【教育】学校は何と戦っているのか
こんにちは、1年間の育休を取っているパパです👨
2歳と0歳の男の子を妻と一緒に育てています👪
私の仕事は公立小学校の教員なのですが、育休中で仕事をしていないということもあって、これまでは子育ての話ばかりしていました😅
働いていないのに学校のことを書くのも・・・と遠慮していましたが、
今日は初めて教育について考えたことを書いてみたいと思います🏫
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10月や11月は遠足など校外学習のシーズンですね🎒
平日に大きな公園に家族で遊びに行くと、校外学習をしている小学生たちに出くわします。
校外学習を外部の人間として外から眺めるのって新鮮です🤔
仕事をしていると向こう側、つまり先生側で引率をしているわけですが、今の僕は何者でもないただの一般人。
赤白帽子をかぶった児童から先生として見られるのではなく、息子を連れたただのお父さんとして見られることが心地よかったりします。
そして、外から学校を見ていると、働いているときには気づけなかった色々なことが俯瞰できてしまうのですが、
僕には、「学校は何かと戦っている」ように見えたんです。
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場所はとある国立公園。
秋晴れのいい天気で絶好の校外学習日和☀️
僕たち家族は芝生が広がる場所でお昼ご飯を食べていました。
そのとき、ぞろぞろとやってきました、小学生軍団😆
3年生3クラスくらいかなぁ。
整列の号令、先生のお話、昼食、その後は一列で移動して遊具の前で写真撮影、10分ほど遊んですぐ移動・・・
一連の動きを懐かしい気持ちで見させていただきました😊
何なら息子は一緒に遊具で遊んでしまいました🙇
校外学習を見ていて感じたことがあって、
それは、先生の笑顔がとっても少ないということ。(一人、男の先生で余裕そうな人がいたけど、主任かな?)
いや、僕も学校の先生だから分かるんですよ。
時間を守ること、集団行動すること、1列に並んで移動すること、何よりここは公共の場なので迷惑をかけないということは、円滑に活動を進めるためにも、また、指導すべき内容としても大切であるということを。
けれども、外から見た印象としては、
人の目 > 校外学習でしかできない学び
ちょっと人の目を気にしすぎてるかな?という感じがしました🤔
迷惑をかけてはいけない、みんなが使う場だから、小さい子もいるから(ごめんなさい、うちの子です)という気持ちが強すぎて、
この広い芝生でできることを思いっきり楽しもう!とか
自然の中の遊具めっちゃ楽しい!みたいな
ところに重心を置けなかったのかもしれないと想像してしまいました。
自分のことを振り返ると、まさに僕にも当てはまって・・・
修学旅行や自然の教室の引率では時間や天気ばかり気にして行程通り進むか不安でしたし、
けが人や病人が出ないように子どもの様子に目を配り、神に祈り。(笑)
そういえば、打ち合わせの段階で、活動計画を立てるときに出てくる言葉、
「けがが心配だからやめましょう」
正論だからね。けがしていいということではないから。
けれどもやはり、学校が何かに縛られているという印象を強く受けました。
何を気にしているのかというと、
保護者さんの目だったり、
地域の方々のご意見だったり、
はたまた、同僚の先生からの厳しい眼差しがあるかもしれない。
つまり「たくさんの人の目」を気にしているということなのでしょうね。
***
別の校外学習の話なんですけど、
今度は近所の広い公園にて、1年生が遠足に来ていました。
私たち家族4人は児童の賑やかな声にひかれて、近くまで行ってみました。
息子と僕にあいさつしてくれる1年生、かわいかったな😌
その遠足の先生方を見ていて思ったことは、
「先生って頑張ってるなぁ」ということ。
先生方はもちろん(?)、笑顔はなかったですよ。笑
けれど、そこから、これまで準備にかけてきた苦労、
夏休みに下見に来たんだろうな、とか
しおりを作って、班を組んで、
下校時刻に間に合うように動こう、とか
「校外学習を絶対成功させよう」という気持ちにジーンときました。
先生って一生懸命なんです。
けれども僕は、先生の一生懸命さが「誰かの目を気にする一生懸命さ」になりがちだと心配しています。
先生の頑張りがよい方向に向かうようになるためには、先生個人の意識だけでは不可能です。
環境を整えて、子どもの教育に全力を注げるようにすることが絶対に必要なんです。
今日は小学生の校外学習に出くわしたことについて書きました🙂
お読みいただき、ありがとうございました🙏
それでは、また🖐️
おしまい
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