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親が楽しく「好きなこと」をしていれば、それが子育てになる。


親の「好きなこと」が子どもの成長をサポート

子育てで悩む必要はない。なぜか?それは、親が楽しく「好きなこと」をしていれば、子どもはそれを見て育つから。

例えば、お母さんが「好きなこと」を心から楽んでいるとする。子どもはその姿を見て、「お母さん楽しそう。私も(僕も)お母さんみたいになりたい」と感じる。そうすることで、子ども自身も「好きなこと」を見つけ、楽しみながら成長し、これが最良の子育てとなる。

お母さんが自分の「やりたいこと」を実践していると、その感覚や喜びが直接わかる。だから、子どもが「やりたいこと」を追求する時、お母さんは心から応援できる。子どもはその応援を感じ、母親の肯定を受け取ることで、より一層喜びを感じるのだ。


子どもの得意分野が自主的な学びの糸口

子どもが一つのことが得意になると、それが自信となり、さらなる挑戦の気持ちが湧いてくる。そして、その成功体験は次第にスキルの向上とともにさらなる自信へと繋がる。興味が広がり、他の分野にも挑戦しようと思う。

人間は興味深いことに、一つの分野での成功が他の分野への挑戦欲を生むものだ。だから、子どもがこのような循環に入ると、お母さんが強く「勉強しなさい」と促す必要がなくなる。子どもは自ら学び、成長する姿勢を身につけるのだ。


子育てのプレッシャーと親の影響

子育てのプレッシャーは、子どもに対する期待や社会からのプレッシャーからくるものが大きい。多くの親は「子どもが勉強やスポーツで成功する必要がある」と感じ、そのためには様々な習い事をさせたり、自分自身が経済的にしっかりしなければならないと感じたりする。このプレッシャーは親を疲弊させる原因となる。

確かに、お金や時間に余裕があり、親自身が学びを楽しんでいて、子どもとたくさんの時間を共有できる家庭は理想的かもしれない。しかし、多くの家庭にとってはそれは難しい。そんな中で、親たちはどうすれば良いのかと悩み、心がいっぱいいっぱいになってしまうこともある。

それに対して、子どもが自分から学ぶ姿勢を持つ環境を作れると、親の負担は大きく軽減される。

そのためには、子どもの興味や好奇心を大切にすること、その成長を応援することが重要だ。親としては、子どもにその自由な環境を提供することが最も大切なことではないか。

子どもは親の姿を通して多くのことを学ぶもの。親が心から何かを楽しんでいる姿を見ると、それが子どもにとっても魅力的に映る。そして、それが自然な形で子どもの興味や好奇心の芽を育むことになるのだ。


忙しい中の自分時間の大切さ

確かに、日々の生活で忙しく、家事や子育て、仕事に追われる親御さんは多い。そんな中で「やりたいこと」に時間を取ることは難しいと感じるかもしれない。しかし、それが、たとえ1日に10分や15分であっても、その短い時間を自分のための時間として確保することができれば、それは大きな意味を持つ。

親の姿を見ることで、子どもは「どんなに忙しくても、自分の時間を大切にすることができる」という価値観や生き方を学び取ることもできる。そして、その学びは大人になったときの仕事や日常生活においても役立つ。


親の生き方が子どもの「やりたいこと」を育む

一番大事なのは、「本当にやりたいこと」をやる、という感覚を覚えること。子どものうちから覚えられれば一番いい。 両親が「やりたいことをやるのは良いことだ」という考えだと、子どもも同じ考えになり、躊躇なく「やりたいこと」をやるマインドになる。だから、とにかく、両親の考え方が重要だ。

親が「本当にやりたいこと」の価値を理解していれば、子どもが自分の興味を追求したいとき、心からのサポートができる。しかし、その意味を深く知らない親は、子どもの希望を「将来、役に立たない」として却下することもある。だから、親自身が「本当にやりたいこと」を追求することの大切さを実感することがキーだ。そして、そのためには実際に親がそれを行動に移すしかない。

難しく考える必要はない。親は自分の「やりたいこと」を楽しんで実践するだけで良い。ただ楽しく遊べば良い。

だが、いくつかの家庭では「楽しく遊ぶことは良くない」という価値観が教えられている場合もある。そういった親には、その考え方を見直してもらいたい。

結局、子育てとは、教育や指導だけではなく、親自身の生き方や姿勢、価値観を通じて、子どもに多くのことを伝えることなのかもしれない。それを意識し、自分の時間を大切にしながら子育てをすることで、子どもも豊かに成長していくことだろう。



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