KEY-STU(キースタ)@フォロバ100💖小説💖4コマ💖イラスト💖

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3人共同制作。web小説・イラスト等。 作品集:https://lit.link/keystu ツイッター:https://twitter.com/stu_key

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「堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~」あらすじ

 地球に生きる多種多様な生命。  それらの霊長と自負して疑わない人類。  そして、命が誕生した三十八億年前から、様々な世界の創造を果たして来た神々……  今やその身への信仰を失い、自ら創造して来た人々から悪魔と貶められた彼等。    太古から複雑に絡み合った運命に起因する滅びは現代になってこの星全体に顕著な変化を見せ始めます。  地球を舐めるなよ!  魔神アスタロトが、神殺しバアルが、偶像神サタンが、そして最高神であり最も忌み嫌われて来た存在、ルキフェルが地球を守る為に再

    • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

      あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1469.五里霧中  当のシド・リキードフォルムはそんな視線はどこ吹く風で、打ち散らかされる前の会話の続きを話し始める。 「修行や眷属化で入手したスキルって奴はねー、オリジナルとは変わって来てしまうのさ、手にした個々人の性格や特性に引っ張られてしまう感じでねー、そうやって何代も経て行くと元々の物とはまるで違った技に変化してしまうって訳なんだよー」  レイブの胆力が何とか短い相槌を打たせる。 「は、はぁ」

      • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

        あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1468.ノーダメ  レイブは心中のドロドロした闇の部分をおくびにも出さない様に留意したまま何食わぬ顔で質問を重ねる。 「その『水影』ってスキルはどーゆー物なんですか?」 「ん? さっき言ったじゃないか! スキルをコピー出来るんだよ、便利だろ?」 「んー、それはアレですか? 鋼体術をボティスさんがニンゲンに伝えたとかそーゆー? 伝授的なアレの比喩的なアレ? です?」 「違うってばー! 全っ然違うよー! 

        • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1467.水魔   未だにガトを信じている、そんな風味を醸し出している一同に、シドは呆れた視線を送ると再び言葉を続ける。 「まあいいや、精々騙されて泣きを見ない様に気を付けるんだね、それより今はレイブ君が受け継いだ善悪のスキルの方が重要なんだ、話を戻すよ」  今迄の必死さはどこへやら、あっさりと話題を切り替えようとするシドにギレスラの方が面食らった感じである。 『えっ、良いのかっ?』 「ん? 良いよ、て

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          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1466.好敵手  何やら迫力が数段増して鬼気迫る感じのシドに対してギレスラとペトラはこれまでの経緯を掻い摘んで話した。  聞きながら時折苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべているシドの後ろで、レイブは顎に手を置きジッとしたまま思案の最中らしく真面目な顔を浮かべている。  スリーマンセルの賢い担当、ペトラが順序立てて要領良く話し、ギレスラが要所で補完、少し距離を置いた場所からのミロンとブロルの絶妙な合いの手のケミ

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1465.軍団長の評価  何やら意味有り気な反応を、指を咥えて見ていられるレイブではない。  即座に身を乗り出してシドに確認だ。 「あれですよね? 俺のスキルとコインと光影さんに何か関係があるんですよね? 俺も今から丁度言おうと思った所だったんですけどね? でしょ?」  流石だ。 「あ、ああ、君の予想通りだよ、光影のコイン…… アレが完成しているんなら善悪のスキルがこの時代で復活していても不思議は無い! 

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1464.オーガキング  割と騒々しく賑やかになった座に、シドは興味を覚えた様である。 「ん? ズィナミ? 誰だい? 悪魔なのかな?」  レイブは端的に答える。 「いいえニンゲンですよ、現鬼王ですね、そいつって二、三百年生きてる婆なんですけど見た目は小娘なんですよ」  シドの頷きはヤケに大きな物である。 「あー鬼の王、オーガキングねー、そっかそっか、と言う事はボティスのスキル、『鋼体術』の継承者だった

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1463.切欠を探れ!  少し自嘲気味に笑うシドに、更に深い熟考に嵌り込むレイブ、場を繋ぐ様にギレスラは言葉を発する。 『レイブの祖先がその善悪だったとしてもだ、何千年も経て隔世遺伝、か? それもある日突然? どうも釈然としないのだぁ』  ぺトラはもう少し建設的だ。 『いづれにしても何か切欠があるのよ! あの転落の前に何か覚醒に繋がるような出来事が…… それを特定出来ればスキル継承の謎が解ける筈なのよ』

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1462.ミスター  肩を掴まれたままのレイブはダックブルーの瞳を覗き込むようにしながらオズオズと語り掛ける。 「あのシドさん? 何やらご存知な感じですけど…… この『エクスプライム』ってスキルは何なんでしょう?」  シドは表情をそのままに、視線だけをレイブに移して答える。 「『エクスプライム』はかつて我々悪魔を率いた聖魔騎士善悪のスキルだよ…… 魔王オルクスが彼の為に作り上げた専用スキルだったんだ…… 

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1461.レイブのスキル 「レイブさんて言えば怪力や魔力に対する抵抗力も凄いじゃないですか! あ、これは皆さんそうでしたね」 『ああ、グルグルだな』 「普通なら死に至るレベルの魔力を無効化出来るなんて全生物の夢、憧れじゃないですか! 尊敬しちゃいますよ!」 『小さな頃から少しづつ慣れてきただけよ~、同じ様にしたら誰だってこんな風になれるわよ~、ね、ギレスラお兄ちゃん?』 『うむ、力に関しても同じだな、日

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1460.悪魔のスキル  早速竹と柳のどちらが自分かを議論し始めようとするレイブを制する様に、シドはやや声を高めて言葉を続ける。 「それは原材料にした個体の生育過程や製品後の保管場所の湿度とかでも変わるよね、それよりも今重要なのは悪魔と対峙するには最低限、こちらも魔力由来のスキルを使えないとお話しにならない、って事なんだよ」 『むーん、我のブレスとかでも駄目だと? 高温も低温も行けたりするのだが?』 「あ

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1459.美学  簡単に感動した声を発した弟妹の声にレイブの調子は加速する。 「勿論こいつらスリーマンセルだけじゃないぜっ、お前等、獣人達だって俺より先には死なせたりしないからなっ」  そう言いつつ端の方で大人しく会話が終わるのを待っていたブロルとミロンの二人に向けてニッコリとサムズアップをして見せた。 「えっ、俺たち? が何です?」 「レイブさん、クドイようですけど我々って獣人なんかじゃなくてニンゲン

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1458.数秒の差  納得の声を揃える弟妹を他所にレイブは想像を働かせていた。  記憶に残るアスタロトの桁違いに自信満々な言動にオリジナルだった頃のテューポーンの巨大な勇姿、魔力の固まりだと感じた鋼の自動機械タロースの存在、そして当たり前の様に見ただけのスキルを何でも模倣できるスタイルグンバツな幼馴染のチート過ぎる能力。  そういや亜神上がりの太師匠グフトマにも組み手で一手も入れられなかったし、そもそも死ん

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1457.アガリアさんの教え  伸び切った天狗の鼻はやや早合点だったようだ。  せめて自分だけで調子に乗る位ならカワイイものだが、聞かれてもいないのにアドヴァイスや助言の押し付け、からのダメだしとか…… 私ならとても耐えられないだろう、消えてしまいたい。  イマイチ自尊心の持ち方が変てこ方面に屈折しているレイブは勇敢にも食い下がる、所謂傷に塩を塗り込む自傷行為に及んだのである。 「だってさっき言ったじゃん!

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1456.脆弱  話し合いが始まった。  まずは、先程の話より随分遡ってそれぞれの出会いからお喋りは開始された。  レイブの救出、ギレスラの救出、ペトラの合流から、共に過ごした短くも濃密な年月の思い出話、そして唐突に変化した日常と日々の暮らしの中で自分達スリーマンセルが諦めた事、そして新たに憶えた事、そんな事について止め処なく語った赤竜と黒猪は顔の下半分をビショビショにしながら声を揃える。 『『生きているの

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1455.瀕死の理由  怒れば良いのに、この期に及んでシドは笑顔で答えてくれる様だ…… もうコイツが観察の主役で良いじゃん。 「ああ、そうだよねー、相手は漆黒の魔王モラクスさっ、我が君、魔神王ルキフェルの戦闘力から産み出された純粋な戦士、攻撃特化で強襲の二つ名を持つ破格の悪魔だよ」  ん? モラクス、だって? それって、若しかしてぇ…… 「うわあ、名前がもうね…… 周りが呼んでも嫌がるじゃん、普通? そん

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