執筆素人サラリーマン 文フリへの道〜時化〜
この前、ナルトという忍者のアニメを見ていて、主人公の得意技である"影分身の術"がとても羨ましくなった。
ナルトは影分身の術を使って、自分の分身を数十、数百をつくり、あらゆる方向から敵に攻撃を仕掛ける。
これを応用して、男にしか通用しない、お色気の術というのもあるけど、それはまた別の話。
あれだけ自分が分身できて、それぞれが別の動きができるのがとても羨ましい。
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前回記事の後、どんなコンテンツの本を作るかというのをあらゆる角度から考えてきました。
小説、エッセイ、詩…いろんなカテゴリがある中で、どれだったら、書けるだろうか、
いや、どれを書きたいんだろうか。
どれが売れやすいんだろうか。
そんな思考がぐるぐる、ぐるぐる。
その一方で、仕事が忙しくなり、プライベートもやることがたくさんでてきて…
時間が足りない感覚に苛まれている。
やりたいことがあるのに、やる時間が確保できないもどかしさ。
なんとか、創作に向かう時間を作っても、筆が進まない混沌とした状況。
足は動かしてるのに、その場で足踏みをしているだけのような感覚。
そんな中、ぼくとは対照的に一度にたくさんのことをしているナルトを見て、影分身の術がなんと素晴らしい術なんだと思った。
あの術があれば、一度にたくさんのことができるのに…
時間がないという課題はもとより、何より書けない。
断片的にエッセイのテーマや詩っぽいフレーズ、小説の一場面が思い浮かび、ひとまずメモしているけど、それぞれがつながり、作品へと昇華できる可能性を秘めていない。
どうしよう…と思っていた矢先、2年ほど前に知ったリトルプレス作りの講座が開講するとSNSで知った。
乗っていた船が難破して、なんとかたどり着いた無人島に1週間いた時に通りがかった助け舟…
これは申し込むしかないと思い、申し込んだ。
本格的なスタートは今月から。
短期間の講座だけど、この期間で本作りの根幹を理解したい。
しかし、講座だけにあまり期待してはいけないことは肝に銘じておかなければならない。
英語を話せるようになるために、週一のレッスンに通うは良いものの、受けるだけになって、話せないというのを経験している。
教えてもらう時間以外にどれだけ自分で練習できるかが鍵。
そして、その時間をいかに捻出できるかも鍵。
僕が好きな本に「複利で伸びる1つの習慣」という本がある。
この本の中に、毎日1%良くなることの効用がうまく説明されている。
もし毎日、1%良くなることを1年間続けた場合、どこまでたどり着くことができるのか。
1年間、毎日1%よくなる場合:1.01の365乗=37.78
1年間、毎日1%悪くなる場合:0.99の365乗=0.03
実に今より37倍良くなることができる。
一年後に今の37倍スキルが向上できることを考えると今日の1%の改善くらい頑張ってみようと思える。
また、書けないということについても、勇気をもらえる本と出会った。
この本は作家さんやライターとして活躍している、いわゆる書くことのプロが"書けない"状態からどう脱却するか、書くためにどういうツールを使っているか等が論じられている。
まず、書くことで生活しているプロであっても、書けないことがあるということに驚いたし、プロでもそんなことがあると思うと、少し心が軽くなった。
そして、技術的な部分では、「アウトライナー」というのを使っていると紹介があり、参考になった。
その名の通り、「アウトライン」をまとめるためのツール。
詳細は書けたら書くけど、ザクっと書くというのが良いとあった。
なかなかまとまったものが書けない時でも、まとまらなくて良いから、頭に浮かんだことをとりあえずアウトライナーに打ち込んでいくというのは参考にできる。
例えば、
•さて、何を書こうか
•お腹空いてきたけど、少し頑張るか
•次の文章のテーマは、行きすぎた効率化に対する疑問にするか
•その対抗として…
みたいな形で脳内の文章をそのまま書いていくのが良いそう。
そういう文章を書き溜めて、あるタイミングでまとめたり、具体的な文章を書いてみる、また行き詰まったら、アウトライナーに戻る。
みたいなことをしているらしい。
早速"workflowy"というアプリを入れて、この記事も書いた。
確かに書きやすくなった気がする。
こういう試行錯誤を繰り返しながら、毎日1%良くなっていこう。
終
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