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越境を繰り返し、価値観をブラッシュアップし続ける

越境すること。

それは今までの枠を超えること。

当たり前の日常という空間から、そうでない特殊な空間に移動すること。

転職すること、独立すること。

新しい物事に触れてみたり、挑戦すること。

結婚する、子供が生まれる、人生のステージが変わること。

今までの自分自身のままではいられない状態になること一つ一つが広い意味で越境と捉えることが出来る。

本を読むことや、知らない人の人生を聞くことだって、越境といってもいいかもしれない。




越境については、出来るだけ既存の場所とはかけ離れた空間や環境であることが望ましい。

そうすることによって、自分自身が持っている価値観が再認識される。

海外に行ったことがない人は、一度海外を経験することによって、日本の良さや悪さがより分かるようになる。

転職したことがない人が一度転職することで、以前に所属していた会社の良い面や悪い面がはっきりと認識できる。

誰かと付き合うこと、そして別の人と付き合うことによって、以前付き合う人の好さや悪さもわかる。

このように越境を繰り返せば繰り返すほど、物事に対する価値観や視野が広がってくる。

そして視野が広がるとともに自分自身についても第3者として見えるようになってくる。




越境経験が多い人ほど、様々な価値観を受け入れる土台が育っていることが多い。

それは価値観が常にブラッシュアップされ続けているから。

当たり前と思うことが当たり前でないこと、常識とされることが常識ではないことがより経験としてわかってくる。

そして価値観をブラッシュアップすることが好きになればなるほど、さらに別の価値観への関心が高まり、さらに越境を繰り返すようになる。

その結果として、何でも受け入れられる思考が当たり前になり、意見が対立しているどちらかに肩入れすることもなくなる。

常に第3者の視点を持つことが出来るようになり、本当の中立なる自分を確立することが出来る。




世界中が対立をあおるような物事が溢れる昨今の出来事。

戦争や疫病、自然災害や飢饉などの苦しみ。

これらに対して片側の視点しか持つことが出来ない場合は、ただひたすらネガティブなものとしかとらえることが出来ない。

一方で越境を繰り返して価値観をブラッシュアップし続けている人は、全く違うものを見出すことが出来たりする。

病気や苦しみ、そして死に対しても、全く違う価値観を持つことが出来る人がいる。

それは多くの知識や知恵はもちろんのこと、どれだけ多様な捉え方を出来ているかによるもの。

そのような人にとっては、すべての物事が中立であり、あるべき形に向かって進んでいるように感じているに違いない。

越境を繰り返し、価値観をブラッシュアップし続けること、それは究極の中立・中庸にたどり着くために絶対的に必要な要素。

本気でありとあらゆる争いや諍いを無くすためには、凝り固まった価値観を常に脱ぎ捨て続けること、越境し続けることこそが一番の近道かもしれない。





ありがとうございました。

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