ChatGPTと会話をしよう!検索エンジンとの違いに注目
こんにちは棚橋です。
最近、多くの人々がChatGPTを使っているかもしれませんが、実際にはまだまだ正しく使いこなせていない人が多い印象です。
多くの人がChatGPTを検索エンジンのように使ってしまうのはなぜでしょうか。ChatGPTは検索エンジンではありません。
ChatGPTは、単なる検索エンジンとは異なり、会話を通じて能力を発揮する対話型AIなのです。
よく聞くのは、調べたいことがあってChatGPTに質問してみたら全然見当違いの内容が返ってきて使うのをやめてしまった事例です。
これは非常にもったいないです。ChatGPTを正しく使いこなせれば、業務効率化やアイディア出し、ブログ記事の執筆などさまざまなことに役立てることができます。
この記事ではどのようにChatGPTを使えばよいのか。基本的なスタンスについてお話します。
ChatGPTの仕組み
ChatGPTの仕組みを簡単に説明します。
ChatGPTは、確率的な予測に基づいて文字を繋げて文章を生成します。以下にその仕組みを示します。
入力文:ChatGPTに与えられるテキストデータ(入力文)を示します。
入力文: "今日の天気は晴れです"
トークン化:ChatGPTは、入力文を細かい単位に分割し、トークンと呼ばれる単語や文字の塊に分けます。
トークン化: ["今日", "の", "天気", "は", "晴れ", "です"]
トークンの予測:ChatGPTは、各トークンが次に続く最も確率的に正しいトークンを予測します。この予測は、トレーニングデータから学習した統計的なモデルに基づいて行われます。
トークンの予測: ["の", "天気", "は", "晴れ", "です", "。"]
トークンの選択:ChatGPTは、予測されたトークンの中から確率的に選択し、次のトークンとして繋げます。
トークンの選択: "の"
文章の生成:ChatGPTは、選択されたトークンを元に次々とトークンを生成し、文章を形成していきます。この過程を繰り返すことで、より長い文章が生成されます。
文章の生成: "今日の天気は晴れです。"
ChatGPTは大量のトレーニングデータをもとに確率的な予測を行い、それに基づいて文章を生成します。
この仕組みにより、自然な文体や意味のある文章が生成されることが可能となっています。
要するに、ChatGPTは、大量のデータから確率的な予測を行い、それを基に文章を生成するAIです。これは検索エンジンとは異なるアプローチです。
ChatGPTと検索エンジンの主な違い
検索エンジンとの違いも見ていきましょう。
検索エンジン:キーワードを入力して関連する情報を返す役割を果たす
・キーワードに基づいて情報を提供する。
・検索結果はリスト形式で表示され、ユーザーが選択する形式となる。
・関連情報を提供するが、対話や成長といった要素は持たない。
ChatGPT:人間との対話を通じて学習し、成長していくことができる
・会話を通じて対話的な応答やアドバイスを提供する。
・ユーザーとの対話によって学習し成長する。
・個別のニーズや好みに合わせたカスタマイズされた回答を提供する。
・統計的な予測に基づいて文章を生成し、自然な表現が可能。
つまり、検索エンジンはキーワードに基づいた情報のリストを提供しますが、ChatGPTは対話的なコミュニケーションを通じて成長し、ユーザーに対してより個別化された回答やアドバイスを提供することができます。
なぜ会話が重要なのか?
では、なぜ会話がChatGPTにとって重要なのでしょうか?
まず第一に、会話によってChatGPTはユーザーの疑問や問題をより深く理解することができます。
単なる情報提供以上に、ユーザーとの対話によって具体的なニーズや好みを把握し、より適切な回答やアドバイスを提供することができるのです。
さらに、会話は新たな知識や洞察をもたらす場でもあります。ChatGPTは、対話を通じてさまざまなトピックやアイデアに触れることで自らを成長させます。
ユーザーとの対話によって、ChatGPTは新たな情報や視点を獲得し、より高度な応答が可能になるのです。
一方の検索エンジンは、あくまでキーワードに基づいた情報検索が主な機能です。関連情報を提供することはできますが、対話や成長といった要素は持ちません。ChatGPTは会話を通じて進化することで、より柔軟でパーソナライズされた対応が可能となります。
ChatGPTと会話することの威力を証明します
ChatGPTを最大限に活用するためには、会話を重視し、対話の中で自由に質問をしたり意見を交換したりすることが重要です。
ChatGPTで実際にどんなことができるのか試してみました。今回はnoteの記事をChatGPTを使って完成させるというテーマで会話してみます。
①noteの記事を書いてもらう
②タイトルを考えてもらう
③Twitterの宣伝分を考えてもらう
いかかでしょうか?このようにChatGPTと対話を繰り返すことであっという間にnoteの記事が完成しました。実際には自分の言葉を入力しながら記事の濃度を高めていきます。それでも0から考えるよりは断然楽ですよね。
まとめ
ChatGPTは検索エンジンではない:ChatGPTは、対話型AIであり、単なるキーワードに基づいた情報提供ではありません。会話を通じて成長し、よりパーソナライズされた回答やアドバイスを提供する能力を持っています。
対話を重視する:会話を通じてChatGPTとやり取りすることで、ユーザーの疑問や問題を深く理解し、より適切な回答やアドバイスを得ることができます。また、対話はChatGPT自体の成長と新たな知識の獲得にもつながります。
自由に質問や意見を交換する:ChatGPTとの対話では、自由に質問をしたり意見を交換したりすることが重要です。これによって、より豊富な情報や視点を得ることができます。
カスタマイズされた回答を期待する:ChatGPTは、ユーザーのニーズや好みに合わせたカスタマイズされた回答を提供することができます。対話を通じてChatGPTに自分の要件や好みを伝えることで、より適切な回答を期待することができます。
文章生成の過程を理解する:ChatGPTは、トークン化と確率的な予測に基づいて文章を生成します。その過程を理解することで、より効果的にChatGPTを活用できます。
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