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自作の声劇台本などを。フリー台本ですが、ご使用の際には一言頂けるとありがたいです。また…

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自作の声劇台本などを。フリー台本ですが、ご使用の際には一言頂けるとありがたいです。また、配信や投稿などされる際には自作発言、過度な改変は御遠慮下さい。こちらのKeN@の自由時間(https://note.com/ken_freetime)より引用と記載して頂けますと尚嬉しいです。

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声劇台本

項目別に分けています。 ご使用の際にはコメントを頂けると作者のモチベーションが上がります! 是非よろしくお願いします。 ○2人用○3人用○4人用○複数人推奨○楽曲ベース○交錯の行く末(クロスストーリー)○花は戦いで鳥が謡い、風は靡いて月が燦めけば、人はそこで人と成る(クロスストーリー)○やさしさの集い○喫茶レストリーシリーズ○宜保無道の怪綺談シリーズ

    • 世界から僕が消えても

      ※この話にはイジメ、自殺未遂などの言葉が出てきます。気分が落ち込んでいる方、感情の引っ張られやすい方は読む際には自己責任でお願いします。 「ばいばい」 たったその一言で僕は世界から消えた。大多数の人は僕が消えたことにすら気付かないような世界。数日経てば気付く人も出てくるのかもしれないが、気付いたとして、そこで仮に一瞬話題にあがったとして...本当に一瞬のこと。 僕は幼い頃は誰とでもすぐに打ち解けることが出来る方だった。自分で言うのも何だが人付き合いがとても上手かったんだと

      • 仲良し姉妹

        天野 雫 天野 雪 雫:私には4歳下の妹がいる。妹の名前は雪。そのまんま、雪が降る日に生まれたから。そして私は雫。これもお察しの通り梅雨の時期に生まれたから。私と雪は自分で言うのも何だがとても仲のいい姉妹だと思う。2人で出掛けたり、着るものを交換したり、お揃いの小物を買ったり。とにかくお姉ちゃんっ子で私の後をいつも付いて回って来てた。自慢の可愛い妹。昔1度だけ喧嘩をしたことがあるけど、理由はあまり覚えていない。確か雪のハンバーグの方が大きかったから。そんなことだったような気

        • しあわせの教え

          ※こちらの作品は過去作「アンマー」を加筆修正したものです。 三鷹 沙耶 三鷹 慎吾 三鷹 咲良 沙耶:セミが鳴き始めた頃、アナタは大きな産声を上げて私たちのところに来てくれたね。生まれてきたばかりのアナタは目元がお父さんそっくりだった。アナタには真っ直ぐ生きて欲しい。そんな願いと、お父さんの名前を1文字貰って「慎吾」と名付けた。 慎吾「ねぇねぇ、おかあさーん!ゆうくんがゲーム買ったんだって!僕も欲しいから買ってよー!」 沙耶「慎吾、ごめんね。ゲームはちょっと買えないかな

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        声劇台本

          あきかぜの想い

          八神 靖隆 二見 結輝海 ※こちらの作品は過去作「サンキュ.」と「秋風に揺れるブランコ」の内容を統一したものです。  靖隆「ユキ。...いや、二見結輝海さん、僕と付き合ってください。」 結輝海:ヤスからそう言われたのは突然だった。いや、前から正直薄々は感じていた。ただ私に向けられるその好意が幼なじみとしてのものなのか、それとも恋愛の意味を含んでいるのかは判断できずにいた。  靖隆:僕らは小さい頃からずっと一緒にいた。僕の両親が仕事で帰りが遅い日はユキの家でご飯を食べさ

          あきかぜの想い

          椅子取りげぇむ

          ※この話には若干のグロテスク要素が含まれます。苦手な方はご注意ください。 スギモト オオタケ ウスイ オギノ (カク) (オガワ) (オクダ) カマタ スギモト:部屋には陽気な音楽が流れる。俺たちはその音に合わせて椅子の周りをぐるぐると周る。残る椅子は4脚-音楽が止まると俺たちは空いている席に座る。いや、オオタケとウスイは躊躇っている。そこにカマタの声が流れてくる。  カマタ『さぁ、選んでください?』 スギモト:そりゃカク、オガワ、オクダの3人が連続して死んだのを目の

          椅子取りげぇむ

          靑白く烟り沇るる霏往くは

          岡平 光希 岩瀬 翔 光希:カチッと言う安物のライターの音と共に俺は軽く息を吸う。ジジっと微かに煙草の先端に火が点る。空気と共に大きく息を吸い、煙を肺に充満させる。それからふぅ、と溜息にも似た息を吐き出す。口から出た白い息は霞のように拡がり消えて行く。煙草の先からは青白い煙が燻る。その行方をじっと見つめていると喫煙室のドアが開いた。  翔「お疲れ様でーす。あれ?先輩、辞めたんじゃなかったんですか?」 光希「あぁ、辞めるの辞めたよ。」  翔「どんぐらい続きました?」 光希「

          靑白く烟り沇るる霏往くは

          世界からボクが消えたら

          山中 将平 吉野 駿 幾井 司 三苫 寿樹 将平:確かにここに居るはずなのに。声が届かない。僕の存在は恐らく空気中の二酸化炭素よりも認識されていない。きっとみんなからしてみれば背景の一部。それ以上でもそれ以下でもない。 SE:教室の雑踏 将平:朝教室に着くと僕の席には違う人が座っている。僕の隣の席の幾井くんと後ろの席の吉野くん、その2人と仲のいい三苫くんが、まるで当然と言った顔でその席で談笑をしている。 将平「あ、あの...」  司「でさ、こいつ結局その先輩ボッコボコ

          世界からボクが消えたら

          喫茶レストリーシリーズ

          ○雨夜の訪問客 ○喫茶レストリー ○指定席

          喫茶レストリーシリーズ

          やさしさの集い

          時系列はバラバラですが共通の登場人物、または関連作品を1つにまとめています。 ○きらめきの先へ ○なみうちの調べ ○やすらぎの香り ○あきかぜの想い ○しあわせの教え ○はじまりの契り ○ぬくもりの中で

          やさしさの集い

          宜保無道の怪綺談⑤

          宜保 無道 無道:ご無沙汰ですね。近頃少々お忙しかったのでしょうか。えぇ。あなたをお待ちしている間にきっちりとあなた好みのお話をご用意していますよ。ふふ。では早速...夜寝る前、天井をふと見ると、木目が人の顔に見えたことはないだろうか。お風呂で髪を洗っている時、背後から誰かの視線を感じたことはないだろうか。家に帰った時、誰もいないはずの部屋からさっきまでまるでそこに誰かいたような空気を感じたことはないだろうか。なにも家の中に限った話ではない。横断歩道で信号待ちをしているとき

          宜保無道の怪綺談⑤

          指定席

          マスター 青年 老人 マスター:いらっしゃいませ。ここは郊外にある小さな喫茶店【喫茶レストリー】でございます。レストリーとは私の考えた造語でして、レスト(休息)しながら皆様の様々なストーリー(物語)をお聴きしたく名付けさせて頂きました。あっ、申し訳ございません。そちらのお席はリザーブドの札を置かせていただいておりますようにご予約席となっておりますので、他の空いているお好きなお席におかけ下さい。え?何故こんな中途半端な席のご予約かですか?...んー、そうですね。少し昔話にお付

          指定席

          訪れを告げる

          この作品はnanaの企画で投稿したものを再編集したものです。45秒のBGMに合わせて「春一番」をお題にして書いた作品。45秒は短すぎる!でもその時間に収まるように書いてみました。今回はそこに文字を付け足したので普段よりもかなり短めな作品となっています。 サクラ ハルキ サクラ:この薄手のコートも今年はそろそろ役目を終えるのかな。ショーウィンドウに映る自分の姿を確認しながらそんなことを考える。私は腕時計に目をやる。まだ待ち合わせの時間には充分余裕がある。君が少し慌てた様子で

          訪れを告げる

          前略、20歳の僕へ。

          『思い返すと充実した毎日がそこにあって、昨日の事のように鮮明に思い出されます。君は今、キラキラとした学生生活を送っているね。学校の友達にバイトの仲間。偉そうに後輩に実習指導なんかもしてさ。バイト先では店長にも認められて本部のビルのある店舗にも引き抜かれて。学校に行ってバイトに行って、たまの休みには彼女とデートをして。学園祭の実行委員なんかもやったりして。そろそろ卒業も迫ってくる時期だけど、特に何も不安視することなく今までと変わらない生活を送っている。それどころか謝恩会の主催と

          前略、20歳の僕へ。

          4人用

          4人推奨の声劇台本です。 ○賽は投げられた○ラブリーホープエンジェル○化かす化かすで化かされる○不審者にご用心!?○世界からボクが消えたら

          3人用

          3人推奨の声劇台本です。 ○遠い日の約束○ナシズトウゲ○バッテリー○声よ届け○枝を矯めて花を散らす○籠の鳥雲を慕う○明日は明日の風が吹く○月満つれば則ち虧く○しあわせ家族の作り方○サンパチ○小さな旅、ひと夏の○指定席