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ワークショップ in イタリア

トリノ、約2週間の滞在も今日が最終日。忘れる前に綴っておきます。


2019-2020年。パンデミックの直前、半年ほどイタリアに住んでいた。その時、すっかりイタリアに魅了され「ソロ活動の拠点はイタリアにしよう!よしこれからその基盤を築くぞ!」と思った矢先のパンデミック、、、。

帰国してからも、少しずつイタリアへの種まきはしてたけど、なかなか芽が出ない、、、。今はそういうタイミングじゃないんだろうな、と思った矢先、イタリアはトリノでのショーとワークショップのオファーをいただきました!

オファーをくれたのは、Atelier Teatro Fisico というフィジカルシアターの学校。小さいながらも来年30周年という歴史のある学校です。2019年、トリノに滞在しているときに、本当にひょんなこと(路上での見知らぬおじさんとの立ち話)からこの学校を紹介され、遊びに来てみると、共通の知人が出てくる出てくる、もうこれは必然だったんだなとすぐに思いました。いつか必ずここで何かコラボするなという予感から4年半、やっぱり!実現しました。

ポスター

ショーは1時間のショーを、ワークショップは30時間をやってください、との依頼。二つ返事で引き受けたはいいけど、実はスタッフなしでやれるショー(今回は予算の関係で一人で来なければいけなかったんです)は40分の構成だし、ワークショップは最長でも10時間しかやったことない上に英語でやらなきゃいけないし、かなり高いハードルでした。さらには準備期間が、エジンバラフリンジの準備と「オオカミだ!」の公演と重なってしまい、てんやわんや。こっちに来る飛行機内でもショーのイメトレ、トランジットでもワークショップの教案を加筆してました。もっと早く準備しとけって話ですよね、、、。苦笑

今は、何とかオーダー通り、1時間のショーと30時間のワークショップをやり遂げて、すっきりした思いでこれを書いています。ショーに関しては、これまでの経験も多いので特筆すべき収穫はなかったのですが、30時間のワークショップは、大豊作でした!生徒さんたちにもめちゃめちゃ喜んでもらえたし、上達っぷりもすごかったし、発表会もやってお客さん(ワークショプを受けてない生徒さんたちや先生方)の反応も上々だったし、今の感想は「あー!またやりたい!日本でもやりたい!」です。ほんの1週間前までは、不安しかなかったのに。笑。

運命的な出会いだったとは言え、負荷のかかるオファーをしてくれた校長兼オーナーのPhilipに大感謝です。1時間のショーはいいとしても、オファーを受けた時点では「10時間のワークショップしかやったことないよ」って伝えたのに、よくぞ、30時間も雇ってくださいました。長年の経験から、ケッチならできると見抜いていたんでしょうか。実際に30時間はちょうどよかった。欲を言えば、あと6時間あってもよかった。

生徒さんたち、素晴らしかった!経験値の違う生徒さんが混じってたから、ともすると難し過ぎたり、易し過ぎたりしたはずだけど、よくぞ、あのすばらしい発表まで持っていってくれたなと思う。
そして、立ち話からPhilipを紹介してくれたおじさんにも感謝!!

最後に。

30時間超のワークショップを日本でもやりたいなと思ってます!
稽古ができて、発表する場所があって、お客さんも来てくれて、寝泊まりができるそんな場所と予算をお持ちの自治体がありましたら、ご連絡ください!

また、そんな自治体を知っている方がいたら、ぜひこの情報を回してくださいね!





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