土の時代・風の時代の「生き方」の違い

この記事は、過去のメルマガより、一部抜粋・再編集して掲載しております。

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ごきげんよう、サーヤです。

今日は、サーヤの考える「風の時代」のイメージについて。

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これまでの土の時代の生き方は「地道にコツコツ、山登り」でした。まずは登りたい山を決めて、地図を開いて、コースを決める。自分が好きな道を選んで進むも良し、みんなが通っている「大きな道路」を選ぶも良し。

しかし、大体の「登山コース」は決まっていて、選択肢は限られています。

なので「どのコースも嫌だなあ」と思ったら「その山を登ることを諦める」か「嫌なコースでも頑張って登る」か「お金を払ってロープウェーに乗る」か、そんな

・やめる
・我慢してやる
・お金をかけて楽をする

の３択になります。

一部の、お金をかけられる人はもちろん、お金を払って仕舞えばいいので、簡単で、楽ができます。お金をかけることができない人たちは、お金をかける、という選択ができる人を、大変うらやましく思いました。

「いいな、お金さえ払えば、簡単なのにな」

その結果「お金は全てを解決する、お金ってサイコー」という価値観が生まれました。

しかしお金をかけられる人はごく一部。大多数の、お金をかけられない人は

・我慢

を選びました。

我慢して、嫌なコースでも登ってしまえば、登山という目的は達成できますし、頂上に登る過程を頑張れば「頑張っているご褒美」として「お金」だってもらえます。

さらに、頂上に登ると、高い場所にいて目立つので「すごいね」と尊敬されてお金も人も集まってきます。「お金は全てを解決する、お金ってサイコー」なのでみんな、お金が欲しくて頑張ります。

だから「嫌なことでも我慢して頑張るべきだ」「頑張ればご褒美として、お金ももらえる」「お金をもらうためには、我慢してでも頑張るべきだ」と、みんなが信じていました。

それが、土の時代に生まれた生き方と、価値観です。

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ところが、風の時代になると事情が変わってきます。

まず、みんなの生き方が「地道にコツコツ、山登り」から「その瞬間の波に乗る、サーフィン」に変わりました。サーフィンなので、登山のような「目指す山頂」もありません。ただ、風と波に乗って、サッと楽しんでは、また次の波を待つ、という繰り返しです。

山頂のような目的地がない代わりに「いかに良い波に乗るか」が大事になりました。良い波に乗るためには、風や天気や波の様子など「ちょっと時間が経つと変わってしまうもの」の変化を注意深く観察し、瞬時に乗るかどうかの判断を下さなくてはいけません。

さらに「準備が整っている」ことがとても大事になりました。

山登りは、コースの途中の売店で必要なものを調達できますし、登っている途中で「自分の向き不向き」や「仕事の問題」「好き嫌い」「あの人との関係」などをじっくり考えたり、解決策を閃いたりして「登っている過程も楽しい」「登っている時間で自分を見つめられる」という良さがありました。

しかしサーフィンではそうはいきません。

山登りは、歩くだけなら、我慢しても足を動かせばいいけど・・・サーフィンは体も心も全部使うので、我慢している状態では「海には入れても波には乗れません」。

登山のような、決まったコースもありません。誰かの通ったコースをマネをしようとしても同じ波は二度と来ないので、毎回、コースが変わってしまい、その場の状況に応じて、どうやって波にアプローチするか、それぞれが判断する必要があります。

さらに、いい波に乗るためには、常に準備万端で、海の中でボードにまたがってじっと波の様子をみつめていなければなりません。

うわー、いい波がきたぞ！　というときに「サーフィンの上達方法」の本を読んでいたり、サーフショップで買い物をしていたり、浜辺で準備運動をしていては、その波には乗れないのです。

そして、せっかく海の中でボードに乗っているのに「まだ自信がないから」「そんなに経験もないから」「うまくいくかどうかわからないから」と言い訳をして動けずにいても、そんな自分の気持ちにフタをして我慢して、イヤイヤ動いてもやっぱり、波には乗れません。

というわけで、登山のような「我慢してやる」とか「お金を払って楽をする」という選択肢が、サーフィンにはありません。

なので、お金をかけられる人たちは、ボードやスーツなど装備にお金をかけたり、サーフィンを教えてくれる教室やセミナー、学校に通うことに、お金をかけます。

しかし、良い装備があっても、良い先生に教わっても必ずサーフィンが上手くなる保証はありません。装備や教室にお金を払っても、嫌なのに我慢して、無理矢理習っている状態では、上達もしません。

結局、サーフィンを楽しめるかどうか、が重要なのです。

なので、登山の選択肢は

・やめる
・我慢してやる
・お金をかけて楽をする

の３択だったのに・・・我慢してやる、お金をかけて楽をする、が不可能になり

サーフィンの選択肢は

・やめる
・楽しくやる

の２択になってしまいました。

それが、風の時代の生き方です。

え、じゃあどうすれば、風の時代のサーフィンを楽しくやれるの？　というお話はまた明日！

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