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人生に”チート”を取り入れたら心も身体も軽くなった話

僕は今週月曜日、仕事を休んだ。




特に何か特別な用事があるわけではないのに。

体調を崩しているわけでもないのに。


仕事を休むことにはちょっとだけ罪悪感があった。



それでも、

「なにかが必要だ。」

「。。。ゆとりが必要だ。」




思い切って仕事を休むことで、

24時間も自由な時間を獲得することができた。




軽い。

本当に軽い。


別にダイエットが大成功したわけでもないのに。

こんなに身体が軽くなるなんて。


これは間違いない。

断言できる。



人生には、”ズル休み”が必要だ。


 

 

*この記事について 

この記事は、慌ただしい日常に忙殺されている方に向けて、一つ提案してみた記事です。


マーケティングを意識されている方の中では有名なワード「三つのNOT:人間は読まない、聞かない、信じない」。

この壁を越えていただけるような文章を目指して、
私自身の思い出や考えなどをストーリー調で多めに盛り込みました。


これまで書いてきた記事とはかなりテイストを変えてみたので、
そこも楽しんでいただけたらすごく嬉しいです。




”ズルとチート”

”チート”という言葉をご存知だろうか。

直訳すれば、「ズル」あるいは「欺く」という意味になるが、

おそらく20代~30代くらいの方は、少年少女時代に”チート”という言葉を一度は聞いたことがあるだろう。

特にコンピュータゲームの分野で。


ゲームでチートを使っているやつは悪いやつ、という風潮が一般的だろう。


ゲームに限らず、ズルいこと、チートは卑怯者がやること、という考え方が主流だ。

僕もこれまではそう思っていた。


世界観を破壊した悪魔ネコ、自らの手でゲームを嫌いにしてしまった僕。


ここで、少し僕の学生時代の記憶を共有したい。

携帯ゲーム機用ソフト、”モンスターハンターポータブルシリーズ”*が爆発的に流行っていた頃の思い出だ。

*プレイヤーがハンターになりきりどんどん強大なモンスターを倒していくゲームの携帯ゲーム機版シリーズ。

大ヒット作「モンスターハンターポータブル2ndG」


上記作品は再販版(PSP the Best版)等も含めると、累計573万本程の売り上げを誇る。

この売り上げはPSP(Play Station Portable)ソフトのなかで最も多い。

価格帯もだいたい数千円と音楽CDと同じくらいなので、

いかに大ヒットしていたのかが良くわかる。

(ミリオンセラーの5倍以上だからね笑)


僕も当時、熱心にゲームにのめり込んで、ハンターになりきってモンスターを狩猟していた。
 

部活や受験勉強で多忙だったはずなのに、

その合間を縫って300時間以上このゲームに費やしていた当時の熱量には脱帽せざるを得ない笑


 

この作品の大きな特徴として、狩りを手伝うネコ(ゲーム内での呼称はお供アイルー)を連れていくことができた。


↑これが狩りを手伝うネコ(お供アイルー)




だが、このネコに悪魔の手(チート)がかかった。



ネコのステータス(攻撃力など)を大幅に強くするプログラムがインターネット上に流行ったのだ。

これは通称、悪魔ネコと呼ばれていた。


攻撃力が爆発的に強化されたネコを連れていくことで、

いとも簡単に、それこそ、文字通り、

秒でモンスターを倒すことができる。



それこそ今現実世界で猛威を奮っているウイルスの如く蔓延し、

僕らのコミュニティでも悪魔ネコが流行った。



わかってはいた。

「これって、チートだよね。」

「ズルだよね。」


悪魔ネコ使うなんてダサいやつのやることだ、

僕らはそう言いながらも、

1人でこそこそ、

まるで思春期のマスターベーションみたいに、

こそこそ悪魔ネコを使って、


効率的に、それこそ数千倍の速度でモンスターを狩っていたのだ。




モンハンを少しでも嗜んだ人であればわかることだが、

このゲームの魅力は命懸けでモンスターを狩ることが醍醐味なのだ。


それをコンピュータ(ネコ)に任せて、秒で敵を倒す作業にしてしまっては、
面白いわけがない。


悪魔ネコはゲームの世界観を粉々に破壊してしまった。

しかし、悪魔ネコに甘んじてしまったのは僕らである。



当然、僕らのコミュニティの中ではモンハンブームは去っていった。

僕はこのゲームソフト以降、ここまでゲームにのめり込んではいない。


つまり、当時の僕らは自らの手でゲームの世界観を破壊して、ゲームをつまらなくしてしまったと言える。




道徳的な考え方と折り合いを付ければ社会人生活は改善する


小学校の先生が言うような、

「ズルは良くないこと。」


僕らの学生時代のコミュニティでよく言っていたような、

「チートは卑怯者がやること。」



こういった価値観は少年時代にしっかり根付いていた。



ただ、先ほど僕の学生時代の思い出でお話しした通り、

表では悪いと言いながら、裏ではツイツイやってしまう自分がいる。


こんな自分がイヤになって、その世界、界隈から距離を置きたくなる、実際に離れてしまう。


ゲームだったら別にやめてしまってもまた戻れるし、別に戻らなくてもいいんだけど、

現実世界だとなかなかそうもいかない。


実際に僕は、現実世界でもこういう経験を相当数繰り返してしまった。



社会人になってからは、会社の目もあるし、

会社が大好きな言葉、コンプライアンスという最強の縛りがあるので、

さすがにあからさまなチート行為はしなくなった。


できなくなっていた。

できないと思っていた。




チート行為はいけないこと。

小中学生でもわかるし、学校の先生だって言ってたし。


馬鹿正直に、会社や組織のルールからはみ出ないように、真面目に真面目に頑張り抜くことが美徳。


道徳的に考えれば、これでいい。



だが、この縛りがここ最近の僕を苦しめていようだ。


つまり、社会人の今こそ、自分で責任を持ってチート行為(ズル)を積極的に取り入れた方がいいのだ。




道徳的な話はもちろん大切だが、


大人ならば、自分で分別つけて、必要なタイミングで必要な量サボる、

”スマートなズル休み”をしたほうがいい。




実際、日頃の仕事であっても、適切な休養は仕事のパフォーマンスを高めることがたくさんの研究結果でも明らかになっている。


これからも、適切な頻度でズル休みをして、自分で心と身体を軽くしていきたい。



これを読んでくれているあなたへ


これを読んでくれているあなたも、
もしかしたらかつての僕のように苦しんでいるかもしれない。



ぜひ、紙とペンで書き出してみて欲しい。


やりたいと思っていたができなかったこと、

逆にやりたくないけどやらなかえればならなかったこと、

どうして本音と逆の行動をしていたのか?


その答えが、もし仕事や学校など、社会的組織に縛られているから、

道徳的観念に縛られているから、


こんな回答が出てきたら、迷わずお勧めしたい。

ズル休みしてみよう。

チート的考え方を取り入れてみよう。


もちろん、社会的信用を無下に落とす必要はない。

だから僕は、事前に上司に有給申請をだした。

休みの日の分を取り返せるように、埋め合わせるように、前後の仕事のスケジュールを調整した。


特に用事がなくても、体調が悪くなくても、思い切って休んでみる。

これは、高度経済成長期の日本であったら絶対に道徳的に反した考え方だ。


というか、今でもそう考えてらっしゃる方は少なくないかもしれない。


でも、やっぱり自分の意思で能動的に休みを取ることの恩恵は大きい。


ぜひ、試して欲しい。

ただの土日休み、シフトの空きだから、受動的に休むというものとは全く質感が異なる。


身体も心も軽くなる、スッキリする。

こうやって、また少しずつ人生のストーリーを進めていけばいい。


参考になれば、少しでも面白かった、興味深い、と思ってもらえたら幸いです。

ぜひ、スキボタンをポチッと押してくれたら嬉しいです。


また、上で提案したワーク


・やりたいと思っていたができなかったこと、

・逆にやりたくないけどやらなかえればならなかったこと、

・どうして本音と逆の行動をしていたのか?

・上記3つを一度ゆっくり考えて、紙に書き出してみる

これもぜひ、やってみてください。


ではでは。


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