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名探偵コナンのフィギュアコマ撮り!

こんにちは、篠原健太です。
コマ撮りアニメーションを作ったり、発信したりしています。

昨日、新しいフィギュアコマ撮り動画を発信しました。またたくさんの人に楽しんでいただけているようで良かったです!

15fps 準備と撮影で約5時間くらい。 S.H.Figuarts


毛利蘭の腹部の表面とスカートは弾力性のある素材でした。(材質に詳しくなくてすみません。)ポージングの自由度を高めるために選ばれた素材だと思うのですが、突き出し棒との固定をする時に普通の強力両面テープでは付かない素材です。しかし、塩ビ用の両面テープで付けることができました!

質問いただきました。

最初の蘭の足のコツコツの動きは一回分をループ使用しています。その間のコナンは別の動きをしているのですが、二人は別素材として単体でアニメートしています。
コマ撮りも、バレ消しや合成編集することを前提としている時は、作業の効率を良くするために別撮りすることもあります。

蘭の足のコツコツ、ループ素材

コナンの素材

この二つを編集で必要なところだけガッチャンコすれば、蘭の足のコツコツする動きをコナンが動いている間、動かし続けなくて済みます。

Adobe After Effectsで合成

2Dアニメのセルやレイヤーと同じです。ただ気をつけることは、別撮りする人形同士が動きの中で重なってしまう(被り)と合成する時に切り抜きが大変になることです。(背景と人形を一緒に撮影する場合)

今回も蘭の後ろ回し蹴り以降は、蘭、柱、コナンは一緒に撮っています。

フィギュアコマ撮りの醍醐味

蘭の後ろ回し蹴りのアニメートに一番時間をかけています。棒立ちの姿勢から振り返って蹴りに繋げるのですが、重心移動・回転の軸・手足の位置・固い髪の毛と一体化した頭の動き・そしてシルエットの美しさを全部クリアしながら自然に見えるように気をつけました。とても手間のかかることなので、例えば極端に緩急をつけてデフォルメしてあげれば、手間を減らせてそれなりに見える画にもできます。しかし、フィギュアが生きているように動くことにフィギュアコマ撮りの醍醐味があると考えるとあまり僕はやらなかったりします。

つづく


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