いしけん ネクイノ代表 (石井健一)

オンライン診察サービス「スマルナ」を運営する株式会社ネクイノのCEOをやってます。 主…

いしけん ネクイノ代表 (石井健一)

オンライン診察サービス「スマルナ」を運営する株式会社ネクイノのCEOをやってます。 主にネクイノメンバーに向けたnoteが中心です。

最近の記事

SRHRの社会実装に向けて

注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 はじめに 今回のテーマは、これ↓(SRHR)です。 もうひとつ。 そう、緊急避妊薬=アフターピルがOTC化(※)に向けた大きな一歩を歩み始めました。 ※Over The Counter の略で、処方箋を必要しない医薬品のことを指します。 この報道は昨日あたりからだいぶ流れて

    • 経口中絶薬の承認にあたり

      注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 1.経口中絶薬がいよいよ承認へ臨床試験の終了、申請から1年以上経過していよいよ経口中絶薬が承認、供給される見込みとなりました。今までの流れから推測すると保険適応ではないため「薬価がつかない」形での流通になるので、早ければ1ヶ月以内、遅くとも2〜3ヶ月以内には流通が開始されると思い

      • そうか、そういうことか。を紡ぐ

        注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.はじめに2023年1発目の投稿です。今年は卯年。うさぎといえば、確か大学3年生の時だったかな・・・大学の実習で使ったうさぎ(実験動物)が実験後に処分されてしまうことを聞き、「それならこの子飼うのでください・・・」って言って無理やり貰ってきた思い出があります。僕は漫画家の吉田戦

        • Social Innovation Week 2022

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 もうひとつ、#しかたなくない 今日出したnoteで、#しかたなくないをSIWに持って帰るよ!ってことを書きました。 SIWでは、もうひとつ#しかたなくないが動きます。それは、TGC(東京ガールズコレクション)teenのイベント(13日16時からTicketは残念ながらSOLD

          しかたない・・・を#しかたなくない へ

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 #しかたなくない プロジェクトとは 公式HP 2021年12月に新しい価値観を生み出す街、『渋谷』を起点に立ち上がったプロジェクトです。日本という社会の中で醸成されてきた「価値観」には、明確な科学的根拠があったり周囲の人を大切にする考え方、大きい単語を使えば人権に対する配慮に乏

          しかたない・・・を#しかたなくない へ

          バリュー(価値観)を再定義する

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.はじめに なんか、久々のnoteです。下書きになっているものはいっぱいあるんですが、世の中のタイミングを外しちゃったり、もうちょっと主張を考え直したりした方がいいな・・・なんて思って出せてないです。どっかのタイミングで必ず出します。 さて、今日は月に1度行っているネクイノ全

          バリュー(価値観)を再定義する

          避妊と性感染症の関係性について考える

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.はじめに改めてこのnoteをまとめようと思ったきっかけはこのtweet。 「ピル」の服用率や普及に関してのコミュニケーションの際に必ず論点になる性感染症(以下、STI)の増加との関連性について、私たちネクイノは”科学的根拠”に基づいた対話、というのを重視していますので一旦し

          避妊と性感染症の関係性について考える

          オイテル社との係争について

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 1.はじめにこのnoteは私たちが目指すもの、その指向性やこだわりなどについて表明することを主たる目的として使用してきましたが、本日はあまり好ましくない内容について皆さんにご報告をしなければなりません。少し突っ込んだ内容もある点について留意していただき、読み進めてください。 2

          生理の貧困・・・を考える

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 1.はじめに今回のnoteは、↑↑↑の投稿の続きで、気がつけば半年以上も経ってしまった続編です。toreluna(トレルナ)という名前の新しいサービスについて書きます。 まず、本日から南海電鉄様、イオンモール様などにお力をお借りして実証実験がスタートします。早速、取材をしていただ

          おじさんがなぜFemtechを(後編)

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 (前編はこちら) 前編では僕が持っている「課題感」についてと、その課題を解決するために現役世代にフォーカスをすること、という部分までを綴りました。この後半ではなぜ「生物学的女性を?なぜピルなの?」という問いに対して答えていきます。 山を登るときに、”どの登山口から登り始めるか

          おじさんがなぜFemtechを(後編)

          おじさんがなぜFemtechを(前編)

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.あらためて昨日(2022年2月17日)夜、武庫川女子大学の高橋先生が主催する研究会で登壇の機会をいただきました。きっかけは経営学部で使用するケースリポートにスマルナのことを取り上げたい、というリクエストを頂き、僕もビジネススクールで学んだ身としては(話せる範囲で)洗いざらいお

          おじさんがなぜFemtechを(前編)

          #しかたなくない

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.はじめに本日(2021年12月14日)から1週間、 渋谷109前を起点に「#しかたなくない」プロジェクトが始まります。 このプロジェクトはその名の通り、自分にとって「しかたない」としてあきらめてきたことや、そもそも「しかたない」と思ってこなかったような出来事、社会的/文化的

          DXの、向こう側へ(3)進化とその系譜

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.はじめにこの「DXの。向こう側へ」シリーズでは医療分野において「DX=デジタルトランスフォーメーション」が必要な理由、その目的とゴールについて綴っていきます。まず、vol.1では として日本医療水準の現在地、意外と日本の制度はよくできているのでまずは現在地について誇ろう、と

          DXの、向こう側へ(3)進化とその系譜

          みんな、「今」を一生懸命生きようぜ

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.はじめに今回のnoteは、完全に個人的な話です。2022年の足音が聞こえ始めてきたこの時期に、改めて考えていることをまとめようと思って筆を取りました。(正確にはマウスを持ちました、が近いかな・・・) 1.2021年に起こった(個人的な)出来事noteだけじゃなくてFBやtw

          みんな、「今」を一生懸命生きようぜ

          ネクイノ2.0が始まります。

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.はじめに今日のテーマはこれ↑↑↑です。本日AMに、共同で記者発表をしてきました。その中で使用したスライドを使いながら、このプロジェクトで「何を」やりたいのかを共有したいと思います。 1.ネクイノの事業領域とその目的は?改めて、ネクイノのミッションは? 「世界中の医療空間と

          DXの、向こう側へ(2)未来予想図

          注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。 0.振り返り前回のnoteでは、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていくにあたり日本の医療水準の現在地、意外と日本の制度はよくできているのでまずは現在地について誇ろう、という部分から始めました。今回は、これを受けて僕たちが目指す「未来」の形について綴っていきたいと

          DXの、向こう側へ(2)未来予想図