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一戸信哉の「のへメモ」

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りんご娘が友人関係を歌う「KE・YA・GU」:一戸信哉の「のへメモ」 20240501

りんご娘が友人関係を歌う「KE・YA・GU」:一戸信哉の「のへメモ」 20240501

青森のご当地アイドル「りんご娘」が2024年3月27日に5th Album「Diamond」をリリース、これにあわせて「KE・YA・GU」という新曲のMVがYouTubeで公開されました。

歌詞のほとんどが共通語なので、だいたいの雰囲気でわかるとは思うのですが、友達との信頼関係を歌っているものです。タイトルにもなっている「KE・YA・GU」というのは、津軽弁で、地元の人ならばみんな知っている言葉

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大倉喜八郎と台湾出兵:一戸信哉の「のへメモ」 20240310

大倉喜八郎と台湾出兵:一戸信哉の「のへメモ」 20240310

自宅のHDDレコーダーに、NHKの「大倉喜八郎」特集が録画されていました。「知恵泉:明治の実業家・大倉喜八郎から学ぶ、ゼロからの成功術 先人たちの底力」という番組です。新発田藩出身の実業家、大倉喜八郎の偉業について、起業家のゲストを交えながら紹介する番組です。

この番組の影響か、2021年に、新発田への蔵春閣移築について、学生たちがどんな反応を示しているか書いた記事にも、多少のアクセスがありまし

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【Midjourney】「大人の音楽ルーム」を学生が訪ねる:一戸信哉の「のへメモ」20240212

【Midjourney】「大人の音楽ルーム」を学生が訪ねる:一戸信哉の「のへメモ」20240212

先週金曜日の2/9の放送では、新発田市寺町通りにある「大人の音楽ルーム」について、主催者の小比田克彦さんにお話をうかがいました。アナログレポートを7000枚所有小比田さんが、とっておきの1枚を、すばらしいオーディオ機材で聞かせてくださるのだそうです。

今回の企画は、昨年夏にMCの神田さんが取材してきた記事をベースにしているので、神田さんはうかがったことがあるのですが、もう一人のMCの宮路さん、私

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【Midjourney】敬和キャンパスレポ風のAI画像に文字を挿入してみた:一戸信哉の「のへメモ」20240108

【Midjourney】敬和キャンパスレポ風のAI画像に文字を挿入してみた:一戸信哉の「のへメモ」20240108

2023年12月にMidjourneyのアップデータがあり、Version 6.0がリリースされています。さらにハイクオリティになったというので、いろいろ試してみていますが、文字も挿入できるということなので、敬和キャンパスレポ関係の言葉も色々いれてみました。ただ残念ながら日本語はまだ駄目みたいですね。

昭和な建物の中で、リアル「4畳半スタジオ」的なラジオ収録。昭和を指定したわけではないのだけど、

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新発田のカフェ運営で奮闘していた敬和生:一戸信哉の「のへメモ」20231220

新発田のカフェ運営で奮闘していた敬和生:一戸信哉の「のへメモ」20231220

2023年12月15日の放送では、阿賀野市名産の、「安田瓦」の広報活動に取り組む、卒業生の大塚友里さんにお話をうかがいました。

大学でのカフェ運営、陶芸部での活動など、敬和学園大学在学中に経験したことが、今の仕事に繋がっていると熱く語ってくださって、当時を知る教職員たちはとくに「胸熱」になったのではないかと思います。

大学が新発田の中心市街地で展開した「まちカフェりんく」、大学から少し距離のあ

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ハルビンのおでん:一戸信哉の「のへメモ」20231214

ハルビンのおでん:一戸信哉の「のへメモ」20231214

先週12/8の放送で、黒竜江大学での短期留学を実現した学生たちのインタビューを放送しました。収録の際にもきいていたのですが、二人とも充実した日々を過ごしたことがわかり、留学を実現できたこと、とてもうれしく思いました。

私自身は2019年9月に、ハルビンを含む東北三省を訪問しました。ダークツーリズムをテーマとする調査でしたので、「満州」などの重い歴史に関わる内容でしたが、充実した時間を過ごすことが

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シンガポール発のハリラヤソング、Azra Zulaikha & Hans Hamid「Raya Untukmu」:一戸信哉の「のへメモ」20231104

シンガポール発のハリラヤソング、Azra Zulaikha & Hans Hamid「Raya Untukmu」:一戸信哉の「のへメモ」20231104

2023年11月3日の放送では、国際文化学科の長坂ゼミの学生たちが、マレーシアでのイスラム文化研修に参加したときの体験を話してくれました。2015年、マレーシアに家族で半年滞在する経験をした私ですが、モスクでの礼拝、ムスリム家庭へのホームステイといった、マレー文化にどっぷり浸かる生活を送ることはありませんでした。彼女たちの体験した内容は、私の経験よりもかなりイスラム色が濃いものだったと思います(は

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谷村新司・小川知子「忘れていいの ー愛の幕切れー」:一戸信哉の「のへメモ」20231022

谷村新司・小川知子「忘れていいの ー愛の幕切れー」:一戸信哉の「のへメモ」20231022

2023年10月8日、谷村新司さんがなくなりました。文化放送のラジオ番組「セイ!ヤング」をはじめ、70年代から各社のラジオ番組でも活躍されました。「セイ!ヤング」は、さだまさしさんの印象が強かったのですが、70年代までは、オールナイトニッポンのように、曜日ごとに違うパーソナリティが担当する番組深夜番組だったのですね。YouTubeに上がっている音源などをきいてみると、当時の若者に強く指示された、深

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【200回記念】敬和キャンパスレポ、その誕生の瞬間:一戸信哉の「のへメモ」20230804

【200回記念】敬和キャンパスレポ、その誕生の瞬間:一戸信哉の「のへメモ」20230804

2023年8月4日、敬和キャンパスレポは200回目の放送を終えました。番組を聞いてくださった皆さんはもちろん、日頃から応援してくださっている関係者の皆さんに、深く感謝いたします。放送開始から3年10ヶ月、放送局でもなくプロのラジオ制作者でもなく、さらにいえば、入れ替わりのある学生たちのチームで、なんとか番組制作を続けてくることができました。以前にも書いたかもしれませんが、放送を始めた頃のことを少し

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【Midjourney】「多文化理解」をAIでイメージ化できるか?:一戸信哉の「のへメモ」20230724

【Midjourney】「多文化理解」をAIでイメージ化できるか?:一戸信哉の「のへメモ」20230724

私が所属する国際文化学科、「歴史探究コース」を、先日MidjourneyというAIツールを使ってイメージ化してみました。

今回はその続き、「多文化理解コース」にチャレンジします。多文化理解コースは、文化人類学、哲学・倫理学、宗教学などの教員が授業を担当し、アジア文化、ヨーロッパ文化、地域文化といった科目、あるいは、ドイツ語文化圏研究、フランス語文化圏研究、イスラーム文化圏研究といった科目があり、

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【Midjourney】「歴史探究コース」をAIでイメージ化:一戸信哉の「のへメモ」20230715

【Midjourney】「歴史探究コース」をAIでイメージ化:一戸信哉の「のへメモ」20230715

私が所属する国際文化学科の「歴史探究コース」を、MidjourneyというAIツールを使ってイメージ化してみました。

まずChatGPTのPhotoreallisticというプラグインを利用して、以下のような科目を開設している歴史探究コースという大学のコースを、紹介するプロンプトを書くように依頼します。

その結果できたプロンプトを、少し調整しながらMidjourneyへ。ちなみにこんなプロンプ

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台湾に医療・教育・宣教をもたらしたカナダ人マッケイ/馬偕:一戸信哉の「のへメモ」20230712

台湾に医療・教育・宣教をもたらしたカナダ人マッケイ/馬偕:一戸信哉の「のへメモ」20230712

(淡水禮拜堂古蹟 Photo by 張雅倫)

先日長老派の宣教師マックスウェルのことを書きましたが、調べはじめたときに、途中で混同してしまっていたのが、もう一人台湾に渡った宣教師ジョージ・L・マッケイでした。

台湾北部の淡水には、「馬偕街」という通りがあります。この通りの名前は、カナダ出身の宣教師ジョージ・L・マッケイ(馬偕博士)から取られています。マッケイは、カナダの長老教会が初めて海外に派

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時事力/N検合格は就職に有利?:一戸信哉の「のへメモ」20230708

時事力/N検合格は就職に有利?:一戸信哉の「のへメモ」20230708

今週7/7の放送では、私が担当する「時事問題研究」がテーマで、この科目で学生たちが受験する試験「N検」こと「ニュース時事能力検定」のことを話題にしました。聞いていただいた皆さん、ありがとうございました。

この科目は2020年度から開講して今年は4年目。当初はコロナ禍で試験実施も難しい状況がありましたが、ようやく軌道に乗ってきた科目です。

「ニュース時事能力検定」については、TBSラジオのSes

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台南を拠点に「医療伝道」を行ったジェームズ・マックスウェル/馬雅各:一戸信哉の「のへメモ」20230705

台南を拠点に「医療伝道」を行ったジェームズ・マックスウェル/馬雅各:一戸信哉の「のへメモ」20230705

2月の台湾での集中講義で、学生たちと高雄を訪ねたときの話、そろそろ「こぼれ話」のような内容も書いていきたいと思います。

日本時代の痕跡を多く見つけていく中で、旗後砲台という場所に立ち寄りました。ここは訪問先の戦争と和平記念公園主題館(日本兵・軍属として戦った台湾の人々の労苦を展示する記念館)の近くにあり「インスタ映え」スポットになっているというのを、学生たちが見つけたので立ち寄りました。

「砲

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