見出し画像

やめられないお酒

私はだいたい毎日お酒を飲んでいて、会食でお酒を飲む他、自宅でもだいたい寝る前に読書をしながら飲んでいます。なのですが、最近、この毎日飲む自分に多少自己嫌悪を感じているところです。
 
この自己嫌悪は、歴史上の人物とお酒にまつわるお話しを最近立て続けに何個か原稿として書いたためと感じます。
お酒も含めて遊びにおぼれて鎌倉幕府を滅亡させてしまった北条高時。
大変ストイックな人生だったものの、お酒だけはやめられず、戦の時も馬の上で酒を飲み(ご丁寧に「馬上杯」というものも残っています)、飲みすぎによる糖尿病、脳梗塞で亡くなったと考えられる上杉謙信。
 
飲んじゃってダメになったお話しを書いてもうんざりなのですが、飲まないことで偉業をなした人のことを振り返ると、うんざりを通り越して自己嫌悪におちいるのです。
祖父、父、兄とお酒の害で亡くなったことから、自分自身は禁酒に徹し、75歳まで生きたことで70歳の時に中国地方を統一できた毛利元就。
そして、極めつけは安田善次郎です。金融を事業主体とする安田財閥を築き、国家予算が16億円の時代に個人資産が2億円あったこの人物は、26歳で独立してから83歳で亡くなるまで禁酒の誓いを守り、仕事に励み続けたことで成功したのです。独立するまでは酒が好きで仕方なかったのに。。
 
こういう話しをつらつら書いていると、「自分のようなものが毎日お酒を飲んでいてよいのだろうか」と鬱々とした気分になっていくのです。。。しかし、会食の席は(多分)諸々やむえないとして、自宅の飲酒時の解放感もなかなか捨てがたく、結局、どうしてもお酒を買って帰ってしまうわけです。
本日なんかは、娘にお菓子を一緒に買いに行こうと娘をコンビニに誘いつつ、お菓子も買いながら、結局はお酒に手が伸びてしまいまいした。。。
 
つらつら思うに、毛利元就にしろ、安田善次郎にしろ、こうした非凡な人達は壮大な目標実現のためには健康第一で活力をもって働くためにお酒を禁じたわけです。であるならば、まあ自分のような凡人は、どこまで大きな目標を持っているのかという問題もありますが、健康と翌日の活力くらいの気配りして飲みたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?