言葉が備わること
noteを書いている方々は、言葉を大切にされていると思います。私もその1人です。今回は言葉について書いてみます。
1. 言葉の意味を考える癖
「あの人は…ができる」「…が分かっている」「…と言っていた」「…らしいです」など、日常会話は曖昧な言葉で溢れています。どのような文脈、どのような状況、誰の解釈か。分からない事が多いです。
noteを書き始めてから、言葉への意識が強くなりました。言葉がもつ意味、言葉の定義が気になります。
自分が聞いた話か、誰かから聞いた話か。何を基準としてその言葉を発言したのか。言葉を理解して会話を進めたいと思っています。
2. 経験で得た感情を積み重ねる
素晴らしい知識を頭に入れたとしても、学びの解像度が低いと感じます。勿論、知識は大切です。しかし「自分の経験ではない」という点が大きいと考えます。
知識のみの場合、いざ人前で話そうとした時に「自分の言葉」として話せないでしょう。知識は感情が無い。経験は感情を有する。経験を語る際は、考えずとも言葉が口から出てきます。
それは美しい言葉ではないかもしれません。しかし、相手に伝わると思います。伝わる言葉の使い方です。他者から得た知識の言葉は、自分の言葉にならないのです。
3. 役割に適した言葉を築く
立場や役割が変わると、言葉が変わると思います。視座が変わることで、事象の捉え方や、思考も変わります。
他者との関わり方、他者からの見られ方も変わります。すると、自分の言葉に「重み」を感じるようになります。意図しない伝わり方が生まれないように、常に言葉の使い方を考えます。
言葉への意識が変わります。慎重に言葉を選ぶようになります。言うべき内容・タイミング・伝え方を熟考します。
4. 心を動かす、完璧ではない言葉
言葉の力は強いです。言葉で想像の余白をつくる事ができれば、情景を詳細に伝える事もできる。一方で、不用意な言葉で意図しない解釈を生み、他者を傷付けてしまう事もある。
完璧な文章を作りたい場合はAIに任せた方が良いかもしれません。一方、完璧ではない文章はオリジナリティを放っています。相手が見聞きしたことのない自分だけの経験を、熱を帯びた言葉で表現します。
結局のところ私は、正しい内容・正しい文章を書きたいわけではないのです。いつか、誰かの心が動くような「自分の文章」が書きたいだけです。
5. 難しい言葉を、優しい言葉へ
難しい話を分かりやすい話に変換することを意識しています。難しい話を難しく伝える事は誰でもできるでしょう。
難しい話を分かりやすい話にするためには、やはり言葉の力が必要です。分かりやすい言葉・優しい言葉に換言する行為は「相手への思いやり」を感じます。そしてその言葉は「伝わる」ことを実現します。
自分と相手との間に落ちた言葉を、相手に拾ってもらうためには、相手の分かる言葉で話す。さらには図解を活用する。拾うことを強制しない。拾ってもらえる言葉を、私が探し続けます。
まとめ
発信する言葉で、今の自分がつくられています。言葉を積み重ねることで、自分の言葉・自分自身をつくり、備わることを楽しみたい。
最近は記事にコメントをいただくことが増えてきました。とても嬉しいです。言葉の力によって、印象が形成されていくことを感じます。
私は美しい言葉を備えたいわけではなく、自分の経験を感じたままに綴っていくことで「自分の言葉」を備えたいのです。心の底から感じ想う言葉を、これからも書き留めていきたいと思います。
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