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【007】ジェームズ・ボンドが好きすぎてロンドンに行った話#002

007が好きすぎてロンドンへ行った話の続きです。

『死ぬまでに自分の目でMI6を見てみたい!』と思ったのが、ロンドンへ旅をしたきっかけです。
前回は旅の話の前に、007とは何か?とか、自分が007ファンになった経緯などを中心に書きました。

今回はロンドンまでの移動を中心に書いていきます。
ロンドンに行ってみたいと思っている人の参考になると嬉しいです。

ロンドンへのフライト

ロンドンにはゴールデンウィークに行きました。
2014年のことなので、ちょっと昔の話になります。

関西に住んでいたので、大阪の伊丹空港から出発しました。

当時は働き始めてまだ1年程だったので貯金は少なかったです。
(働き始めてすぐに北京旅行にも行ったので、貯金はほぼありませんでした。北京の話はまたいつか書いてみたいと思います)

当時最安のフライトはマレーシア航空で、往復12万円くらいでした。

ですが!
今回は007ツアーです!

ボンドが乗るならこの飛行機だろう!というだけの理由で、イギリスの飛行機、ブリティッシュエアウェイズ(以下、BA)を予約しました。

早朝の羽田にて(旅行とは別のときに撮影)

価格は18万円くらいでした。

高いなーと思いましたが、次に乗る機会があるかわからないので思い切って予約しました。
今、BAでロンドンまで行くと倍の値段するみたいです。

2024年のフライト情報

行き方はいろいろありますが、現在は大阪からロンドンへの直行便は無いです。(コロナ前は関空から直行便が飛んでいる時期がありました)

たとえば2024年のGWだと、2023年12月現在の大阪発は大体こんな感じです。

…高いですね。
昔に比べると燃料高、物価高、ウクライナ侵攻の影響などで価格が上がっているのでしょう。

今だったら、たぶんエティハドかシンガポール航空を選びます。(価格と時間のバランスで)

東京(羽田)発であれば、BAの直行便が往復約35万円です。
所要時間は15時間です。
羽田8:50発なので、大阪からだと前日に東京へ移動しないと間に合わないです。

昔はロンドン行きのBAは成田発でしたが、今は羽田発になっています。
地方からは羽田のほうが便数が多いので便利ですよね(BAだと前泊必要ですが)

ウクライナ侵攻が始まって以降、ヨーロッパ方面はロシア上空の飛行ルートではなくグリーンランド上空ルートに変更になりました。
そのため、飛行時間が3時間ほど長くなっています。

Flightradar24より

MH370

少し話が逸れますが、最安のマレーシア航空にするかどうかで迷ってBAを予約した数カ月後、マレーシア航空370便(MH370)の墜落事故が起こりました。

ロンドン行きの飛行機ではないですが、
この時、ゾッとしたのを覚えています。

クアラルンプールから北京へ向かっており、
離陸から約1時間後に消息を絶ちました。

海に墜落したものと見られていますが、まだ真相は分かっていません。

一年後に、レユニオン島(マダガスカルの東にあるフランス領)で残骸の一部が見つかりました。
海流で流されたものだと推測されています。
21世紀でもこういうことが起こるのかとびっくりしました。


いざ、出発

当時の旅程は以下の通りでした。

JAL:大阪伊丹 8:00  → 東京成田 9:30
BA:東京成田 11:00 → ロンドン・ヒースロー 15:00(現地時間)

BAを予約したので、国内移動は同じワンワールドのJALのコードシェア便でした。

天気はあいにくの雨。写真は成田で撮ったBAです。

ロンドン行きBritish Airways, Boeing777

初成田、初ヨーロッパ、初海外一人旅の初めて尽くしで、成田空港を満喫する余裕はありませんでした。

せっかくBAに乗ったものの、移動のことはフライトが長くて暇だったということしか覚えていません。笑

ロンドン・ヒースロー空港

ヒースローに到着しました。長かった...

ヒースローは入国審査が大変だということは噂で聞いていましたが、本当に人が多かったです。
審査を受けるための列に並んで1時間以上待ちました。
その間にもどんどん人が並んでいきます。
長時間フライトの後はしんどかったです。

知り合いの中国人に聞いた話では、入国審査でさらに1時間かかったと言っていました。
覚悟していましたが、幸い入国審査は特に何もなく無事に入国できました。

ロンドン中心部へ

預け荷物を受け取って無事に入国できたら、中心部へ移動します。
ヒースロー空港は中心部から約25km西にあります。

僕は海外に行った時は鉄道で移動することが多いです。
ヒースローからロンドン中心部までの鉄道は、主に3種類あります。

昔は3番目がありませんでした。
(厳密には、ヒースローコネクトという、2の停車駅が多い版でした)
少し前にリニューアルされて中心部まで行けるようになったようです。

当時は1と2の二択だったので1の地下鉄で行きました。
(帰りは2に乗りました)

イギリスでは地下鉄のことをUndergroundと言います。
英語の授業では地下鉄のことをSubwayと習いました。
しかしイギリスでSubwayは、地下道の意味です。

ウエストミンスター駅の入口(後ろはビッグベン)


アメリカでは英語の授業で習った通り、Subwayが地下鉄、Undergroundが地下です。

さらに、ご存知の方も多いと思いますがイギリスでは
Elevator → Lift
1階 → Ground floor
2階 → 1st floor
です。

知っていても、エレベーターに乗って【G】のボタンを見た時は、一瞬『!?』となりました。


地下鉄 ピカデリーライン

イギリスでは地下鉄のことをUndergroundと言いますと書きましたが、ロンドンでは地下鉄のことを『Tube』と言う人が多いです。

Tubeは愛称です。
電車がチューブ(管)のようなトンネルを走っているように見えたのが由来だそうです。

ピカデリーサーカス駅。トンネルの形が丸いです。

007の映画、スカイフォール(2012)には、Tubeが出てきます!
日本語吹替でなく、英語音声で見ればよくわかりますが、セリフの中で何度もTubeが出てきます。

たとえば、捕まったシルヴァが逃げ出して、ボンドが追いかけるシーンでは

Q: Keep moving forward and to the next service door on your right.
If you are through that door you should be in the tube.
(そのまま前進して、次の右側のドアまで進んで。そのドアを通ったらチューブに入るはずだ)

Bond: I’m in a tube.
(チューブに入った)

警官に変装して地下鉄に逃げたシルヴァを追うシーンでは、
Q: Where are you now?
(今どこ?)

Bond: Temple tube station, along with half of London.
(チューブのテンプル駅、ロンドン市民の半分と一緒にね)

ボンドがチューブに飛び乗るシーンもあります。

歴史のある地下鉄だからなのか、天井が低いです。背の高い人は窮屈そうでした。

日本の電車に乗っていると
「電車とホームの隙間にご注意下さい」
というアナウンスがありますが、

tubeでは
“Mind the gap, please”
と言っていました。

Skyfallでも "Mine the gap"と聞こえてきます。
なのでつい、お土産でこんなマグネットも買いました。笑

この形はtubeのデザインです


Tube strike

地下鉄に乗る前に、Oyster card を買いました。
日本で言う、SuicaやICOCAです。

oyster?
え...牡蠣?と思いましたが、
oyster には「思いのままに」という意味があるそうです。

さて、いよいよtubeに乗ります!
tubeに乗るのも007ツアーの1つ!
空港からの移動も楽しみ!
だったのですが...

一応、想定はしていましたよ。
ストライキ!!

ストライキのお知らせ

ヨーロッパの交通機関はストライキが多いのは事前に調べてましたし、ニュースでも時々やってますね。
ストライキ以外にも、ロンドンの地下鉄は急に止まることもあるそうです。

しかしタイミングよく当たるとは…

ただ、部分的には動いていました。
通常なら1本で行けるところですが、途中で何回か降ろされました。
なので同じ路線なのに2回ほど乗り換えました。

道中は、ロンドンの中心部でなければ空が見える区間もありました。
地上も走るんだーと思っていたら、地面より下を走っていて、ただトンネルになってないだけのようでした。

アールズ・コート

そんなこんなで、なんとか一人で EARL’S COURT(アールズ・コート)という駅に到着しました。
今回泊ったホテルの最寄駅です。

アールズ・コートにした理由は007とは関係ないです。
というか、ボンドが泊まるホテルは高級なので泊まれません。笑
(別の旅行で、1回だけボンドと同じホテルに泊まる機会があったのですが、それはまた別の機会に...)

アールズ・コートにした理由は以下の2点です。
1. 手頃な値段の良いホテルがあった
2. 交通の便が良いと思った

泊まったのは「ホテル オリバー」というホテルです。
綺麗で一人で泊まるには十分快適でした。
たしか1泊17,000円くらいだったと思います。
駅から徒歩5分程度なのも良かったです。
フロントのスタッフに愚痴を聞いてもらうこともありました。笑

2点目の交通の便に関してですが、
アールズ・コートは、地下鉄の以下の2路線が通っています。
・ピカデリーライン
・ディストリクトライン

ピカデリーラインは
 ・ヒースロー空港
 ・ピカデリーサーカス
 ・コヴェントガーデン
などを通ります。

一方、ディストリクトラインは
 ・ウェストミンスター(ビッグベンがあるところ)
 ・タワーヒル(タワーブリッジの近く)
 ・パディントン(ヒースローエクスプレスの始発駅)
などを通ります。

アールズ・コートは観光スポットへのアクセスが非常に良かったです!

画像を貼るとめっちゃ複雑なので、路線図のリンクを貼ります。
青がピカデリーライン、緑がディストリクトラインです。


アールズ・コートの雰囲気はこんな感じでした。

朝の住宅街
アールズ・コート駅前

中心部に近いですが、比較的落ち着いた雰囲気でした。

さて、前半は飛行機の話、後半は007を含めた地下鉄の話ばかりで、結構マニアック?な話になってしまったかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

次は007のツアーについて書いていきたいと思います。
(たぶんもっとマニアックになります...笑)
007以外の場所にも行ったので、それも交えて書いていきたいと思います!
また読んでいただけると嬉しいです!


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