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『幻の原稿』を供養します・・・「ピシャリスキル」を身に着けよう!日常の「ウザい」という気持ちを大事にしながら人生と世界を変える思考法・・・・「はじめに」

「ひとりごとマガジン」の購読者の方も、この「幻の原稿」部分もお読みいただけます。これを機会にご購読を考えていただければと思います。

まずお知らせなんですが、実は、久しぶりに商業出版が決まりました。今年2021年の夏頃予定です。

それについてはおいおい告知していこうと思いますが、とりあえずそれを記念して?というか、それとは別に昨年2020年初頭ぐらいに動いていた商業出版企画が諸般の事情でボツになった原稿があるので、そっちをこのnoteで公開して供養しようかなと思っています。

私は経営コンサル業のかたわら色んな個人と「文通」して人生について考えるという仕事もしているんですが、それで昔から繋がっていたある編集者の人が会社辞めてフリーになるって話で、ぜひ初フリー仕事は倉本圭造の本で!と言ってくれたので2019年の年末に動き出したものなんですね。

しかし、ある出版社で一応ゴーサインが出て、色々とやりとりしながら一応の完成状態にまで持っていった頃に例の「コロナ禍」が始まって、色々と混乱しているうちにその出版社のボスが亡くなってしまったりとか、そういう不幸も重なって・・・

別の版元を探したりとかすれば出せたと思うんですが、社会がはじめてのコロナ禍突入で混乱していた事もあり、まあ、しばらく様子見ましょう・・・みたいな感じのまま放置されてしまった原稿なんですね。

今回、その編集者の人とまた一緒にやりましょう、と言うことになって今度は別の版元が決まったんですが、さすがにまた新しく書いたほうがいいよね、ということでコチラは完全にお蔵入りが決定したので、良かったらnoteで読んでくれる人がいればいいなと思って公開します。

なんか、出版社と編集者がついて世に出す用に構成されたものなんで、もっと小規模な人員で普段やってるnote&メルマガや僕のウェブ記事とは随分と違う切り口になっていて、なかなか今読んでも面白いものにはなっていると思います。

なんせ

「日常レベルのハウツーもの」的な何かにできないか?

という、今考えても「ムチャぶりやな・・・」っていうような要望に合わせて書いたので(笑)

でも、そういう「ムチャぶり」に答えて頑張って工夫してみてなかなか面白いものになったんじゃないかという感じはしています。

当時のタイトルは、

超ウザいアイツが最強の味方になる
人生を切り開く最強の思考法=「メタ正義感覚」

っていうものになっていて。

1・会社で、仕事で、社会問題で・・・とにかく色々と出会う「ウザい」現象は、すべて社会や人生をより良くするためのキッカケにできるものだから大事にしよう。

2・でもそれが単に「敵」を次々と作って攻撃するだけに終わっても意味がないし、逆に我慢するばっかりになっても意味がない。

3・自分が「嫌だ」ということをどう伝えて、どうやって協力関係を作って人生と社会を変えていけばいいのか?について考えよう

・・・みたいな内容です。

特に今読むと、「ピシャリスキル」ってのが大事だ・・・みたいな話が面白いな、と思います。

「ピシャリスキル」っていうのは、日常でも社会生活でも職場でもそうなんですが、「嫌なこと」をちゃんと相手に相手に「必要最小限の痛み」を与えて「嫌だ」と伝えるスキル

なんですが・・・

まさに「ピシャリと言う」の「ピシャリ」で、文通では一時期気に入って使ってたワードなんですけどね。

で、ハウツーものを書いてみて思ったことは、普段社会問題とか経営問題とか経済問題とかのウェブ記事を書いているけど、文通では結構「めっちゃ日常」みたいな話でどうしたらいいかなあ、みたいな話もしてるな、ってことなんですね。

「ピシャリスキル」が高いと、「嫌なこと」を「嫌なことしてくる相手にちゃんと最小限の痛みで思い知らせる」ことができるんで、関係がそれで途絶しないじゃないですか。

「ピシャリスキル」が低いと、我慢して我慢してある時ドカーンって爆発する・・・みたいになるか、あるいは逆にもう四六時中物凄く些末なことまで周囲に怒り散らす存在になって、凄い遠巻きに見られるようになったら、それはそれで人生的に損失が多いし、なにより疲れますよね。

どちらにしろ、「ピシャリ」以上のダメージを相手に与えてしまうと話がコジレてしまって余計に「自分個人の人生の中からウザいを排除する」という目的が実現できないどころか逆効果になったりすることも多い。

で、「日常」レベルの、同居してる奥さんとの関係において・・・もうそうだし、仕事面においてクライアントとの関係とか上司との関係においてもそうだし、そして「社会問題」においての働きかけ・・・という面でも、この「ピシャリスキル」って凄い大事だなと思うわけですね。

これは「角の立たない言い方をしましょう」って言うよくある話とは違って、ナアナアにはしないし、「言ってやったぞ」って思うぐらいの強さはあっていいんだけど、その「行為」の目的をちゃんと理解してやりましょうってことで。

・「どういうことが嫌なのかを伝える」

・「相手の側の事情も理解してお互いにとって良い着地点を見つける」

・・・ところまで行ってこそ「ピシャリ」した意味が生まれるわけなので。

この原稿は、日常レベル・仕事レベル・社会レベル・・・のそれぞれにおいて「ピシャリスキル」を利用しながら、どうやって「嫌なこと」を自分の人生から排除していけばいいのか、みたいな話をしています。

特に「良いピシャリスキル」は、

一回「ちゃんと話をする」ことで「アンカー」を沈めておいて、日常においてはその「アンカー」を刺激して相手の脳内にサッと再生するようにすることが大事だ

みたいな話が結構個人的に気に入っています。

日常的に、プライベートや仕事で深く関わる相手に対しては、「ただちょっと忘れていてもう一回その嫌なことをやっちゃった」みたいなときに毎度毎度フルセット自分の立場を説明して・・・みたいなことが面倒くさくて、「あれだけ言ったのに!」みたいな感じでコジレル原因になったりもうその人との関係をちゃんとやるのを諦めてしまったりしがちですよね。

でも、一度ちゃんと「大事な話」を相手の中に沈めておいて、あとは細かく日常的にそれを「再生させるシグナル」だけで「ピシャリ」するようにしていけば、徐々に「調教(笑)」が進んでいくことになるし、そのプロセスの中で相手の側が抱えている事情も理解していけたりするようになる。

図1

このページのトップにある画像は、その編集者の人がイラストレーターさんに依頼するために例としてノートに走り書きした絵なんですが(笑)

こうやって私たち個人のまわりには家族ー会社ー日本ー世界・・・みたいな感じで同心円状の広がりがあって、遠くから来た影響が自分のところにぶつかって「ウザい!」が発生するわけですが。

その「ウザい」をとりあえずは「ピシャリスキル」で自分個人の人生からは排除しておき、その後その向こうに見えてくる「背後の事情」にまで遡って理解していけば、果てしなくSNSに怒りを吐き出しまくりはするけど具体的な周囲の人との相互的な関係には全然踏み込んでいかないので日常的に「嫌なこと」は人生の中に残り続ける・・・よりもよっぽどいいですよね?

というような内容になっています。

で、その「日常系のハウツー」の話をしているところからどんどん同心円状を広がっていって、「社会」とか「経済」とか「世界」の話にまで階段を登っていって視野が広がるようになっていて、なかなかユニークな構成になっているはず。

分量的には普通の単行本のサイズという感じで、たぶん全部で10万字前後だと思います。僕が普段noteで書いている原稿7−8個分・・・とかかな。

値段は普通に単行本っぽく1200円にしておきました。読みやすいようにこのページから一章ずつ別ページにアップしていくので、まとめて買う”マガジン”形式で購入してください。

各章ごとのnoteページのトップ部分にその章の要約というか紹介というかを載せておこうと思うので、購入を迷っている方はまずその部分を読んでいただければと思います。

第1章のページ

第2章のページ

第3章のページ

第4章のページ

では、以下、

「はじめに」  ウザいという気持ちにフタをしてはいけない

をどうぞ。


超ウザいアイツが最強の味方になる
人生を切り開く最強の思考法=「メタ正義感覚」

はじめに

●ウザいと思う気持ちにフタをしてはいけない

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