【ワンポイントレッスン】左手のポジションと使い方

こんにちは!サックス奏者角口圭都です。サックスの演奏、楽しんでいらっしゃいますか?

ワンポイントレッスン、今回は左手のポジションです。



左手で扱うキーは13個


右利きの人が多い世の中、レッスンをしていると、左手の動きのほうが鈍い生徒さんが多いな、と感じます。
サイドキー・テーブルキー含めて左手だけで13個ものキーを操っていますね。(右手は、10個です)サックス演奏において、左手の役割はとても重要といえます。

鏡を見てポジションを確認

鏡をみて口の形を確認しよう、とはよく聞きますし、オススメもしていますが、手のポジションもぜひ見てみましょう。
初心者のうちは、どこにキーがあるのか体が覚えていません。左の指や手がどんな動きをしているか、鏡を使って見てみると、余計な動きが多かったり、手の位置が安定しないことに気が付きます。
指先がキーから離れすぎている人は要チェックです。
その大きなストローク、必要でしょうか?

C4をどの指で押さえるか問題

鏡で左手の動きを見た時、C4のキー(ファ)をどの指で押さえていますか?(正確には指の第二関節あたり。掌に近いほうの関節です)
正解は人それぞれです。
中指で
薬指で
中指と薬指両方で

私は、普段は、中指と薬指の両方で押しています。2本の指の第2関節付近に当てています。ちょうどいいところに当たるので、C4キーを包み込むような感じの手の形ですね。

力が入りすぎて指がピーン

時々、サイドキーを押すときに、力が入って指がピーンとしてしまう方もいますが、もう少し指をリラックスさせてもよさそうです。

ピーンとすると、指先と正面のドシラソまでとの距離が拡がるので、要注意です。

指先だけでなく、手のひら・手首・腕・肩も使う

ピアノであれ、サックスであれ、その他運指が必要な楽器は指先だけで弾くのではなく、全身を使って演奏します。
つい指だけを動かすようなイメージを持ちやすいですが、特に左手は手のひら・手首の柔らかさも重要です。


テーブルキーは手首を使う


テーブルキーを押すときに、手首が上に上がった状態ではどれだけ小指を伸ばしても届きません。手首をねじるような動きを使ってみましょう。
小指だけの力では思いテーブルキーをしっかり押さえることができません。
手首・腕などの力も使って押してあげると、指の負担も和らぎます。また、小指の関節はすべて立っていたほうがいいですね。特に第一関節をへこませたままだと筋を痛める可能性があります。気を付けてくださいね。
テーブルキーを押すと指が痛い・・・と思っていた方、ぜひ関節の形・指先以外の部位の使い方も研究してみてください。

まとめ

左のポジションと使い方は、良い運指・もっと難しい運指ができるようになりたいあなたにとって、とても重要なポイントです。
いろんな演奏者の左手の使い方をじっくり見てみるのもよい研究になります。
私は昔、フランスに行ったときにフランス人がみんなすごく左手の使い方がきれいなことに感激しました。
きれいなだけではなく、動きが個性を表していたり、指の初動だけでどんな音がでてくるのか想像できたりして、日本にはない文化だなぁと思いました。
手の使い方にもその人が現れます。ぎこちない動きより、滑らかな方がうまそうにも見えます。苦笑
次の練習では少し左手のことも考えてみてくださいね!

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