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【部門別原価計算 Part①】製品原価の正確な計算や原価管理を目的とする部門別計算✨:エッセンシャル会計学 No.63

今回から「部門別計算」について学習します📚
これは、原価計算の第2ステップにあたる
製造間接費の配賦に該当します!

これまでの計算は、費目別計算として
工場で発生した製造間接費を
集計し、配賦していましたね👀

しかし、これから学ぶ「部門別計算」では
より正確な製品原価の計算や原価管理のため
工場全体で発生した製造間接費を部門別に
分けて配賦計算
を行っていきます!

「部門別計算」も工業簿記の試験で出題される
論点
ですので、しっかり学習していきましょう💖


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての
基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソン
にとって重要であると感じています。

私が今後、定期的に投稿していく
【エッセンシャル会計学シリーズ】では
会計業務の重要性から経理や財務の役割まで
私が勉強したことをわかりやすく
アウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や
財務業務の目的、簿記の種類と特徴に
ついても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な
目標として
勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や
経営判断の基盤となる知識を身につけるため
最後まで、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

部門別計算の概要🏭

部門別計算とは、製造間接費の配賦計算を、作業の性質や責任に基づき設定した部門ごとに行うことです。

製造間接費の配賦計算は既に学習しましたが、一般的に、工場の規模が大きくなりますと、部門別計算という形で、この配賦計算をより細かく実施していくそうです。
その理由は、部門別計算によって①正確な製品原価の計算、②原価管理という2つの目的を達成するためです✨

「部門別計算」を実施する際に、作業の性質に基づき設定された部門ごとに適した配賦率(部門配賦率) や配賦基準を用いて、製造間接費を配賦計算することで、より正確な製品原価の計算を行うことが可能です。
加えて、部門ごとに原価を集計するため、部門ごとに原価の予算と実績を比較することができます!
この結果、責任の所在が明らかになり、有効な原価管理を行うことも可能になると言えるでしょう💖

原価部門の分類👍

原価部門とは、部門別計算を行うために、作業の性質に基づいて製造間接費を集計する区分のことです。
そして、原価部門は、その作業が製品を製造するために直接的なものか否かにより、①製造部門と②補助部門とに区分されます📝

①製造部門
製造部門とは、製品の加工や組み立て等、直接に製造作業が行われる部門が該当します。
例:切削部門、組立部門、塗装部門、仕上部門など

②補助部門
補助部門とは、直接に製造作業を行うのではなく、製造部門に対してサービスを提供する部門です。
例:動力部門、修繕部門、運搬部門、検査部門など

部門別計算の基礎問題🍀

以下のデータをもとに、部門別配賦率を用いて各製品の配賦額を算定しなさい。
なお、製造間接費は直接作業時間を基準に各製品に配賦している。

$$
\\部門別計算の基礎\\\begin{matrix}\\&切削部門&組立部門&合計\\製品A&30時間&20時間&50時間\\製品B&20時間&30時間&50時間\\合計& 50時間&50時間&100時間\\  \end{matrix}\\     \\切削部門費:50,000円\\組立部門費:100,000
$$

解答:部門別計算による製造間接費の配賦
製品A=70,000円
製品B=80,000円

切削部門配賦率:50,000円÷50時間=@1,000円
組立部門配賦率:100,000円÷50時間=@2,000円

製品A配賦額:1,000円×30時間+2,000×20時間
製品B配賦額:1,000円×20時間+2,000×30時間

このような計算手順で、各製品に配賦された製造間接費を導出していくのです。

本日の解説はここまでとします!
このような概要を踏まえて、次回は具体的な「部門別計算の計算手続」について考えて行くことにしましょう🔥

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していれば
いいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけ
ではなく、営業や管理職経営全般まで、会社に
所属している全て人にとって必須の知識である
と考えているからです!

おそらく、ほとんどすべての会社は
営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し
事業活動を行い、会社は成長していくことを
本質的な目的にしていること
でしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上
利益の出る仕組み、お金の流れを確実に理解
しておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や
予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も
全て会計が関係しているのです。

また営業の売上は経理が処理をし、会社の利益が
いくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどの
インパクトをもたらしているのかを把握でき
予算の作成においても精緻に行えるようになる
と言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく
思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば
将来的に経営者の視点を手に入れることができる
と思いますので、新規プロジェクトに
アサインされたり、昇格のきっかけにも
なり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」
を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを
考えていきたいですよね!

この知識があるのとないとでは、今後の仕事が
大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材と
いうのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば
英語も交えて知識をつけると、今後ますます
活躍できるフィールドが広がっていくと
考えていますので、グローバルスタンダードにも
挑戦していくことにしましょう🔥

なお、参考資料は以下の通りです。

おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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