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【映画レビュー】『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観ました!

世界興行収入No1の続編が公開されました。
前編は映像美と圧倒的世界観でしたので、期待値がだいぶ上がっていきました。今回も圧巻でしたので、言語化してみます。ネタバレしないように書きます。

サムネイル画像の出典:https://eiga.com/news/20221222/1/

あらすじ
舞台は第1作目から約10年後、地球からはるか彼方の惑星パンドラの神秘的な世界。元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とパンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の子供たちからなる家族の物語。一家は神聖なる森を追われ海の部族に助けを求めるが、その楽園のような海辺の世界にも人類の侵略の手が迫っていた。

https://filmarks.com/movies/59810

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家族の物語に変貌

前作と大きく違うことは、主人公には家族がいることです。
家族がいることによって、主人公にとって行動の優先順位が大きく変わったことが本作の見所です。

で、その家族構成というと、こんな感じです。
身内に厳しくも、打たれ弱い、、父
毅然とした態度も、子どもを一番に考える、、母
真面目でよくできた、、長兄(15歳)
少し反抗期、、次男(14歳)
無邪気で、天真爛漫な、、末っ子(7歳)
周りが見える器用な養子(14歳)
アバターではなく、人間の見た目をしている養子(16歳)

イメージしやすい役どころになっています。前作も様々な映画にインスパイアされてつくられたようなので、今作も映画にありがちな家族構成に感じました。特に、「真面目でよくできた長兄」と「反抗期の次男」はよく見がちで、「反抗期の次男」が問題を引き起こしたり、問題を拡大させるのは予想ができます。

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家族の物語だからこそのよいところと悪いところがしっかり描写されていました。世界観や見た目が独特でも、ストーリーにはなじみがあったので、その意味で、とっつきやすいかもしれません。
ただ、キャラクターデザインが独特なので、顔を覚えるのに苦労するかもしれません。。

家族の強さ
 団結して危機を乗り越えるところ
 信頼関係があって、お互いの性格を知り尽くしていること
家族の弱さ
 人質にされて相手の要求を飲まないといけなくなること
 団体行動が必要になること

前作では、主人公に家族はいなかったので、無茶できました。
今作では、家族がいるので、無茶できません。
なので、葛藤や立場的な悩みなど、弱い部分が多かったように思います。

ただ、弱いところがしっかり描写されているので、人間的に親しみがあって、普通の生活の延長線上の物語として受け取ることができました。

映像美

相変わらず、映像がキレイですね。
光や水の演出が鮮やかで、見入ってしまいました。「アナと雪の女王」みたく、映像美が際立っていたように思えました。映像技術の進歩も凄まじいです。

舞台は地球とは違います。が、1つの生態系があって、独特な生き物たちにもリアリティがありました。空想的であって、現実的です。そのバランスがちょうどよく、変な違和感がありませんでした。「映画ならアリ」という感覚です。

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本作では、指の数も物語上重要な要素です。細かいこだわりがあって、自分では気づけなかった部分もあるので、YouTubeなどの考察動画を見て、深堀するのもいいかもですね!

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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