼吸では最大で2000mLもの空気を吸い込むことができます。そのため、笑いによって大きな声で息を繰り返すことで体内に蓄積した二酸化炭素が排出され、

    • 笑い療法の歴史

      治療と笑いの関係についての研究が始まったきっかけは、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身のジャーナリストで作家であるノーマン・カズンズ氏が、500分の1の見込みしかない難病を笑いによって完治させたという驚くべき逸話です。 49歳の時に硬直性脊椎炎と診断された彼は、さまざまな治療を受けましたが、笑いやユーモアが副腎に作用し、免疫力に影響を与える可能性があると考え、友人の医師と笑い療法の研究を始めました。結果として、数か月後には社会生活に復帰するまでに容体が改善しました。さらに

      • 簡単なからだの歪みチェック

        現在、どのような姿勢で座っていますか。椅子に座っている際に、背中が丸まっていたり頬杖をついていたりしてはいませんか。良くない姿勢を続けてしまうと、体が歪んでしまう可能性があります。足を組んだりあぐらをかくことも、前後左右の筋肉のバランスを崩してしまう可能性があります。座った姿勢では、立った姿勢に比べて腰に1.4倍もの負担がかかると言われており、姿勢が悪いとその影響が腰を支える骨盤にも及ぶ可能性があります。体が歪んでしまうと、肩こりや腰痛の原因となるだけでなく、放っておくと視力

        • 睡眠環境を改善する⑤

          睡眠の質を向上させ、快適な睡眠を取るためには、まずは寝る環境を整えてストレスを軽減しましょう。 また、よい睡眠をとるためには、寝る前の食事内容も重要です。寝る直前に食べ過ぎたり食べ物を摂りすぎると、良い睡眠を妨げることがあります。そのため、寝る3時間前までに食事を済ませるのが理想的です。ただし、空腹過ぎても眠りに影響が出ることがありますので、お腹がすいて眠れない場合は、ゆっくりと牛乳や豆乳を飲んだり、少量のチーズやゆで卵を摂取すると良いでしょう。これらの食べ物には、眠りを誘

        笑いの医学的効果

          睡眠環境を改善する④

          睡眠の質を向上させるためには、リラックス環境を整えてストレスを軽減し、「深い眠り」を追求してみましょう。 寝室の環境を整えることが大切です。まずは明かりの管理。睡眠時には暗く、目覚める時には自然光が差し込むような状態が理想的です。遮光カーテンや厚手のカーテンを使用している場合は、少し隙間を作っておくことをお勧めします。さらに、快眠には寝室の空気が清潔であることも重要です。ホコリがたまりやすい寝室では、掃除を定期的に行ったり、空気清浄器を設置するなどの工夫が有用です。

          睡眠環境を改善する④

          睡眠環境を改善する③

          良質な睡眠を得るためには、睡眠環境を整えてストレスを取り除くことが重要です。まず、睡眠の質を向上させて、ぐっすり眠ることを目指しましょう。 睡眠環境の改善方法の1つとして、寝具を見直すことが挙げられます。たとえば、柔らかすぎるマットレスや高すぎる枕、重すぎる掛布団などは、寝具の問題点であり、これらの不具合が眠りの質を低下させる原因となることがあります。もし腰や背中が痛い場合は、マットレスを見直すことで改善することができますし、肩や首が痛む場合やいびきをかく場合は、枕を選び直

          睡眠環境を改善する③

          睡眠環境を改善する②

          睡眠の質を向上させ、「ぐっすり快眠」を実現するためには、睡眠環境を整えてストレスを解消することが重要です。 リラックスできる「眠り小物」を見つけましょう。ふわふわした質感や心地よい触り心地のアイテムに触れることで心が落ち着き、スムーズな眠りにつながります。例えば、お気に入りの抱き枕やぬいぐるみなど、自分だけの「眠り小物」を見つけてみてください。また、毛布やタオルケットを顔にかけることで安心感を得られる人もいますので、試してみる価値があります。

          睡眠環境を改善する②

          睡眠環境を改善する①

          質の高い睡眠を得るためには、睡眠環境を整えることやストレスを軽減することが重要です。これにより、夜ぐっすり眠ることが可能となります。 ストレスを解消し、質の良い睡眠を得るためには、「入眠儀式」を行うことがおすすめです。入眠儀式とは、寝る前に特定の行動を習慣化することで、リラックス効果をもたらすものです。この入眠儀式のポイントは、自分がリラックスできることと、簡単に続けられることです。例えば、ベッドに入ったら深呼吸をする、気になることをメモに書き出す、好きな音楽を流すなど、さ

          睡眠環境を改善する①

          安眠を妨げているのは

          睡眠は、脳の休息や疲労回復、細胞の再生・修復、ストレス解消などの役割を果たし、十分な質の睡眠は心身の健康に不可欠です。睡眠時間を確保するだけでなく、眠りの質も重要であり、同じ7時間でも眠りの深さや質が異なると、その効果も大きく異なることが知られています。 睡眠の質は様々な要素に影響を受けますが、自ら気づきにくい要素もあります。以下に掲載した項目をチェックして、安眠を妨げている要因を見つけてみましょう。自分に当てはまるものを選択してください。 - 目覚めた時に歯が痛むことが

          安眠を妨げているのは

          どうしても仮眠が取れないとき

          仮眠が取れない状況にある場合、次のような対処法が考えられます。これらの方法は、仮眠後も眠気が残っている場合にも有効です。 まず、カフェインを摂取する方法があります。コーヒーを飲むなどカフェインを摂取することで、覚醒効果が期待できます。ただし、カフェインの効果は摂取してから最低でも10〜15分かかるため、眠気がピークに達する前に摂取する必要があります。もし仮眠を取る余裕がある場合は、仮眠の前にカフェインを摂取することで、目覚める時に効果を実感することができるでしょう。 また

          どうしても仮眠が取れないとき

          正しく仮眠を取る

          もし日中に眠気を感じる場合、安全な環境で一時的な睡眠(パワーナップ)をとって眠気を解消し、活力を取り戻すことをおすすめします。 注意すべき点は、仮眠を取りすぎないことです。一般的に、就労者は10~15分程度が適切で、20分を超えないようにしましょう。高齢者は浅い睡眠への移行が速いため、30分までが目安です。これ以上寝ると、深い睡眠に入り、体温が下がるため、目覚めた後も強い眠気やだるさが残りやすく、かえってパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。 逆に、仮眠が短すぎ

          正しく仮眠を取る

          マイクロスリープ予防

          マイクロスリープや日中の眠気を防ぐためには、まずは睡眠不足を解消することがとても重要です。睡眠時間の必要量は人によって異なりますが、全米睡眠財団では、働き盛りの方には7~9時間の睡眠が推奨されています※1。一方、子供や若者はもっと長く眠る必要があり、高齢者は少し短い睡眠でも問題ありません。 生活が忙しくて、しっかりと睡眠時間を確保するのが難しいと感じる方もいるかもしれませんが、たとえ10分でも15分でも、できる限り眠る時間を増やすことを心がけてください。少しでも睡眠時間を延

          マイクロスリープ予防

          マイクロスリープの大きな原因

          マイクロスリープが発生する大きな要因は、睡眠不足です。睡眠不足には、二つの側面である「量」の不足と「質」の不足があります。十分な睡眠時間を確保できていない可能性が高いのは、夜更かしや夜勤、または時差ボケなどの理由によるものです。さらに、睡眠が中途覚醒したり睡眠が浅いといった、睡眠の質が低い場合も、マイクロスリープが生じやすくなります。睡眠障害の一例である不眠症や睡眠時無呼吸症候群などは、睡眠の質を低下させる要因となり、その結果、マイクロスリープが頻繁に発生する可能性が高まりま

          マイクロスリープの大きな原因

          マイクロスリープとは

          マイクロスリープとは、眠気が非常に強いときにおきる現象であり、ごく短時間(数秒間)続く瞬間的な睡眠のことを指します。この状態では、目は開いたままであり、外から見た場合は起きているように見えるかもしれませんが、脳波を測定すると、覚醒時の脳波とは異なり、実際には睡眠状態であることが確認されます。眠気自体は自覚的に感じられ、視界がぼんやりとしたり、意識が途切れたりするなどの症状が現れますが、非常に短い期間しか続かないため、本人はほとんど気づかないことが多いのが特徴です。例えば、仕事

          マイクロスリープとは

          メタボにも要注意

          食べ過ぎや運動不足によって太り、内臓に脂肪がたまりすぎると、脂肪から有害な物質が放出され、インスリンの働きが弱まります。つまり、インスリンが分泌されても、血糖を下げる効果が低下してしまう状態を「インスリン抵抗性」と呼びます。 その上、内臓脂肪が過剰で、同時に高血糖、高血圧、高脂質などの危険因子が重なった状態を「メタボリックシンドローム」といいます。メタボリックシンドロームは、糖尿病に進行する前の段階から、動脈硬化を促進させることがあります。 血糖値だけでなく、コレステロー

          メタボにも要注意

          「HbA1c」は血糖値を正しく知る基準

          血糖負荷を予防するためには、自分の血糖値を把握することが非常に重要です。このためには、年に1度など定期的に健康診断を受けることがおすすめされます。 健康診断における血液検査では、主に以下の2つの血糖値が確認できます。 ① 空腹時血糖値:絶食状態で測定した値で、空腹時の血糖値を示すものです。 ② HbA1c:直近1~2カ月間の平均血糖値を反映した数値で、赤血球内のグリコヘモグロビンの割合を示します。 血糖値は一日中で変動するため、朝食前や就寝時などのタイミングや、食事や運

          「HbA1c」は血糖値を正しく知る基準