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自販機

雨降りの平日の夜は 狂った輪郭を持っている 向こう側へ行った人間を何人か知っている 三叉路に佇む自動販売機は不気味に稼働し続け 草臥れた労働者を一寸ばかり癒やしてはまた見送り続けている

    • 完全な敗北とは

      「完全な敗北とは、要するに、忘れ去ること、とりわけ自分たちをくたばらせたものを忘れ去ることだ、そして人間どもがどこまで意地悪か最後まで気づかずにくたばっていくことだ。」 「夜の果てへの旅」セリーヌ著 より。 正直ぶっ飛んだ。 暇 is GODだよ。

      • キワキワ

        シャウトと音楽のキワキワのラインで迷っている。 丁度いい騒がしさってなんすかね。 社会とか政府とかファッキン、キ◯ガイで良いじゃんって開き直るのは簡単だけど、センス無いくせにイッチョマエに音楽としてダサけりゃ萎えるワガママボデーなもんだからツラいところだ。 歳を重ねるごとに声も出なくなる、酒の量も増える、カワイイあのコはホストの彼氏に貢いでる。ぼ、ボキだけがチミを救えるのさ、なんて純粋に思えていた俺は10代で死んだ😊 あの頃の狂気があればなぁと正直思う。 わかったふうにな

        • 個人と社会について

          ちょっと前までは社会派の音楽家とか芸術家とか、ダルい、面倒くさい、ってイメージを持ってたけど今はあまりそう嫌悪してなくて、綺麗事だろうと理想主義者だろうと何かを発してる人が良いな、と思ったりする。(哀しいかな、手垢に塗れた脳味噌になってしまっているから傾倒したりはしないが。) これは自分が成熟したとかそういう話ではなく、様々な人と対話した結果、日々の生活がしんどいだとか辛かったりは個人的な悩みが原因では無い、という結論に至ったからである。(とはいえ、こんなことは無数の偉大な

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        記事

          毎日路上に出る

          暖かくなってきた。 昨日今日と昼間から路上で歌う。 やっぱり人前で歌うのはめちゃめちゃ健全で、歌は下手になってるし声も調子悪いんだけど、外で歌うのはチョー大事だな、と再確認。 一人で居るとマジで歌わないからね。 たった一人でも聴いてくれる人がいるのは有難い。 シャウトばっかやってたから普通の歌い方忘れたのもある。 歌の練習のつもりで、これから毎日1時間路上に出ようと思う。 長時間はダメ。 飽きるからw みんなすぐやめちゃうからね。 俺はこれしかやること無いから続けるしかな

          毎日路上に出る

          歌とタバコとギターと喫茶店

          哀しいかな、日に日に歌が下手になってる気がする。 原因はタバコだと思う。 タバコはやっぱり喉に悪い。 肺活量も落ちる。 これだけ長く継続してタバコ吸ってるのは7.8年ぶりだろうか、まぁやっぱりやめたほうがいいんやろな。 上手い下手の話ではなく、タバコ吸ってると歌っても楽しくない、って感じがする。 感度が鈍くなる、というか。 歌ってやっぱり躰でやるもんだから、躰が楽器だから、躰を整えてやらんとな。と考えたりしている。ぼちぼちね。 ★ 俺はエレクトリック・ギターよりアコース

          歌とタバコとギターと喫茶店

          バンド練習日

          ここ最近、追い風が吹いている。 色々ピースがハマる。気持ちエエ。 スタジオでバンド練習。 4人揃って楽器をブチ鳴らし、改めてバンドの楽しさを噛みしめる。 帰る場所を沢山持つってめちゃくちゃ良いんじゃないか。 負荷を散らして行くこと。 相変わらず自転車操業ではあるが後顧の憂いがサクっと消えた。 持つべきは友、とはよく言ったものであるね。昔の人は良いこと言うマジで。 ひとまず、晴れやかだ。 春はもうそこまで来てる。

          バンド練習日

          方舟

          2020年4月16日 12:15 執筆 目が覚めると外はすっかり夜になっていた。外では、煩い単車の音、パトカーのサイレンが吠えている。 俺はすっかり昼夜逆転した生活をしていた。学校に行かなくなって、1ヵ月以上経った。 ともかく外の世界が嫌になった。 俺は嫌いなものが多すぎた。 タバコを吸って、それから外に出ることにした。腹が減るのは仕方ない。 マンションのエレベーターに向かうと、女が一人、エレベーターを待っている。 どうやら同じ階の住人らしかった。 派手な格好をしていた