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キャリア停滞を感じている30代会社員が5年間価値観を見つめ直して分かったこと


社長や役員さんの前で新入社員代表として挨拶をしたのが8年前。

あの頃は全てが新しく、未経験で、大変なこともあったけど、楽しかった。

"楽しかった"と書いたのは、何も今が楽しくないわけではない。
もちろん、楽しい時もあるけど、体の芯で感じる楽しさというのは少なくなってきた。

そんな感じでいると「自分は何がしたいのか?」という疑問が頭から離れなくなる。
それが進化すると「人生の目的ってなんだろう?」とまで考える。

こうなる原因は何かというと、自分の軸、つまり価値観がはっきりしていないことに起因するのではないかと思った。
実際に、いわゆる自己啓発本といわれる本を読んでいても、やはり自分の行動や思考に基づく価値観を把握していなければ、こういった感情に苛まれると書いてある。

そんな悩みを持っていたときに出会ったのが、価値観リストだ。

価値観リストは僕が尊敬するメンタリストのDaiGoさんの動画、書籍から知った方法だ。


詳しくは本と動画を見ていただきたいが、この方法は、価値観を表す80個のキーワードを一度すべて自分で評価していき、そこから言い得ているもの、自分にフィットしているワードを10個選出し、さらにその10個をランキング化していくものだ。
その過程の中で、自分の芯となる部分に近づける。

僕はこのワークを1年毎に実施して、昨年で5年目(5回目)となり、いろいろと分かってきた。
そして、自分の軸もはっきりしてきた。

これが5年間やってきた価値観のデータだ。
縦軸に順位、横軸が実施年をとった。

2019-2023価値観リスト


1回ごとでも、十分な発見があるが、5年の変遷を分析すると、より深い示唆が得られる。
まず、この5回をとおしてトップ5に入っているキーワードは、
「成長」変化と成長を維持する
「知識」価値ある知識を学ぶ、または生み出す
「目的」人生の意味を方向性を定める

順位の変動はあれど、5年連続で上位に入ってきているので、重要な価値観、自分の芯にあるものと考えて良さそうだと思った。
成長を感じられなければ、つまらないし、本や動画から新たな知識を得るのが楽しいし、常になんのために?を考えているので、非常に納得のいくキーワードだ。

他のキーワードも見ていくと「精神:精神的に成長し成熟する」というのも3年出てきている。
思い返せば、この年は精神的に不安定な時期でもあった。
2019年、2020年はコロナ禍、2022年は大きな挫折があり、確かに「精神」が上位にあるのも頷ける。

後のキーワードは、その年々に経験したこと、考えたことがベースに現れていると思う。
2023年は「情熱:なんらかの発想、活動、人々に深い感情を抱く」「自治:人まかせにしないで自分で決める」が新たにリストに上がってきた。

情熱について、考えると仕事をはじめて8年になり、慣れも出てきて、情熱を感じにくくなってきた自分がいる。情熱をもって、働くことができたらどれだけ良いだろうかと考えることが多くなった。
情熱を欲しがっている。そう客観視できた。
また、「自治」については、いろんなことが自分でできるようになり、いろいろ指示されるよりも、自分で決定し実行していきたいという思いがこの1年で強くなってきたと感じる。このキーワードも今の自分にとって、非常に重要なものだ。

5年間の価値観リストのワークをとおして思うのは、1回でやるよりも、複数回実施したほうが揺るがない価値観というのが見えてくるということ。
1回でももちろん有意義なものであるけれど、一定期間をおいて実施して、また同じ価値観が出てくれば、それが自分の中で重要な軸であるというのが確信できる。
また、その年々で変わるキーワードを考察することも意味があるということがわかった。ころころ変わる価値観ワードもそのときの自分にとって重要なものになっているので、直近の行動を設計するのにとても役に立つと思う。

価値観というのは、変わらないコアのものと経験や知識でその時々で変わってくるものがあるのだと思う。
そういう核心となる価値観や変動する価値観はこういったワークで定期的に見直すことでわかってくるもの。続けていくことで精度が上がってくると思う。


これからは”成長” ”知識” ”目的”を意識した行動をとっていきたいと思う。
このキーワードを見つけることができて、もやもやとした気持ちが少し晴れた気がした。

コアとなる価値観

なんだか人生に意義が見いだせなかったり、このままで良いんだろうか?と考える人はぜひ、このワークをやっていただきたい。

霧がかったモヤが少し晴れるかもしれません。




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