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「流れに従って生きる」ー仙台スタート編ーACT62:岩手へ戻る「流れ」が加速し始める②

私が、早く岩手に戻るべきか・・3人のお客様の家づくりにうまく進んでから戻るべきか・・悩み始めたとき・・


突然、数年ぶりに東京で設計事務所をしているウッチーさんから電話があったのです。
 ウッチーさんは、私の先輩で以前に登場してましたが、私が初めて高断熱高気密住宅(ウッチーさんのご両親さま宅)に携わることが出来た恩人でもありました。



 その後、5年くらい東京で設計事務所をしていたのでした。
 



(ウッチーさんの経歴は、仙台生まれ、仙台育ち、仙台の大学、
東京の大学院、東京で勤務・・です。)




 ウッチーさんからの突然の電話内容はこうでした。
 



ウッチーさん 「白鳥君、僕ねぇ・・今度、岩手に行くことになったよ!」
 



私 「え!?何で岩手ですか!?」
 



ウッチーさん 「岩手県立大学の講師にならないかって誘いがあったんだ。いろいろ考えて岩手に行くことにしたよ。」
 




あまりのタイミングの良すぎる突然の内容に・・


私は・・



私 「そうですかぁ・・。これも流れなのかなぁ・・」



 

ウッチーさん 「何?岩手に戻ろうと考えているの?」
 



ウッチーさんは、以前から私の「流れ」という不思議な出来事を何度か見ているので、すぐ理解したようでした。
 


私 「何となく・・そうなんですよねぇ・・。」
 


ウッチーさん 「E氏とは、合わなかったんだ。」
 


 ウッチーさんには、以前にE氏に会ってもらっていましたが、
ウッチーさんのE氏に対する印象もかなり悪かったのです。
 
 


私 「それもありますし・・、実は岩手の彼女の実家で家を建ててくれという話が降って沸いてきたんですよ」
 



ウッチーさん 「まぁ何となく・・、寒研(寒地住宅研究所)の本間さんも岩手に来るみたいだし、磁力は岩手に向いている感じはするね・・。」
 
 




仙台に未練があるもう一つの理由




ん~。私はますます悩みました。
 



 
 仙台の3人のお客様を手がけてから退社・・にはもうひとつ理由があったのです。
 それは、私には仙台にいるうちに恩を返しておかなければならない人がいたということでした。
 


 大工さんです。
 


 仙台に居たときにお世話になったT大工さんなのですが、私に多大な期待をかけてくれた人なのでした。

 岩手の会社に行くときも「白鳥さんはいずれ独立する人間なんだから、仙台に戻ってきたらいつでも手伝うから」と、その後もちょこちょこ連絡を取り合い、私が仙台に戻ってくるのを待ってくれていました。

 T大工さんは大手ハウスメーカーの下請けで、最近はもっぱらツーバイフォー工法の現場が多く、軸組みをやりたいという事も言っていました。

 そんな事情もあり、せっかく仙台に戻ってきたのだから、1つくらいは仕事をいっしょにしたかったのです。
 




私は悩みに悩んで・・T大工さんに相談に行くことにしました。







事実は小説よりも奇なり。




お天道様は見ています。




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