kusabinuki

北の整体師。 気ままに書いてます。 一応『腱引き』という施術をしております。

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北の整体師。 気ままに書いてます。 一応『腱引き』という施術をしております。

最近の記事

案外気づきにくい事

普段から何気なくやってる動きの中に不調の元になるクセがあったりする。 現代人はモノを握るのが下手です。 親指とか人差し指側に力を入れてそちら主導で使うクセがついてる人が多い。 こちら側のルートは喉とか首に繋がっています。 そして肩が上がって肘があがりやすくなります。 瞬間的に力を出したりするのには向いてるのですが、持続的な出力を出すには向いてない。何より軽く首締めてる形になるので疲れやすい。 試しになんか棒のようなモノを握ってもらうとわかりやすいのですが、薬指小指で握るのと、

    • 余裕が無い(精神的にも肉体的にも)

      余裕が無い人は常に『前へ前へ』と身体がつんのめるような状態になっています。 この状態の時は交感神経の働きが強くなります。 周りが見えなくなる位に意識が向く、興味のある事があっても同じような状態になります。 交感神経が優位な状態は何かに集中して取り組む時にも働くので悪いことではなく、生きていく上でも当然必要な事です。 必要ではあるのですけど、ずっとその状態になり続けてると当然身体には無理がきます。 逆に副交感神経が優位になってリラックスしてる状態というのは『後ろに身体をあずけ

      • 便秘も色々。

        便秘に悩んでる人って結構多い。 身の回りにもいますよね。 便秘になっちゃう要因は色々なのでそれぞれの要因に合うやり方やらないと解消するのは中々に難しい。 今回は腸の動きが少ない系の便秘に効かせるやり方を紹介します。 腸管は口から肛門まで一本の管になっています。 なので肛門側が動いてないと言う事は口も当然動いてないです。 ……と言うと『普段から喋ってるし、食べ物食べてるから口が動いてない訳がない!』と突っ込まれそうですが、地味に動いてないのが”くちびる〟です。 くちびるが半開

        • そんなに噛めない。

          『よく噛んで食べなさい。』と昔はよく言われました。 50回、100回噛めとも言われます。 普通に噛む動作ではすぐに飲み込み動作に移ってしまって上手くいかない。 人間はいわゆる噛む動作とすり潰す動作が口の中で行われていますが、案外すり潰しが上手く出来ない。 口の中にモノを入れて舌を使って左右に移動させるようにしてみましょう。歯と歯をギリっとしないように。 下顎が左右に動く動作が起こります。実はこの動きは咬筋を緩ます動作にもなります。 これを続けると案外長く噛む(すり潰し)が出来

        案外気づきにくい事

          ケツの穴を締めろ

          子供の頃に爺さん婆さんの世代の人によく言われたフレーズです。『ケツの穴を締めるんだ』と。 リンゴの収穫期にリンゴの沢山入った箱を持って坂道降りたり登ったりしてたのですが、当時小学生の自分にはやはり重いわけです。 その時に言われたのが『ケツ穴締めるんだ』と。 言われるままにやってたら確かに少し楽。 相撲部にも入ってたのでそこのコーチにもケツの事は言われた気がします。 大人になるに連れて段々そんなフレーズも聞く事が無くなりました。 いい歳こいたオッサンになりかかって身体の不調が

          ケツの穴を締めろ

          指でモノを掴むと?

          日々何の気なしにモノを拾ったり掴んだりしていますが、指でモノを掴んでみると、とある事に気づきます。 それは”肩が緊張する〟と言うこと。 人間は指先が器用に使えます。 ただし、指を器用に使うには必ず”支点〟つまり固めないといけない所が出てきます。 それが”肩〟です。 試しに肩を少しユラユラさせながら指を動かしてみてください。おそらくかなりぎこちなくなると思います。 普段からPCずっと弄ってたり、スマホ弄ってたりすると指先ばかり使ってしまいます。そうするとその神経回路が強くなって

          指でモノを掴むと?

          また少し見えだした

          赤く線を引いてある所が腱引きで言う所の腰の4本の腱。 腱引き師なら必ずここから入るように刷り込まれるポイント。 この線が何を意味するのか?どんな繋がりなのか? 正直解明されてない部分が多いです。 ただ、全然違う視点から見ていくとなんとなくわかる事もあります。 この図は平面、2Dでのっぺりしていまが、実際には3Dに入り組んでいます。 見た目の繋がってそうで繋がってない、逆に繋がってなさそうな所が繋がっていたり、凄く不思議な図です。 今回自分が行った勉強会ではこの繋がりの一部を

          また少し見えだした

          悪い箇所の傾向

          半年に一回関東方面に足を運んで勉強会やらイベントでの施術の応援やら行っています。 ちょうど今その最中です。 住んでる地域で身体の悪い箇所とかは傾向が違ったりします。 自分は寒い地方に住んでおりますので当然そういう方々をみさせていただくのですが、脚周りの緊張、特に膝周り、股関節がおかしいケースが多いです。やはり冬がながく、足元が滑るので必然的に雪が降らない地方の人とは違いが出ます。 脚が力んでると上半身もつられて力んでしまいますので、全身ガチガチな人も多いですね。 さて今回

          悪い箇所の傾向

          大した事ない

          「アイツは大した事ない」若い頃は強がってよくこんなコメントしてた。 しかし何年かして「大した事ない」と思ってた人が大化けしてたとかたまにある。 なので人生どうなるかはわからない。 自分も結構言われてる側。団体とか協会とか集団の中にいるとどうしても比較される。 協会内には「賢人」とか「専門指導」とかのポジションがある。 ある程度の年数所属して、その資格を講習を受けて取るという感じなのでその資格を持ってるイコール実力ではなかったりします。 ちなみに自分は一般会員です。 お会いし

          大した事ない

          会える時には会っとけ。

          今年に入って色んなジャンルの大物が亡くなってます。 ある意味仕方ない事ではあるんですけども。 柳生心眼流の島津兼治先生も先日亡くなりました。始めて見たのは伝統療法カンファレンスでした。活を入れる時の身体使いを披露されてました。自分が違う先生から習ったモノとの差を比較出来て良かった。 その後は一度前腕に痛い施術をかけていただきました(*_*)二日間位痛かったなぁ。 レジェンド的な人から技かけられたのでそれは良い思い出になりましたね。 会いたい人がいたらなるべく会いに行っとい

          会える時には会っとけ。

          腰の四本の腱(スジ) 

          実際には人によって本数マチマチ、太さマチマチ、固さマチマチです。 ただ触れやすい箇所的なモノがあって大体目安になるポイントで四本と言っています。 昔の人はこのポイントをガッツリ引いてやるとそれだけでも整った……と考えてます。 何故なら足がしっかりと使われてて強かったから。 ぶっちゃけ足元からでもこのポイントは調整出来ます。と言うかそっちが本来の所かなとは思います。 現代人の生活環境だと足元の崩れ方が大きいので腰への施術だけでは元にもどりやすいとおもわれます。 施術後もしっか

          腰の四本の腱(スジ) 

          久々投稿。

          最近あんまりこっちの方見てませんでした。 でも知らない間にそれなりに多くの閲覧があって嬉しく思います。 『足と手をしっかりと動かす』  特に面倒くさい変な動きはいりません。 基本的な動きを丁寧に繰り返す。 何の気なしにただやるのではなく、しっかりと意識入れつつ簡単な動きをやる。 それだけでも身体は整ってくる。 自分もよくYouTubeとかで色んな凄い人の身体操作とか、考え方を目にしますが、あくまであの方々のやってる事は『応用編』的なモノと捉えています。 最初に姿勢ありきとか

          久々投稿。

          肩痛い人多いよね。

          いわゆる四十肩、五十肩だけでなく、なんか動きが渋くて上がらない、ピキっとした痛みが抜けない……などなど様々。 痛くなる要因は様々あります。内臓からくるものもありますし、首より上がおかしいかもしれないし、はたまた、足元がおかしいかもしれないし。 我々手技療法やってる人間は自分の力の使い方、手先指先の使い方が偏って、そこから肩にダメージを負う人が多いです。 腱引き師の仲間の施術風景の写真とか見てると肩やってるかな?と思えるモノもあります。 腱引き師は特に指が出来てないと物理

          肩痛い人多いよね。

          下手になる。

          『下手になる』この言葉はいい意味では使いませんよね。 その反対は?『上手になる』『上達する』ですね。『上達する』は言い方変えると『腕を上げる』です。 先生とか師匠に「お前、腕を上げたな!」とか言われると嬉しいですね。 この『腕を上げる』ってのは身体の動きで言えば〝腕を上げる動作〟になります。 は?何言ってんの? と声が聞こえてきそうですね。 腕の重さは6キロ位あると言われています。この6キロの塊が常にブラ下がってると考えると結構シンドいですよね。買い物袋持ってるだけでも重た

          下手になる。

          左と右。

          人間の身体って見た目的には左右が揃っているように見えます。 実際には少しずつ左右差があるのは当たり前で、手や足とかも左右で大きさとか厚さなんかも違います。 内臓の配列とか、発生学的にどういう順番で身体の構造が出来上がっていくかと言う事も左右の動きに影響を与えています。 あんまり小難しい事はとりあえず置いといて、自分が施術やら調整やらで気にかけてる事の一つが『呼吸』です。 手技療法家は呼吸の浅い深い、身体の膨張、収縮を見たりして状態を見たりします。 自分が一番見てる所が『何気

          スリスリ?

          自分は基本的に身体に良い影響を出せれば手技は何でも良いと思っているタイプではあります。 ですが、本人のベースになってる技法については誇りを持って拘った方がいいと思う一面もあります。 腱引きも当然『腱、スジを引く』がベースかなとは思ってたりします。 自分はそこに骨周りの調整も入れています。 さて先日他の地域の整体師とやり取りしていたら、『最近腱引きはスリスリするの?』と………  最初?マークが頭に出たのですが、腱引きがイベント出店してたのを見たらスリスリする技法を結構使って

          スリスリ?