人と上手く付き合っていくこと…。
手足を動かすことが自分で出来ない僕にとって、介助者の存在はとても大きく生活をしていく上で絶対に欠かせない存在であることは大前提として僕が思うことがあります。
もちろん、トイレをしたい・ご飯を食べたい・眠いから呼吸器をつけて欲しいということに対して正確に行動としてアウトプットしてくれる人が1番介助者としてはあるべき姿でお手本となりえる人だと思うと同時に、例えば8時間ずっと一緒に同じ空間にいる状態でこちらが話したことに対して「そうですね」「あっ、はい」とだけ返してくる人は僕の中ではそんなに求めていないです。
極端に言えば、介助技術がすごく下手な人でコミュニケーション能力が高い人と、介助技術がすごく上手な人でコミュニケーション能力が低い人であった場合に僕は前者の方が成長する伸びしろがあるのと一緒に居て楽だと感じます。
これはあくまでも僕の個人的な主観と意見であって、障害を持っている人の中では僕と反対の意見を持った人もいると理解しています。
ただ、これって障害を持った人の介助をする人にだけ求めることではなく、他の仕事や人間関係の場においても置き換えて考えることが出来るものだと僕は思っています。
突然ながら、得意・不得意は誰にでもあることで不得意なことを無理矢理得意にしろ!と言っているのではなく、僕が思う中での人と関わる上での最低限のエチケットというか持っていた方がよいスキルなのではないかと僕は考えています。
先週の木曜日に38度まで久しぶりに熱が出て、その後の3日間はほとんど何も出来ず1日の大半を寝て過ごしていました。
熱は1日で下がったのですが、高熱が出ることによって体力が削られてスタエフや作品づくりに向き合うことが出来ずそれがまたストレスに変わっていくという悪循環の中で相談者からのメッセージに対し返事をしたりして、なるべく完全にオフらないようにしていました。
そんな中でも作品づくりを手伝ってくれる人は見つかって、絵本の背景を描いてくれることになっていつまでに完成させるかや出来上がったものをどこで発表するかなどを布団の中で考えていました。
現在、僕が取り組んでいることは約6個あってそれらを全部自分で管理するのはムリだと思い、その中の1つを今回手伝ってくれる方に任せることにして途中の経過やこういった見せ方で進もうとしているという点は相談しながら取り組んでいくつもりです。
全てを1人で行うのはムリなのと、例え出来たとしても自己完結するのはMy Actionの今後を考えた時にあまりプラスにはならないと考えて、現在取り組んでいるプロジェクトの1つを任せることもやっていかないとMy Actionとしては進化していかないのではと思いました。
My Action=杉山健太郎の趣味ではなく、僕が中心となって様々な障害や病気を持っている人に手伝ってもらいながら歌や絵本や市町村への働きかけを行っていくことで”文化”として残していくことに本格的に向き合っていかなければならないのではと考えています。
自分なりにさまざまなコンテンツや発信媒体を使って、”自分から行動すれば、周りも変わる”を伝えているつもりではありますが、今のままでは自分がイメージしている僕以外の障害を持った人にお金を稼いでもらうシステムを作ることはまたまだ遠いと考えています。
ただ、今の位置から遠いだけで決して不可能なことではないと考えています。
先程も書いたように、全てのことを自分1人でやっていくには限界があって時間も限られているので上手く人を使うことに慣れていかなければならないと考えています。
その辺はこれからもっと行動しながら考えていくことになりそうなので、とにかく目の前のことをしっかりやりながら大切にお金を使っていくことが今まで以上に必要になってくると考えています。
毎日のように作品づくりやいろいろなことを見たりしている中で、日本が本当に他の国と比べて平和であると共に希望が少ない国だなと思います。
回転寿司のお皿にアルコールをかけたり、猫の胴体を切り刻んで捨てたりとすごくバカのことに時間を使っているなと思い、そんなことに時間を使うのであれば生きたくても生きられない人に自分の臓器を渡したり、僕のような障害を持っている人の介助をしたりすることで少しでも人や社会に役立つことに時間を使った方が圧倒的によいと僕は思います。
回転寿司にしても、恐らく自分が目立ちたいという欲求からくる行動なのではないかと僕は考えていて、本当に目立ちたいのであればスポーツやアートなど他の方法で人の心を良い意味で打つことにコミットすることでそれらを見ている人が感化されて、日本としても今よりは希望がある国へ変えていけるのではと思います。
当然その責任は政治にもあって、自分の言葉で説明する力を持った人がリーダーとなって私利私欲ではなくこの国が良くなるために、今の子供達が大人になった時に生活しやすい社会を作っていくにはどうしたら良いのかを考えられる人が日本のリーダーになって変えていくべきだと考えています。
それを期待していても何も変わらないと思うので、自分が出来ることをやっていくことで周りを変えていくことに時間と体力を使っていこうと僕は考えています。
My Action General producer・Performer Sugiyama.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?