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【ワンポイントレッスン】本番前の音出しルーティン

こんにちは!サックス奏者角口圭都です!サックスの演奏、楽しんでいらっしゃいますか?

今回のワンポイントレッスンは、本番前の音出しルーティンについてです。詳しくは、THE SAX111号に寄稿した「角口圭都と一緒に!クラシカルサクソフォンレベルアップ講座第13回」をご覧ください!

・本番前の音出しってどのくらいすればいいの?
・どんなことをやっておけばいいの?

サックスを手にしてから初めての本番・・・どのくらいアップして本番に備えようか・・・・と普段から準備をしっかりするタイプの方だと気になるのではないでしょうか?
逆に私のようなズボラさんの中には、「え?息入れてぷーっと音出ればすぐいけるでしょ」なーんて方もいらっしゃるかもしれません。

あなたはどんなタイプですか??

学生時代の体育の授業を思い出してみよう

大嫌いだった体育の授業。

だってトイレだって行きたいのに、短い休み時間に着替えなきゃいけないし、その上、チャイムが鳴るまでにその日の種目の器具を準備しなさい!だなんて。ポールとか重いし。

そのあとは必ず校庭3周か体育館10周。それから、柔軟体操。
二人一組で組体操する時なんて、相手の女の子が私より小さくて細くてかわいいときた。でかい私の体重をその子にかけるなんてもう申し訳なくて。恥ずかしいし、つぶれないかと本当に心配だったよ。

点呼とかさせられてさ、中学高校の体育の授業なんて思春期真っ只中文系女子をハートブレイクさせるためにあるようなもんで、本当にただ苦痛の時間でしかなかったね。(なぜか体育に厳しい高校でした。創作ダンスの授業でレオタード着なきゃいけないとか、ほんと死亡。)

そっからやっとその日の競技を始めるけど、もうすでにだいぶ時間たっちゃってるんだよなぁ~。こんなに頑張って準備したのに、試合とか始まると一瞬で終わるからね。チャイムの5分前にキリよく上がればいいのに、時々チャイム超えて盛り上がっちゃうグループとかがいるの。そうするとなかなか授業終わらなくて。休み時間返上で活動記録書いて片付けして着替えて・・・ってしてると次の授業に遅刻。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなわけで私はよく、「けがをすると楽器が弾けなくなるので見学します」って本当に言ってました。w ダメな生徒だったなぁ。

はい、長くてすみません。特に、世の学校の体育の先生、本当にごめんなさい。でも本当に嫌だったの。嫌な思い出がよみがえってきて、ちょっとグチ部分が長くなりました。

本番前の音出しルーティン


つまり、体育の授業と本番前の音出しは同じなのです!


(トイレに行って体操着に着替える = トイレを済まして衣装を着る)

器具の準備 = 楽器を出す

校庭3周 = ロングトーン

柔軟 = 音階練習(タンギングやその他含む) 

競技 = 曲

ね?わかりやすいでしょう。
体育の授業のルーティンも、何のためにやるのか意図がわかるから、イヤイヤながらちょっと手を抜いたり、さぼりつつやってましたよね。気分の乗る時は、頑張るし。
サックスのウォーミングアップもそんな感じでよいのだと思います。
自分の体・心と相談しながら本番でよいパフォーマンスができるように。

心がけていること

私は、15分~60分くらいの中でウォーミングアップすることが多いですね。
連日吹きすぎて口が痛い時や、タイムスケジュールがタイトな時はだいぶ簡略化して本番一点集中することも。
じっくり時間をかけたい時はどんな時かというと、リードを選びたいとき。それから曲の中で不安なところがあるときは、取り出してゆっくり練習を何度かします。それ以上はしません。できると信じて本番の集中力にかけます。(その場で練習を頑張ってももう遅い。それまでに練習しなかった自分を本番後に責めます)

最後に

本番をこなすほど、どの程度の準備をしておけば大丈夫か、感覚的にわかってきます。やっぱり場数を踏んでトライ&エラーの繰り返しです。
ただ、楽器演奏の回数は少なくとも、今までの経験の中で似た経験ってそれぞれにあると思います。いいモチベーションで本番を迎えるためにする自分との対話も、もしかしたら楽器演奏の醍醐味の一つかもしれませんね!

本番前にやりたい基礎練習について、譜例をTHE SAXに掲載しました。是非合わせてごらんください♪
みなさまが良い本番を迎えられることを願っています!


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