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【原価計算とは?✨】工業簿記の基礎について、一緒に学んでいきましょう🏭:エッセンシャル会計学 No.50

今回から「工業簿記」について学習していきます💛

日商簿記2級の配点において、商業簿記(配点60点)工業簿記(配点40点)とされています。

したがって、これから学習していく工業簿記も試験合格においてとても大切なパートとなってきます📝

まずは、工業簿記の基礎を整理していくことにしましょう✨

会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています。

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!

一緒にビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識をインプットしていきましょう!
ぜひ、最後までお読みください💖

前回のお復習い📑

工業簿記の基礎🏭

まずは、工業簿記の概要をインプットしましょう!
そのためには、商業簿記と工業簿記との違いを理解する必要があると思います。

そもそも、商業簿記は、仕入先から商品を購入し、その商品を得意先へ販売する商品売買業 (「他社から仕入れたものを売る」事業など)において用いられる簿記でした。
これに対して、これから学習する工業簿記は、仕入先から材料を購入し、工場で加 工を行うことで製品を製造し、その製品を得意先へ販売する製造業(「自ら作ったものを売る」事業)で用いられる簿記です。

このため、工業簿記では、製造(加工)という活動が加わります。
このような当該活動を記録・集計し、製品を製造するためにいくらかかったのか?を把握する必要が生じる点で、商業簿記とは異なっているのです。

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\\商業簿記のイメージ\\【仕入先】-(購買活動:商品の仕入)\\⇒【当社:商品売買業】\\-(販売活動:商品の販売)⇒【得意先】\\
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\\工業簿記のイメージ\\
【仕入先】-購買活動(材料の購入等)\\⇒【当社:製造業】⇆【工場🏭】(製造活動)\\-販売活動(製品の販売)⇒【得意先】
$$

このようなイメージをしていただいて、どこの取引きを対象としているのか?という点をご理解いただければ幸いです。

原価計算の目的

原価計算とは、工場での製造活動の結果、製品の製造に要した費用である製造原価を計算する手続のことです。
なお対象となる会社は、製造業に従事していますので、自社で工場を有し製品を製造しています。このため、販売した製品を製造するのにいくらかかったのかを計算する必要があります。
※商業簿記では販売する商品をいくらで仕入れたのかは明確に把握することはできましたね📝

このように製造業においては、原価計算によって原価を計算した後、それを工業簿記として帳簿に記録し、その結果を財務諸表により報告するのです。
よって、工業簿記は原価計算を行わなければ、帳簿に記録する金額が算定できませんから、商業簿記と工業簿記は密接な関係にあると言えるのです💛

原価計算の目的💻

原価計算(製品の製造に要した費用である製造原価を計算する手続のこと)の主な目的は財務諸表の作成にあると思います。

その他いくつかの目的もありますが、やはり財務諸表の作成がメインでしょう。
なぜならば、たとえ製品を販売したとしても、その製品原価が分からなければ、損益計算書の売上原価の金額や、貸借対照表の材料、仕掛品(製造途中の未完成品)、製品(完成品)等の棚卸資産の金額をいくらにすればよいのかが不明になってしまうからです💦

このため、会計の大きな目的のひとつである適切な財務諸表の作成を達成するために、原価計算をする必要があることを覚えておきましょう!

原価とは??🌽

製造業において発生する費用は、まず、原価として集計するものと、原価には含めない非原価項目とに分類されます。📝

まず、原価として集計するものは、製造原価と販売費及び一般管理費です。ここで、製造原価とは、製品の製造のためにかかった費用です。
また、販売費は、製品を販売するためにかかった費用、一般管理費は企業全般の管理のためにかかった費用であることを認識しておいてください。

これらの一方で、非原価項目に該当するものは、上記の製造、販売、管理活動以外で発生した費用(支払利息など)や、異常な原因により生じた製造原価となります。
そして、非原価項目は、損益計算書の営業外費用および特別損失に計上します!
※キーワード:「利息は営業外」

そして、総原価は、製造原価に販売費及び一般管理費を加えた費用となり、売上高から総原価を控除して利益を算定していくことになるのです。

それでは、簡単なエクササイズとして原価の分類について理解しましょう!

$$
\\原価の分類\\
【製造原価】\\
製品の原材料、工場の工員賃金、工場の水道光熱費など\\     \\【一般管理費】
本社職員の給料、本社の水道光熱費など\\【販売費】広告宣伝費など\\     \\【非原価項目】支払利息など、それ以外の費用
$$

このような基礎事項を含めて、工業簿記について一緒に学習していきましょう💛
本日の解説はここまでとします!
日商簿記2級の取得を目指して、精進していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお、参考資料は以下の通りです。

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです。

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
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だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥


今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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