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銀行員になるには?銀行員の適性は?結論は銀行で働いてから考えればいい

銀行員になることを夢見ている人もいれば、偶然その道を選ぶ人もいます。

しかし、銀行での仕事が自分に合っているかどうかは、実際に働き始めてみないとわからないことが多いです。

本記事では、あなたが銀行を就職先として選び、どのようにして自分の適性を見つけるかについて、私自身の経験をもとに解説します。

あなたが銀行員としての道を考える際に、役立つヒントを提供できれば幸いです。

銀行へ就職する理由

あなたはなぜ、銀行で働きたいのでしょうか。皆さんはなぜ銀行で働き始めたのでしょうか。

銀行に就職した理由は人それぞれですが、多くの人が最初から銀行員になりたかったわけではないでしょう。

銀行員を選択した時点では、自分が銀行に向いているか向いてないか、ほとんどの人は分かりません

私が銀行に就職した経緯

私の場合、東京の大学を卒業する際に漠然と地元に帰って働きたいと考え、地銀に入りました。

銀行に入った理由は特に深いものではなく、単純に地元で条件の良い会社を探すと銀行が一番良かっただけです。

就職活動の際には、地元の発展に貢献したい、中小企業を大企業に育てたいという理由を話し、最終的には地元の複数企業から内定が出ました。

本気で地域のことを考えていたわけではありませんが、伝え方がうまかったのだと思います。就職氷河期でしたが早くに内定を頂けました。

内定をもらった中で最も雰囲気が良くて給料が高かった銀行を選びました。

それが私が銀行に就職した理由です。

銀行で働く楽しさ

就職理由が適当でも、働き始めればそれなりに楽しい経験はあります。

いくら立派な理由で銀行に入っても辞める人は辞めますし、大した理由でもなく一生その職業で頑張る人もいます。

私も仕事を真剣に取り組んだ結果、少しずつですが、周りからの信頼も得て仕事の幅が広がっていきました。

取引先の成長に感動することもあり、銀行員になって良かったと思うことがたくさんありました。

安易な理由で銀行に入ったとしても、働く楽しさは味わえます

銀行員の適性について

銀行員に必要な適性は、実際に働いてみなければ判断できません。

たとえ適性テストで優れた結果が出たとしても、実際の業務でその能力が発揮されるかは未知数です。

適性は「素質」という意味を含んでいます。

「素質」はやってみないと測定できないのではないでしょうか。

適性とは何か

メジャーリーガーの大谷選手を例にお話します。

彼は野球の世界で二刀流として素晴らしい働きをしてきました。

彼は野球の素質が間違いなくありますが、野球の適性があるかどうか、テストの結果によって野球を始めたわけではないでしょう。

野球を始めた結果、自分に野球の素質があると知ったはずです。

銀行員も同じだと思います。

働いてみないと銀行員としての適性や素質は分かりません

重要なのは、実際に職務に従事してみて、自分がその仕事に合っているかどうかを体験することだと思います。

銀行で働く意味

そもそも、学校を卒業する時点で自分に向いている職業を決める必要はあるのでしょうか。

銀行に就職した理由は何であれ、とりあえず銀行に入ってから働く意味を考えても構わないのではないでしょうか。

私も入行後に銀行で働く楽しさを知りました。

実際に働いてみないと銀行の仕事の面白さは分かりません。

職業ではなく会社で選ぶ日本人

日本の場合、新卒での就職は「就職」ではなく「就社」であり、日本人は職業ではなく基本的には「企業」を選びます

例えば、あなたの友人が自動車メーカーのトヨタに入社した場合で考えてみましょう。

あなたの友人はエンジニアなのか、営業なのか、広報なのか、経理なのか、何の仕事をするのか「トヨタに入社した」と聞いただけでは分かりません。

これは、日本企業が「総合職」という職種を用意しているからです。

ここでの「総合」とは「何でもします」という意味です。逆に考えると、日本では何かを専門にして働く必要はないともいえます。

そのため、多くの人は仕事について問われた場合「職業」ではなく「会社名」を答えます

なぜなら、その方が相手に伝わりやすいからです。

ただ、多くの日本人の場合、職業として答えるべきは「総合職」だと私は思います。

銀行員も同様です。銀行で仕事しているから銀行員であり、特に専門的な知識がなくても銀行で働いているだけで「銀行員」にはなれます。

銀行員も「総合職」と同じです。銀行員という職業は特別でも何でもなく、銀行に就職さえすれば、誰でも銀行員になれます

よって「銀行員になるには?」を教えてくれるサイトや書籍がありますが、あまり信用しない方がよいかもしれません。

私の「銀行員になるには?」の答えは「銀行に就職すれば良い」です。

まとめ

銀行員の適性は、実際にその職場で働いてみることが何よりも重要です。

自分に合っているかは実際に働き始めてみなければ分かりません。

職場での経験を通じて初めて、自分がその仕事に対して真の情熱を持っているか、適性があるかが明らかになると思います。

また、日本では「就職」よりも「就社」が重視されるため、どの企業で働くかが職業選択において大きな意味を持ちます。

そのため、銀行に入りさえすれば銀行員です。

あまり適性などは考えずに、とりあえず働いてみてから考える方が効率が良いと思います。

いま、世の中は売り手市場です。人手が足りません。転職はそれほどハードルが高くありません。

銀行員としての適正、素質を深く悩むよりも、とりあえず真剣に働いてみることを私はオススメします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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