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探偵・癸生川凌介事件譚『対交錯事件』vol.3

話は伊綱の視点に戻ります。音成刑事と一緒に操作していた伊綱。音成さん達警察の頑張りにより、被害者はとある懸賞のアンケートに答えていることがわかります。

▲犯人はやはりトークラ社員

さらに、このアンケートはトークラで行っているもの。つまり、トークラの人しか一覧を見ることは出来ません。

トークラの社員であることが濃厚になったところで港公園で遺体が発見されます。

▲松井愛香さんが…

被害者は松井さん。一番始めに原田さんの依頼で尾行した人でした。

▲伊綱の予想

伊綱は刻まれた文字は15と予測。そして、その通り15が刻まれていました。そして、遺体の近くには菜の花がありました。

ここで、伊綱は種明かしをします。この数字はア行に着目し、あかさたな…を12345と変換し足します。例えば「たなか」なら4+5+2=11といった具合です。

▲数字の一覧

そして、100からその数を引いていくカウントダウンだったのです。つまり、次に狙われるのは15の人。トークラで15の人といえば原さんですね。

ここで視点が生王に。トークラの赤沢雪人さんから生王が浜川さんと話していたと言われます。

生王は出会った女性とかんちがいしますが、ここはやはり伊綱で確定ですね。そして、少し前に女性社員が亡くなった話をします。

▲松井さんの話

これがおそらく松井さんの話しになるのでしょう。

そして、原さんは急に港公園にいってしまいます。さらに伊綱さんからは原さんが怪我をしたら教えて欲しいと言われます。

▲刺された原さん

しばらくして怪我をした原さんを発見。幸いにも傷は浅く、命に別状ないようです。そして伊綱に連絡すると、明日トークラで会う約束をします。

視点は伊綱に戻り、音成との会話場面へ。音成からどうやら松井が脅迫をしていたことや、原田さんははじめの被害者である田中さんを援助交際のあげく、妊娠させていたことがわかります。

▲残念な人事部長

当然、当時の重要な容疑者でしたが原田さんには国外にいた完璧なアリバイがあったそうです。

そんな悶々とした時間を過ごすと、伊綱のもとに原田さんからの連絡が!事務所で会うことになります。

そして彼から聞いたのは衝撃的な内容。

▲本当に交換殺人

どうやら原田さんは冗談半分で交換殺人の話にのったそうです。相手は若い女性。

しかし冗談だと思っていたのに相手側が実行してしまいました。そして交換殺人のターゲットは松井さん。なにもしないのは不味いと思い、探偵を雇って尾行をしてもらったようです。

手詰まりの状態の捜査。

▲人事権発動

そこで伊綱は原田さんにひとつのお願いをするのでした。

これでやっと秘書課にすんなりと配属できた流れがわかりました。

そして原さんが怪我をした翌日。

▲やはり浜川さん=伊綱

姿を見せた伊綱を浜川さんと呼ぶトークラの人々の姿がありました。


ということで、色々な伏線が回収されました。ただ、交換殺人に出てきた女性。それがいったい誰なのか。おそらく港公園で会った人だとは思うのですが、トークラの女性なのか気になります。

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