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【絶対マスターしよう🌈】日商簿記2級における重要論点のひとつである”減価償却”の方法とその計算🔥:エッセンシャル会計学 No.25

今回のテーマは、有形固定資産の減価償却です🔥
減価償却は日商簿記3級において最重要論点の1つでした。
日商簿記2級においてもその位置づけは変わらないなと感じています💛

そして、より高度な方法で「減価償却費」などを求めていくことになりますのでしっかりと学習していくことにしましょう!!

会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています。

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

お復習い:減価償却とは??

土地と建設仮勘定以外の有形固定資産は、使用したり時が経過したりすることで 価値が減少していきます。
例えば、車両🚗です。新品で購入した際は、ピカピカであった車🚗✨も1年使っただけで雨に濡れたり、傷ついたりなどによって、その本来の価値は低減しているのではないでしょうか?💦

このような現象に対して、減価償却はその実態を会計帳簿に反映させるために重要な手続きであると言えるでしょう。
具体的には、減価した金額について「減価償却費」勘定(費用)を計上し、 固定資産の金額を減額させていくことで対応します📝

$$
\\(借)減価償却費:××× 貸:減価償却累計額:×××\\
$$

なお、減価償却の記帳方法(仕訳の方法)には「直接控除方式(直接法)」と「間接控除方式(間接法)」の2つがあります。
直接法とは「建物」勘定など固定資産の勘定科目を直接減少させる方法です。
対して、間接法とは「減価償却累計額」勘定(資産の控除項目)を用いて記帳する方法となります📝
間接法のメリットは、取得価格が残り続けることにあると思います。加えて、実務上でも間接法が一般的と言われていますので、検定試験でも間接法が頻出である点を覚えておきましょう💛

減価償却方法🌟

日商簿記3級では、減価償却費を耐用年数にわたって均等配分する方法である「定額法」について学習しました。
しかし、実際のところ、減価する額が毎期一定額になるとは限りませんね📝
そこで、減価のパターンに合わせて、減価償却方法には、新たに2つのアプローチ(定率法、生産高比例法)があります。
なお、試験上は、減価償却方法が問題文に書いてありますから、その指示に従って計算していきましょう📝

定額法:日商簿記3級のお復習い

定額法による減価償却費の算出は、以下の式の通りです。

$$
\\減価償却費=(取得原価-残存価格)÷耐用年数(n年)
$$

このように、毎期一定額ずつ減価することを捉えているからこそ、定額法となるのです。

定率法による減価償却費の計上🌟

定率法は、年数が経過するにつれて減価償却費が小さくなるように減価償却費を算定する方法です。
具体的には、固定資産の帳簿価額(未償却残高)に一定の償却率を乗じて算定します📝
※次回、200%定率法など、諸論点で一定の償却率について言及します🙏

$$
\\定率法\\
減価償却費=期首時点の帳簿価額×一定率\\     \\期首時点の帳簿価額=取得原価-期首減価償却累計額\\
一定率:問題の指示によって異なる
$$

このように定率法では、帳簿価額に一定率をかけて減価償却費を算定することになります。

そして、帳簿価額は、減価償却費の分だけ毎期減少していきますから、結果として減価償却費の額も減っていくことになるのです🌟
なお、会計期間の途中で取得した場合、定額法と同様に、月割計算により当期の 減価償却費を計算します📝

生産高比例法のポイント

生産高比例法とは、固定資産の利用度合いに比例して減価償却費の金額を算定する方法です。

生産高比例法は総利用可能量が把握できる資産にのみ適用できます。 具体的には、自動車や航空機など一部の固定資産に限られます。
そもそも、建物や備品は総利用可能量を把握することは困難ですよね📝

$$
\\生産高比例法\\   \\
減価償却費=(取得原価-残存価額)×\frac{当期利用量}{総利用可能量}
$$

ただし、生産高比例法では、会計期間の途中で取得した場合においても月割計算は実施しない点に留意します。
それは、そもそも生産高比例法というアプローチは、利用期間ではなく、その資産の利用度合いによって減価償却費を計上する方法だからです📝

以下では、定額法と生産高比例法について例題を解きながら、今回のインプットを活かしていきましょう🔥

次の資料に基づき、決算整理仕訳を示しなさい。なお、減価償却の記帳方法は 間接法による。
⑴備品(決算整理前残高は備品50,000円、減価償却累計額14,000円)について、定率法に基づき減価償却を行う。なお、償却率は0.200である。

⑵車両(決算整理前残高は車両100,000円、減価償却累計額50,000円)につ いて、生産高比例法、残存価額ゼロに基づき減価償却を行う。なお、可能走行距離は100,000km、当期の走行距離は30,000kmである。

$$
\\解答\\
(1):生産高比例法\\
\begin{matrix}\\借方:金額 &貸方:金額\\減価償却費:7,200 & 減価償却累計額:7,200    \end{matrix}\\      \\減価償却費=(50,000-14,000)×0.200\\     \\プラスα:2年目の減価償却費の計上\\\begin{matrix}\\借方:金額 &貸方:金額\\減価償却費:5,760 & 減価償却累計額:5,760    \end{matrix}\\     \\減価償却費=(50,000-14,000-7,200)×0.200
$$

$$
\\(2)生産高比例法
\\\begin{matrix}\\借方:金額 &貸方:金額\\減価償却費:30,000 & 減価償却累計額:30,000    \end{matrix}\\     \\減価償却費=100,000×\frac{30,000}{100,000}=30,000
$$

本日の解説は、ここまでとします📝
定額法:減価償却費=(取得原価-残存価額)÷耐用年数
定率法:減価償却費=期首時点の帳簿価額×償却率
生産高比例法:減価償却費=(取得原価-残存価額)×当期利用量/総利用可能量
という3つのアプローチそれぞれによる減価償却費の算出式をしっかりインプットしておきましょう!

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお参考資料は以下の通りです。

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こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです。

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今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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