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他人に尽くす心と、ずる賢い人との向き合い方

他人のために何かをすることは、本当に素晴らしいことです。しかし残念ながら、自分の利益のために他人の善意を利用する、ずる賢い人もいます。彼らは人の優しさや親切心を巧みに操るのです。

今回は、ずる賢い人から距離を置く方法について、僕の経験を通してお話しします。

僕は営業の仕事をしていました。その経験から、最も大切な教訓を学びました。それは、営業は単なる「ギブ&テイク(与えて受け取る)」ではなく「ギブ&ギブ(相手に対して継続的に価値を提供する)」が本質だということです。

僕の基本姿勢は、「この商品を売りたいから顧客に尽くす」という考え方ではありませんでした。むしろ、「商品の販売を考える前に、まずは顧客のために何ができるかを考える」という思いでした。自分の利益を最優先にすると顧客との関係に不自然さが生じがちです。だからこそ僕は「ギブ&ギブ」の精神を重視してきました。

しかし、顧客への尽くし方には注意が必要です。中には、僕の善意を利用しようとする、ずる賢い顧客もいるのです。「この人は都合がいい。何でも言うことを聞いてくれる」と考える顧客も現れました。彼らは僕を単なる便利なツールとして見る傾向があるのです。

このような顧客とは、うまく距離を取るようにしました。その方法とは、自分自身で「これ以上はできない」という明確な境界線を設けることです。この境界線は全ての顧客に適用し、自分ができる範囲内で最大限に尽くすようにしました。僕の設定した境界を超える要求には決して応じませんでした。たとえば、仕事とは無関係な個人的な相談を持ちかけられたときなどです。

この一貫した姿勢を続けることで、徐々に、ずるい顧客は離れていきました。彼らは「この人は自分の都合のいいようには動かない」と感じたのでしょう。

この経験はプライベートでも生かされています。僕の人間関係においても「ギブ&ギブ」の精神は大切な指針となっています。友人や知人との関係でも、まずは彼らのことを考え、それに応えることを優先するようにしています。ただし、自分の限界を知り、過剰に尽くすことなく相手とのバランスを保つようにしています。

たとえば、友人が困難に直面しているとき、僕は可能な限りの支援をしますが自分の生活や価値観を犠牲にすることは避けます。また、僕を利用しようとする人とは距離を置くようにしています。営業のときと同じで、一貫した姿勢を続けることで、彼らは自然と僕から離れていくのです。

このように、営業のときの経験が、プライベートの人間関係を豊かにし、自分自身の境界線をしっかりと守ることの大切さを教えてくれました。

世の中には残念ながら、他人を利用しようと機会を伺う、ずる賢い人たちが存在します。他人に尽くすことは確かに美徳ですが、ずるい人たちには注意が必要です。彼らの罠に陥らないように警戒心を持ち続けることが大切ですね😉


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