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【200回記念】敬和キャンパスレポ、その誕生の瞬間:一戸信哉の「のへメモ」20230804

2023年8月4日、敬和キャンパスレポは200回目の放送を終えました。番組を聞いてくださった皆さんはもちろん、日頃から応援してくださっている関係者の皆さんに、深く感謝いたします。放送開始から3年10ヶ月、放送局でもなくプロのラジオ制作者でもなく、さらにいえば、入れ替わりのある学生たちのチームで、なんとか番組制作を続けてくることができました。以前にも書いたかもしれませんが、放送を始めた頃のことを少しだけ。

2019年の秋、新たなラジオ番組を始まることが決まりました。前身の番組「あおぞらボンバー」も「大学提供」の番組でしたが、実際にはラジオサークルにほぼ丸投げ、番組としての品質維持もエフエムしばたに一任した状態で、大学としてきちんとテコ入れする必要が認識され、情報メディアコースとして引き取るということになりました。

私は急遽、番組制作に参加してくれそうなメンバーを集め、最低限の機材をそろえるところから始めました。最初は数人で集まってオンラインで打ち合わせに使うような、USB接続の小さな集音マイクを囲んで、収録してみることにしました(その後コロナ禍の中で、距離をとる必要も出てきましたし、なかなかしゃべり手の声のボリュームも安定せず、いろいろと機材を揃えていくことになりました)。

Vol.3の収録。真ん中に小さなマイク。


番組の概要が決まったのが8月、すでに学生たちは夏休みでした。9月、この頃は大学も夏休みシフトで、早い時間に教室は閉鎖されます。が、その頃も知らなかった私達は、収録機材のある部屋から追い出され、事務室の応接室を借りて収録を行いました。夕方遅くまで続けたその収録が、たしか最初2回分の放送内容となっています。


その頃の学生メンバーたちは、今ではすべて卒業してしまいましたが、彼らの卒業後も新たなメンバーを迎え、毎週の放送を続けてくることができました。

現在、番組制作はより安定し、(以前に比べれば)計画的に進行しています。しかし、新しい番組を始めるという挑戦に賛同し、夏休みの1日を犠牲にして協力してくれた当時の学生たちと過ごした時間は、今でも私の心に深く刻まれています。


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