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Q42. 相手をちゃんと理解するポイントとは?

0. 導入

先週、 祖母が亡くなりました。

「茨城は蔓防期間だった & 葬儀まで1週間あった」 ため、 親戚、 友人、 部落 (近所) の方は、 各々バラバラと実家を訪れました。 それぞれ祖母との思い出やどんな人だったかを喋っていきました。

それを聞いて、 「人によって祖母に対する捉え方って随分違うんだな」 と感じました。 また 「ちょっと事実と違う、 その人が見たいように見ている祖母の姿なんじゃないか?」 と感じた場面もありました。

そこで僕は 「そもそも自分はどれだけ祖母のことをちゃんと理解していたのか?」 と気になったのです。 葬式から1日が経ち、 このタイミングで 「相手をちゃんと理解すること」 について、 自分の考えを整理したいと思います。

1. 相手に対する理解度が低いときの問題点

まず最初に、 相手に対する理解度が低い場合、 どんな問題が生じるか考えてみます。

① 不安に見舞われる
分かっていれば不安は生まれません。 見えない、 理解できていない部分から不安は生まれます。

② トラブルに見舞われる
相手を理解していないと、 相手とトラブルやいざこざが発生しやすくなります。 同時にその発生原因は分からず、 精神的に動揺もしやすい。 更に対応が後手になる。 その後の関係修復も難しくなります。 推察の種として、 理解できている部分があることが大切です。

③ 機会損失が発生する
相手のことを理解していれば、 アプローチできることがあります。 でも理解できていなければ、 円滑に働きかけることは困難です。
上記3つを一言にすると、
理解度が低い中では #コミュニケーションコスト が高くなる
とまとめることができると思いました。

2. 相手に対する理解度を高める方法

① 本人からよく話を聞く
兎に角、 様々な話を伺うことが重要です。

② ポイントを押さえて理解する
特に相手の 「思考の特徴」 「やりたいこと・避けたいこと」 「好き嫌い」 「得意苦手」 といったポイントを理解しましょう。

③ 話の条件や確度を踏まえる
例えば基本怒らないけど、 限定的な状況下では怒るといった 「条件」 を理解に織り込みましょう。
また 「これはどのくらいの確率の話なのか」 を意識しましょう。 殆どの捉え方は確実な話ではなく推測・仮説であり、 話によっておおよその確率 (話の確度) が変わります。

④ 様々な視点を取り入れよう
自分以外の捉え方に触れることで、 自分の中にある相手に対する理解を少しずつ整えることができます。 そもそも特定の人を深く理解するにあたって、 情報は不足しています。
今回の祖母の例では、 訪れた一人ひとりの視点における祖母の姿を束ねることでかなり祖母への理解度が高まったと思いました。 人々の捉え方やストーリーを束ねることで、 その人のより正確な #人となり であったり、 #正体 なるもの?が見えてくるということです。

3. 相手を理解するにあたって

① 相手に対する自分の理解具合を疑う余地を持つ

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