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Law vs Legal System

2024年3月15日 宍戸健

本日は2023年10月のBSV BitcoinのYouTubeに登場しLawとLegal Systemの違いについて説明してくれた、ダブリン大学元教授のDolores Chahillさん、Chahill教授は専門が免疫学だそうですが、法学やスタートアップ投資も長い経験があるそうです。ビットコインも2011年から研究してきたそうです。クレイグ博士が裁判で直面するであろう法律の問題について翻訳します。世の中の闇はかなり深そうですね。

「皆さんこんにちは。お招きいただきありがとうございます。クレイグさんの知識には敬服しています。私は2011年頃からブロックチェーンについて研究し、講義でも取り上げてきました。2011年に調べた際、ビットコインの初期の設計である証明書と、合法的な取引と個人データやマネーの移動時のプライバシーを重んじる点に気づきました。これらは全て法の質と一致するのです。

法は名誉を重んじ、他人の権利の侵害を避けることです。そして、ライフ、移動の自由、言論の自由といった、人間に生来備わる権利は決して剥奪されません。所有権とプライバシーの権利も同様です。ビットコインのピア・ツー・ピアの取引はこれらの権利を体現しています。

プライバシーは人権の一つです。昔の人々は、金銭やデータがプライバシーの権利に属することを知っていました。1月15日に控えたCOPAとの裁判に関して、法(Law)と法制度(Legal System)の違いを理解することが重要です。法(Law)は生きている人間に適用され、法制度(Legal System)は法人や企業に適用されるのです。

クレイグさんは自身の知的所有権を主張する権利があります。しかし、弁護士は法制度(Legal System)の中でしか動けません。法(Law)と法制度(Legal System)は異なるのです。クレイグさん自身が法と法制度の違いを理解する必要があります。

彼は法学の学位を持っていますが、法は生きている人間に適用されるということを肝に銘じる必要があります。つまり、クレイグさん自身が生きている人間として権利を主張しなければなりません。しかし、雇った弁護士らは法制度(Legal System)の中でしか動けません。彼らはミスター・クレイグ・ライトやドクター・クレイグ・ライトという法的肩書しか扱えません。

弁護士や裁判官を装う人々は、実は私的企業(British Accreditation Registrar, BAR協会)の代理人(Agent)として働いているのです。彼らは決して生きている人間の権利を主張することはできません。クレイグ・ライト法人や法的フィクションとしてのクレイグしか認めません。そして、法的フィクションには所有権はありません。法制度は所有権を隠蔽し、曖昧にするのです。

クレイグさんはこれを理解する必要があります。弁護士として雇った人々がBAR協会の代理人であれば、彼らは法を主張することはできません。なぜなら、彼らは企業に二重に宣誓しているからです。

法に精通する人々にとっても、「法(Law) vs. 法制度(Legal System)」の違いは分かりづらいかもしれません。法は生きている人間に適用され、法制度(Legal System)は法人や企業に適用されます。クレイグさんは、ロイヤルタイトル(Mr, Drなど)ではなく自身の名前で出頭し、法的権利を主張すべきです。

裁判所の建物に身を置く人々は、全員同じ私企業のために働いているのです。法に精通していても、その言語である英語が通用しません。裁判官を装った人物は、クレイグが話すことを考慮しないでしょう。つまり、クレイグは決して法的権利を主張できないのです。

私の知人で医療従事者の例もあります。法の下では、医師や看護師は患者の生命を守る義務があります。しかし法制度は医療分野にまで浸透しています。医師には、BAR協会の代理人としての役割があります。代理人はBAR協会の規則に従わなければならず、インフォームドコンセントを得たり、ビタミン剤を処方したりすることができません。

たとえ何日間もの証拠が積み上げられても、裁判官を装った人物は「医師はBAR協会の代理人なので、規則に従わなければならない」と述べるでしょう。医師は法的フィクションとみなされ、権利を持たないと判断されてしまうのです。

私も過去に、こうした事例を目の当たりにしてきました。弁護士に雇われていても、裁判官役の人物から「医師はバー協会の代理人だから規則に従え」と言われてしまいます。弁護士らに守られている様子でも、最終的には医師の権利が否定されてしまうのです。

クレイグさんの裁判でも同様の事態が起こる可能性があります。彼が自身を「人間のクレイグ」と主張しても、裁判所は法的フィクションとしてのクレイグとしか見なさないかもしれません。」

以下がインタビューです。


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