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長旅で感じてきた重い荷物と疲労のこと

今は北マケドニアのオフリドというところに来ています。

バルカン半島の山の中にある湖畔の町です。

古い歴史を持ち、世界遺産の文化遺産と自然遺産の両方に認定されている複合遺産の持つ町です。

旅を始めて1週間半、なんとか無事にここまで辿り着いたものの、徐々に負の部分で感じることがでてきました。

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今回は、スコピエに荷物を置いて、身軽な1泊旅行に来ています。

今、バルカン半島を中心に旅をしていますが、そもそもこんなに旅行をするつもりはありませんでした。

今までの経緯を軽く説明すると、

・昨年の1月、海外就職の夢を果たすために東京からフィリピンのマニラに向かう。
・昨年の7月、会社を辞めて「ノマドニア」に参加するために、その足でマニラからドバイ観光を経由し、ジョージアのトビリシへ向かう
・そこからジョージアを拠点にフリーランスをして生計を立てようと頑張る
・2月、フリーランスを諦めて日本で再び会社員を始めることを決断し、ジョージアを離れる
・3月の帰国までの間、エーゲ海やバルカン半島を旅行する。

旅行が好きな僕にとって、ジョージアから日本に直接帰ることは全く考えませんでした。

せっかくヨーロッパの端っこにいるんだから、近くの国を回ってみなきゃもったいない。

イスタンブールから帰国するチケットは敢えて1ヶ月以上先のものを取り、旅行の計画を立てました。

まずはトルコに向かうバスのチケットを取り、ギリシャに向かうルートを考えます。実際に旅に出始めたら、どんどんイメージが膨らんでいき、トルコから遠ざかっていました。

昨年の1月に日本を出て以来、帰国していなく、その時に持ってきた荷物全てを今日まで携行しています。

世界中を回るのに必要のない昔の日記帳や読書ノートの紙類などもたくさん入っています。紙の本など途中で捨てたものも多くありますが、それでもまだまだ荷物は多くあります。

また、日本を出てまず常夏の島に向かったため、冬服を持っていませんでした。ジョージアで冬服を購入したこともあり、逆に荷物は増える事態となってしまいました。

もちろん、自分で決めた以上、全て自分で受け止めなければなりません。そもそも帰国の決断をした時に、そのまま直接日本に帰れば良かったのです。

でも、僕の旅をしたいという気持ちや、最後に何か挑戦したいという野心が、僕を旅に向かわせました。

フィリピンで生活するために必要だった20kg超えの重いスーツケースを抱え、僕は今、北マケドニアにいます。

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また、荷物だけではありません。

この1週間半で長距離バスに5回、計70時間以上乗っていたり、毎日15000歩以上歩いていたり、肉体的にハードな状況が続き、かなり疲労感が溜まってきました。

昨日、ガタガタのバスに乗りなんとかオフリドに着いたものの、疲労感から休みたい気持ちも募っていました。

予定を詰め込みすぎたかもしれません。

今、この瞬間を楽しむ。

旅において一番大切なことを差し置いて、「疲労に打ち勝つ」といったガテン系な考えに変わっていました。

そろそろ休みを取らないと、体が持たないかも。

今年で29になる身体はかつてのようにすぐに回復しない、と感じるようになってきました。

健康で元気でいることが、旅にとっては一番大事なため、少しスケジュールを見直すことにしました。このオフリドの旅も当初は日帰りを計画していたものの、疲労感から1泊とすることにしました。

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昨晩は日本人の方とご一緒しました。この旅を始めて、人とご飯を食べるのは初めてです。

北マケドニアという国での生活について知れたり、キャリアのことなどを話せてとても良い時間でした。

しかし、僕自身の疲労感が徐々にピークに近づいており、どこかコミュニケーションが下手だと感じる部分もありました。

頭の回転が悪くなっていました。迷惑をかけていないか申し訳ない気持ちがあります。

今日、のんびり一日を過ごし、夕方にはガタガタのバスに乗り、首都のスコピエに戻ります。

明日は再びバスに乗って、コソボのプリシュティナに向かいます。

本当はプリシュティナでは1泊だけして次の目的地に向かうことを考えていましたが、宿を2泊取り、休養に充てることにしました。

外食も続いていたため、断食を挟んだり、健康的なものを意識したり、少しずつ改善していこうと思います。

1ヶ月間のひとり旅もまだまだ中盤です。

健康で元気に過ごせるように、自分と対話し、体調は整えていこうと思います。

それが今という瞬間を楽しむために一番大切なことだと思っています。




旅の様子はこちらにまとめています。

僕のことは以下の記事で紹介しています。

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それでは、また明日お会いしましょう!

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