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「流れに従って生きる」ー仙台スタート編ーACT60:仙台での初めてのお客様

E氏とは早く別れようと心に思いつつも、
そのタイミングは「流れに従おう」といういつもの感覚で、
私はすぐには行動に移さず、
しかしアンテナは いつも以上に感度を上げながらの日々を送っていました。



 その後、私たちは新しい受注を模索すべく、仙台の展示場 兼 事務所で4月に初めての見学会を行いました。
新聞折り込みチラシを入れての見学会だったので、力を入れた見学会でした。


 なんと、その見学会でいきなり3組の見込みあるお客さまを見つけることができたのです。



 これは幸先良いなぁ・・とも感じましたが、
別の見方をすると・・不思議な感覚も受けた3人のお客様でした。
  


・・というのは・・
 





不思議な縁の3組のお客様


 1組目のお客様は、見学会とは関係なく、実は私が仙台のN建設に居たときに建てたお客様(OBさま)のご紹介の方でした。

 事前に電話で連絡があり、「たまたま今度見学会しますので来てください」とお話したお客様でした。
 


 2組目は、純粋に展示場でのお客様だった・・といえばそうなのですが、このお客様も強烈に不思議な縁なのです
(今後、何度か登場してくるのでWGさまとしておきます)。



 みんなで見学会の会場準備をしているとき、
牧田は自己流で「目を引く立て看板」を作って、
展示場のそばに設置していたのです。



 それを見たE氏は「あいつ、なにやってるんだ?効果のなさそうな仕事して・・」と馬鹿にするように言っていました。


 しかし、その2組目のお客様(WG様)は新聞折込チラシを見ておらず、たまたま牧田が設置した立て看板を見て展示場に入ってきたのです。


 

 そして3組目のお客様は、純粋にチラシを見て電話で問い合わせてがあったお客様でした。
(この方も今後登場してきますのでSTさまとしておきます)




 そのときは私が電話対応し、ご要望があったとおり、これまた私流にバタバタと作った資料を送ったお客様だったのです。
 資料を送ったあと、すぐに丁寧なお手紙が届きました。



 読みようによっては「お断りの手紙」にも受け取れる文面でしたが、
解釈を変えると「興味がある」とも受けとれる・・
本当にどちらとも受け取れる不思議な内容でした。
 




E氏のとらえ方




 その手紙を読んだE氏は、ここぞとばかりに私に噛みついてきました
 


 E氏「お前が勝手なことするから、お客に逃げられたじゃねぇか!お前も営業センスが甘いんだ!今後、勝手なことするな」と言われました。
 
 

まさに、人のミスに漬け込んで、貸しを作ろうとする動きでした。
 

 
私には、その手紙を断りの内容には感じ取れなかったのです。
 

それでもE氏が「断りの手紙だ」・・と言うので、お客様(STさま)にお手紙を返しました。


「今回はご縁がありませんでしたね。ただ、こういう部分には気をつけて良い住宅会社を見つけてください。」という断熱についてのアドバイスを付け加えてお礼の手紙でした。



 
そしたら数日後、お客様(ST様)から慌てた様子で電話があり、
〇お断りの手紙ではなかったこと、
〇近いうち展示場に来て話を聞きたいことを伝えられました。
 


私「やっぱりあの手紙はお断りの文面ではなかったんだね」と言いました。
 


そのあとE氏は、ころっと態度を変えました。どう変えたのか・・。
それは、こうでした。
 


E氏 「展示場があるから仕事にできるなぁ!よかったなぁ!」。
 
 

つまり、自分の非には全く触れず、私の手紙がお客様の行動に起因したことにも触れず、「展示場の存在が受注につながる」=「自分の功績」を大きく主張しました。
 
 


 牧田の立て看板を見て入ってきたお客さまについてもでした。「牧田の立て看板が活躍したなぁ」・・という一言もなく、「展示場があって助かるなぁ」・・というような表現方法を使いました。


 
 あとで自分の功績だけを強調して、自分の収入増か展示場リニュアルへの大投資への布石にしているのだろうと思えました。
 
 


 最終的にはこの3人のお客様は仕事になるのですが、だれ1人として、「展示場が有った」ことが糸口ではなかったのです。
 


1人は紹介
1人は偶然、立て看板を見たため。
1人はチラシ→断熱についての資料→説明という流れでした(展示場とは違う雰囲気の家づくりだったので、断熱理論でのご契約)。
 



この結果は不思議でした。
 



展示場は必要条件??

 

 私は、仕事とは「仕掛け」に寄るのではなく、
「人」に寄るのではないか・・という抽象的な感覚を覚えました。
 

 
「仕掛けに寄せる」のはハウスメーカーさんの手法であり、
中小企業は「人に寄ってくる」のかなぁ・・という感覚です。
 


 

 新住協の会沢さんは、ちょうど2~3週間前に似たような話を私にしてくださっていました。それも有っての不思議な感覚を覚えたのです。




 会沢さんもずっと前から、「白鳥君・・組む人、間違ってないか?」と
私を心配してくれている方で、会沢さんがその時に話した内容はこうでした。
 

 会沢さん 「もし、あの会社(㈱木の香の家)で仕事が増えるなら、それは展示場があるからではないと思うよ。白鳥君がいるから仕事が増えるんだと思うよ。白鳥君がいなくなるとその答えは分かるよ。すぐ仕事が減るから。」
 








事実は小説よりも奇なり。



お天道様は見ています。





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