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白丸魚道レポ〜300m魚道〜

白丸ダムにある白丸魚道。この魚道の長さは、約330mと日本長級。
今回はその魚道に行ってきたレポです。

夏休み期間は毎日開いてますが、それ以外は土日のみ入ることができます。


アクセス

白丸駅から徒歩で20分。
ざっくりいうと奥多摩。

今回私は車で行きました。途中にはお食事処がいくつかあるので、そちらを利用しました。
山道なので事故にはお気をつけて!!

白丸魚道観察室の内部


魚道観察の施設入り口はこんな感じ。
さぁ入ってみましょう!

入ると受付があり、その先へ進むと大きな螺旋階段が。

コオオオオオオって音がしそう。

 写真で見ると怖い。巨大建造物恐怖症の私はこの写真を見て若干行くのを渋ったほど。
 しかし、お客さんがたくさんいたのと、広めなので意外と怖くないです。
写真で見るより暗くないです。

魚道を見学できる施設の中はトンネルのようにひんやりしています。

このように間近で魚道を見ることができました。これもアイスハーバー型魚道。
コの字型の壁で水流の勢いが弱められ、魚が休むことができます。
利根大堰の魚道と比べてかなり細め。

魚道内部の水量調整用のバルブ

魚道の水位を一定に保って魚が常に登れるように管理しているそう。

流れる様子。奥がプール
カタツムリ

魚道内部を泳いでいる魚を見ることはできませんでした。水流で中を見ることが難しい。
しかし気落ちする必要はありません。
魚道の途中にプールがあり、そこで魚を見ることができます。!
プール内部は流れが非常に穏やかで魚が集まって休憩しています。

魚の種類はよくわからなかったけど、大小いろんな魚が泳いでいました。

さらに先に進むと、このような景色が広がっています。プールより先は潜孔式魚道に変化します。水流の強さをコントロールしやすいように設計されているそうです。

ここの奥がさっきの写真のプール


クラッシュバンディグー2の地下みたいな感じ。(・∀・)
不気味な感じはないんですが、ゲームの世界に訪れたような雰囲気があり、非常に魅力的です。廃墟が好きな人は気にいるのではないでしょうか。

魚道を抜けるとこのような絶景が広がっています。

魚道の外に出て

ボートを漕ぐ人。
怖くないのかな。

こんな綺麗すぎる青色の上をボート?で進んでる人たち。ここまで綺麗だと逆に怖い。

ダムの水門?ゲート?の上を歩けるようになっています。水門の上からの景色がこちら↓

画像左上に伸びる階段のようなものが魚道です。

赤線が魚道のルート

魚道入り口の強い流れが呼び水になって魚を魚道入り口まで呼んでいるのでしょうか。

水門を見下ろした景色。
たかい、、
水門を見上げたところの画像。
右上の滑車で水門を上げるのだろうか。

感想

 これだけ長い魚道魚たちは登ってるんですねぇ、、、魚の本能の底力を感じます。
自分が魚だった時に登れる気がしない。。
こんなに長い魚道でも魚は登ることはできるんですねぇ。

 あと、ダムがデカすぎて建物っていう感じがしないですね。地形に見えてしまう。
ダムがなかった時の光景が想像できなかった。ダムの壁分水深があるなんて、本当に信じられないです。その水深の圧力に耐えてることも、ここまで大規模に地形を操作できることが実物を見ても、あんまり信じられないですね。

 魚道内部に関しては施設がかっこよかった。自然の中にある施設は苔や湿気などコンクリートと自然物の組み合わせは魅力的な雰囲気がありますね。照明も黄色の蛍光灯で独特な雰囲気を醸し出していました。
 白丸ダムの魚道はなんとなくですが、魚が人間に合わせてる感じというか、ダムの景色の中で魚道だけが明らかに浮いていた感じが強かったですね。魚は魚道の全体像を入る前に把握することはできないですから、なんか違和感があったりするのかなと想像してしまいます。

 実際は多くの魚が魚道を利用しているそう。
それでも全ての魚が遡上できるわけではないでしょうから、上流からどんどんいなくなってしまうんですかね、、? 

利根大堰の魚道のあり方とはまた違ったあり方とをしているように感じました!

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