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適材適所と適所適材

適材適所は社員から見たときの言い方、組織から見たときの言い方は適所適材。
言い方はそれぞれですが、それを実現する軸は専門知識、スキル、スタンス、価値観などのフィッティング。
そして、適材適所と適所適材を結びつけるデジタル・ソリューションこそがマーケットプレイス。
適材適所と適所適材を実現するためにはマーケットプレイスのソリューションを会社だけが利用するためではなく、社員にも開放することが必要です。
もちろん、個人情報保護や情報セキュリティ規則を遵守することは必須だし、自身の情報をどのようにマーケットプレイス・ソリューション上で活用するかの選択は社員自身の意思を尊重する仕組みであることが前提です。
こうしたマーケットプレイス・ソリューションが導入展開されてくると、個人はいままで以上に「成長/活躍/貢献できる場」を探しやすくなります。が、そのとき自分自身もある種の『公開』に向けて踏み出すことが必要なのではないでしょうか。
キャリアの計画的偶発性(クランボルツ)が起こる鍵は『自分が知られていること』だと考える私は、
マーケットプレイス・ソリューション上で自分が何者なのか?を発信する力も個人にこれから求められると考えます。
そのために、人は時々自分自身に向き合うために第三者との対話の機会を得ることが大切。これは計画的にやる必要があります。それは具体的にはコーチングかもしれませんし、日頃から都度都度周囲の人からもらえるフィードバックかもしれません。
一人で内省することと同じくらい、人との対話を通じていまの自分が何者なのか、そこに向かい合っていること。
自己公開と内省する自分。
そのための時間が必要になるかなと思っています。

そうして、ジョブ型とメンバーシップ型は矛盾するものではなくて両立するものだと考えています。
ビロンギング(帰属意識)感を高めた社員が、自分自身がどこで貢献し成長できるかを発見できるソリューションを社員のキャリア自律のために、会社は適材適所の実現で社員の成長を活かして組織のパフォーマンスを高めるために、マーケットプレイス・ソリューションを使いこなす。
会社と個人が真に互いに向き合い選び合う関係に進化するならば、ジョブ型だからそこ、メンバーシップの醸成が役に立つと思えるのです。そして、そのメンバーシップを形成するのがビロンギング感なのだと思います。

適材適所と適所適材|望月賢一 #note

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