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某社の50代サラリーマンです。 諦め社員歴30年ですが、その背景には、経営とはこうあっ…

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某社の50代サラリーマンです。 諦め社員歴30年ですが、その背景には、経営とはこうあって欲しいという強い気持ちがあります。 このブログでは、その考えを思いっきりぶつけます!!

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  • 妄想経営学マガジン

    妄想経営学の一覧です。 類似の投稿を見たい場合は、ハッシュタグでフィルタリングしてください。

最近の記事

Vol.22 魔法の国は妄想か?

これまでの投稿で、さんざんディズニーに賛辞を送ってきました。 そんな私ですが、お恥ずかしいことに、最近ようやくDisney+に加入しました。 ディズニー映画はこれまでたくさん観てきたので、それほど期待していなかったのですが、ディズニー関連のドキュメンタリー系がわんさかあるではないですか!ワクワクが止まらない! で、さっそく「ウォルト・ディズニーの約束」を見てみました。 メリー・ポピンズができるまでの実話に基づく映画です。 原作者の希望を徹底的にかなえようとする姿は、まさにウ

    • Vol.21 「愛社精神」と「愛社員精神」

      私は今、2つ目の会社で働いています。 転職ではなくM&Aだったのですが、吸収された側だったので、会社名が変わりました。 1つ目の会社では、愛社精神の塊といって良いぐらい、会社に愛着がありました。 でも2社目になってから、愛社精神は芽生えていません。 で、ふと、昔の愛社精神って何だったんだろうと思ったのです。 よくよく思い出してみると、入社した当初から愛社精神がありました。 自社製品を積極的に購入していました。 なぜ何も中身を知らない時からそんな意識があったのでしょうか。

      • Vol.20 褒めて伸ばされた話

        「褒めて伸ばす」というのは、簡単そうで難しいですよね。 でも実際に「褒めて伸ばされる」体験をすると、ああ、こういうことかと実感します。今日はその話を書きます。 といっても、仕事ではなく、なんと 歯磨き の話です。 私の会社では、昔は歯科検診が毎年ありました。 そして、毎年のように歯科衛生士さんに  「歯石が残っていますねえ、歯間ブラシをした方が良いですよ。」 と言われていました。 でも、その後、歯石を取ってくれるので、全然気にしていませんでした。 そんなある日、何となく1

        • Vol.19 「ディズニーランドは誰にでも作れるが、ディズニーにしか作れない」 パート2

          Vol.5で「ディズニーランドは誰にでも作れるが、ディズニーにしか作れない」という話を書きました。 今回は、これの具体的な例を書きます。 ディズニーファンの方々は知っていることばかりですが、これらができているということが、ディズニーを特別な企業にしています。 特許があるわけではないので、他のテーマパークが真似をすることはできます。実際、真似しようとしているテーマパークもあります。 でもやはり、徹底ぶりには歴然とした差があります。 そして、それらが言葉にできないマジックを生

        Vol.22 魔法の国は妄想か?

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          22本

        記事

          Vol.18 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる パート3

          Vol.8、Vol.16で、「世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる」という内容の投稿をしました。今回は少し別の視点で、過去の事例を紹介します。 コンビニはどうあるのが良いに決まっているのか2016年12月、このようなニュースが流れました。 「コンビニの人手不足、ロボットが解決 「レジロボ」登場」 コンビニで、購入した商品を自動で袋詰めする装置です。 大手コンビニと大手電機メーカーの共同開発です。 そして、同じ2016年12月、このニュースが世間

          Vol.18 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる パート3

          No.17 本音とパフォーマンスの経営に気をつけろ!

          これまで何度か「本音と建前の経営」ではダメで、「本音と本音の経営」を目指すべし、という内容で書いてきました。 過去の投稿を読んでいない方のために簡単に書くと、経営には利益に直結する経営目標と、直結しない経営理念があります。 多くの会社は、悲しいことに経営目標が本音で、経営理念は建前になっています。これを「本音と建前の経営」と呼んでいます。 でも本当に優れた会社は、経営目標にも、経営理念にも、両方本音で取り組んでいます。これが「本音と本音の経営」です。 ところが最近、これら

          No.17 本音とパフォーマンスの経営に気をつけろ!

          Vol.16 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる パート2

          Vol.8で、 過去の経験をもとに「世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる」という内容の投稿をしました。 今回はその続編です。 それほど遠い未来のことではないし、突拍子もない話でもないですが、今の世の中の状況から予想している将来について3つ書いてみます。 家庭用医療機器の普及昔は家庭にある医療器具は、体温計ぐらいでした。 でも今や血圧計は普通に購入できます。 コロナ禍を期に、酸素濃度計も購入できるようになりました。 このように、家庭で使える医療機器は

          Vol.16 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる パート2

          Vol.15 風土改革は100%トップダウン

          前回、挨拶について触れましたが、「挨拶運動」をやっている会社は結構あるのではないでしょうか。 今はやっていなくても、10年に1回ぐらい、思い出したようにやり始めたりしませんか? でもあれ、効果があったためしがありません。 というか、何を考えてやっているのか、全く理解ができません。 挨拶委員みたいなのが選定され、門や建物の前で朝から並んで「おはようございます」と連呼します。 もちろん、こちらは挨拶を返します。前回守衛さんに挨拶しない人が多いと書きましたが、さすがに社員には挨拶

          Vol.15 風土改革は100%トップダウン

          Vol.14 挨拶をしないニッポンの会社員

          日本人は知らない人にはあまり挨拶をしません。 米国などでは、ホテルでエレベーターにたまたま同乗した見知らぬ人と、気軽に挨拶し、会話しているのをよく見かけます。 でもこれは文化の違いだし、日本人の行動はプライバシーへの気遣いともいえますし、悪いことではないと思います。 ただ、どうしても受け入れられないことがあります。 私の会社では、門には守衛さんがいて、毎朝、大きな声で「おはようございます!」と出社する社員に声をかけてくれています。 私も典型的な日本人なので、知らない社員に

          Vol.14 挨拶をしないニッポンの会社員

          Vol.13 キャリアオーナーシップは分かるが、昔を正当化する論法はオカシイ

          最近、キャリアオーナーシップという考え方が広まってきています。 「昔は上意下達、つまり上から指揮命令をして、下はそれを聞いて仕事をしていれば良かった。むしろそれが大量生産の時代には適していた。 でも、時代は変わった。 今後は、全員が自分のキャリアを設計して、自らジョブを選択して貢献できるように成長してください。」 この論法って、何か 違和感 がないでしょうか。 むしろ絶対にオカシイ気がします。 パワハラ、セクハラは、 「昔はやっても良かったけど、今はダメです。」 という

          Vol.13 キャリアオーナーシップは分かるが、昔を正当化する論法はオカシイ

          Vol.12 日本の会社は生産効率が悪くて何が悪いのだ

          日本の会社は生産効率が悪いと言われます。これは本当です。 でも悪いことなのでしょうか。 もちろん悪い側面もあります。 でも良い面もあるのです。 コロナ渦でこんなニュースが話題になりました。 大打撃を受けているJALやANAが、それでも社員をリストラせず、出向先を探し回っている、という話です。 これに対して、海外はいたってドライです。 シルク・ドゥ・ソレイユの破産、劇団員解雇。 でも、コロナが落ち着いたらすぐに再建を開始しています。 米ディズニーも3万2千人を解雇。

          Vol.12 日本の会社は生産効率が悪くて何が悪いのだ

          Vol.11 「上」と「下」がなくならないニッポンの会社

          従来のヒエラルキー型組織からフラットな組織への変革を目指している会社が多いと思います。 「さん」づけ運動とか、課長や部長の称号をやめて、マネージャ、ゼネラルマネージャーにしてみたりとか。 私の会社も昔からやっていました。 でも、1つだけ変わらないことがあります。 「上司」「部下」という言葉がなくならないのです。 なくそうという声を聞いたことすらありません。 何故なのでしょうか。 「上司」「部下」は、明確に「上」と「下」を定義するヒエラルキー用語です。これがある限り、上下関

          Vol.11 「上」と「下」がなくならないニッポンの会社

          Vol.10 「自浄作用」が働く組織

          前回、風土改革は「心理的安全性の確保」で一点突破、という記事を書きました。 その中で、目指す姿は「自浄作用」が働く組織だと述べました。 これがどういう状態なのかイメージするのは難しいと思うので、今回は「発言」を事例に、取り組みの必要性と、具体的なシーンを書こうと思います。 「発言」の難しさ風土改革の中には、自由闊達な職場づくりという狙いがあります。 この視点だと、忖度をなくし、壁を取り払い、とにかく何でも会話をすることを求められます。 これは、発言が増える力として働きます。

          Vol.10 「自浄作用」が働く組織

          Vol.9 風土改革は「心理的安全性の確保」で一点突破

          最近、風土改革が流行っています。 風土改革を行う理由は「今は悪い風土なので良い風土に変えたい」ということなので、実際にはたくさんの取り組みを行うことになります。 多くの会社は、これらをそのまま総花的に行っていると思います。少なくとも私の会社はそうです。 私の考えだと、それではうまくいきません。いろんなことを一度にやってもうまくいきません。こういう時こそ、何か1つを徹底的に進めるのが効果的です。 今回は、この風土改革について考えてみます。 風土改革の取り組み風土改革で行うこと

          Vol.9 風土改革は「心理的安全性の確保」で一点突破

          Vol.8 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる

          これまで長く生きて、働いてきて、辿り着いた考えがあります。 それがタイトルの「世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる」ということです。 世の中の動きや未来を読んで、どう経営するか、何を開発するかというのは、結果でしか評価できないので非常に難しいことです。 なので、この考えをどう活かせるかはまだよくわかっていません。 でも過去を振り返るとうなずけることが多いので、今後必ず役立つと思っています。 どうしても理想どおりにできないケースもあり、簡単ではないの

          Vol.8 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる

          Vol.7 老害について真面目に考える

          私は、高齢化が進んだそこそこ大きな会社で働く50代前半の社員です。 定年退職までまだ数年ありますが、早期退職も頭に入れながら働くようになってきました。漠然と、若手の活躍を邪魔してはいけないと考えるようになってきたからです。 そんなことはない、まだまだやれる、という気持ちもあるのですが、冷静に考えるとそういう問題ではないと感じるのです。 今回の内容は、経営学と直接関係する話ではないかもしれないですが、高齢化した会社がどういうことに気をつけないといけないか、という視点で読んでも

          Vol.7 老害について真面目に考える