見出し画像

【疑問】なんでエホバ2世として“マインドコントロール”されてしまったの?

元気ですか?
ケンタです。

文章書くって、楽しいですね。

すごく個人的なことですが、会話や文章で、言葉選びがすてきな方に出会うとうれしくなります。

そもそもボキャブラリーの豊かな方や、それでも気取った感じがせず、おしゃれに言葉をあやつれる方、

もしくは、ほしがっているタイミングでぴったりの言葉を差し出せる方。

私もそうでありたいなあ、なんて。


前回のnoteはこちらからどうぞ↓


今回も私の実体験によかったらお付き合いください。
温かいコーヒーをおともに、ごゆっくりどうぞ。

夕方を過ぎていたら、ココアやホットミルクもいいですね…

16時以降はカフェインは控えめに~




「やめたいのに、やめられない」―マインドコントロールってこういうこと

さて

もしあなたが「カルト宗教」というものに関わってこられなかった方であれば、素朴に疑問ですよね。

“イヤならやめればよくない?”

とか

“普通に考えれば、おかしいなって思うもんじゃない?”

とか。


その通りです。ほんとに。

ただ、どうか、やめたいけどやめられなくて悩んでいる方が近くにいたら、そういった正論は、禁句にしてくださいね。

そして、もしあなたが教団内にいる方であれば、共感してもらえるんじゃないかなあ。

やめられない、抜け出せないのって、もちろん理由があります。

マインドコントロールって言われたりもしますね。

人をあやつるという意味で言うと、うまくできてるなあなんて感心したりもしました。


【実体験】マインドコントロールの手法

〇やめたいときにやめられない(真っ当な出口がない)

〇教団に身をささげる以外の、生き方の選択肢を狭めさせられる

こういった特徴があるから、カルトはカルトであり、エホバはカルトど真ん中であるわけです。


一度入ると最後? 真っ当な出口がない

やめたいときにやめられません。

正式にエホバの証人となると、正式に脱会するにはおもに2つの方法のみ。

排斥措置になるか、断絶するかです。

①排斥

…いわゆる破門。

禁忌とされることを行い、反省の態度が見られない、もしくはあまりにも罪が重いとされたときに、組織側から言い渡される。

例)結婚関係外の性交渉、喫煙、輸血


②断絶

…断絶届を提出。

こちら側から教団との絶縁を申し出ること。


排斥にせよ断絶にせよ、信者(家族も含む)とは、会話はおろかあいさつを交わすことさえ禁止されます。


家族や友人が内部にいたら…

それをすべて捨てる覚悟がないと、脱会に踏み切ることはできないってことです。


生き方の選択肢を狭めさせられる

さらにさらに、主に3つじゃないかと思います。

  1. 教団組織外との交流の制限、禁止(外界との遮断)

  2. 教団組織内での密告(監視社会)

  3. 教団外の世界に対して恐怖心を植え付ける(情報統制、操作)

 学校、職場、友達作り…
そこでは必要最低限だけひとと接するように教育を受けました。

悪い影響を受けるから、ってことですね。

当時の友人は、信者ばっかり。
旅行先で王国会館(教会のようなもの)を見つけ記念撮影。
染まりすぎてる。

もし羽目を外しているところを誰か信者にみられると…

密告されます(本当はまず当人に事実確認することになっています)。

当人が正しい道に立ち返るように、ということらしいです。


そして後述しますが、世の中は悪魔が支配していて、悪い場所だ、怖い場所だと教え込まれます。

教団から抜け出すと、誰も親切にしてくれないし犯罪に遭うし、怖いところよ…

と刷り込むわけです。


考える力を失わせる教理

そういった組織体制にくわえて、教団の教理が、がっちりマインドコントロールしていきます。


すこしだけ、簡単に説明すると、エホバの証人とは…

〇キリスト教・プロテスタント系の新興宗教。

「エホバ」という神を唯一神として崇拝
 「イエス」は神の子であり、崇拝の対象ではない

〇エホバに喜ばれることだけが正しいこと。
 正しい人だけが、死んだ後に生き返り、楽園となった世界で永遠に生きる

〇エホバに喜ばれることって?
 ・エホバの証人として模範的であること
 ・教典(聖書)をよく読むこと
 ・布教活動(奉仕)に定期的に参加すること
 ・祈りを定期的に行うこと
 ・エホバが嫌われることは決してしないこと

〇悪い天使「サタン」がおり、そのせいで、世の中とそこにいる人たちは悪い

〇サタンと、エホバの証人以外の悪い人たちは、将来ハルマゲドンが起こった時に滅ぼされる


こんなことを教えています。

つまり、

私たちが信じる神さまと、教団組織が絶対正しい!

それ以外のひとたちはだまされていて、まちがっている!

というわけです。


詳しいエホバの証人という教団の歴史や教理、指摘されている矛盾点やこれまでの問題等…

それについては次回以降か、ほかの先輩ブロガーの方々にお譲り。

ここはあくまで、私の経験や考えをまとめる場にさせていただきますね。


以下、ご参考にしていただければ↓


ここまでわかっていただけると、なんとなくお察しのいい方、

おわかりいただけるかもしれないですね。


生まれた瞬間からこういった教育をみっちり受けるとどうなるか。

孤独感や無力感をかかえた、純粋で、ちょっとばかりだまされやすい人にできた心の隙間に、こういった教えが入るとどうなるか。


「これが絶対正しいのよ」

「聖書や組織(教団)の言っていることさえやっていればいいのよ」

「そうしていれば神様も、わたしたちもずっと一緒よ」

「でも言いつけ守れないのはサタンだから縁を切るわよ」

“信仰の仲間”を得るのと引き換えに、

自分で考える力、生き方を主体的に選ぶ力、批判的思考を一気に失います。


エホバの証人って、愚民政策

・出口をなくす

‣情報、外界とのつながりを制限する

・思考力を奪う

・言う通りにしないことへの恐怖心を植え付ける


あれ、これって、

まんま某お隣の北の国みたいじゃないですか?

Photo: Eric LAFFORGUE / Gamma-Rapho / Getty Images
上:北の国のプロパガンダポスター
下:エホバの証人の書籍より
これもう見分けつかねえな

確かに思い返すと、批判的な意見にはアレルギー反応を起こして耳をふさぎ、自分の頭で深く考えようとしない方が多かったイメージがあります。

もちろんおだやかで、やさしい方も多かったですけどね。


さいごに

なぜ、2世は悩んでしまうのか、

やめたいと思った人がやめられないのか、

なんとなくご理解いただけていたらうれしいです。


また、もしあなたが内部にいるとしたら、共感してくれる部分があれば、

もしくは、感じているモヤモヤを言語化する助けになっていたら、とってもうれしいです。


今日はこのへんで。

また次のnoteでお会いしましょう。
それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?