連結決算導入の実務。その2システムで組むかエクセルで組むか

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ちょろ助@経理の人です。

連結決算導入の実務その2。
システムで連結決算を組むかエクセルで連結決算をするかです。

本題に入る前に、連結決算の最低限のゴールを考えましょう。

最低限のゴールは、何があっても期限内に開示できる連結決算を組む

最低限のゴールは、これだと思います。それを前提に考えます。

以下に該当する人以外はシステムにすべしが私の中の答え。

それぞれの項目と理由です。

✔︎グループ企業数が5社程度かつ全て国内法人という連結決算を任された人
→この規模を超えてエクセルでやると、引き継ぐ際にそれなりのレベルの人がいない限りおっかないです。また、エクセルも魔境になっているリスクが出てきます。在外があって更に期ずれだと結構すぐに魔境になろうかと。
腕に自信があっても後任の人の気持ち考えましょう。また、腕に自身があるのなら制度会計とばっかりイチャイチャしてないで、企画や経戦よりの仕事を増やしましょ。


✔︎過去にエクセルで連結決算を組んでいた経験がある
→経験がない人がさすがに見たこと無いものを作るのはしんどい

✔︎過去にシステムで連結決算を組んできた経験がある
→その、システムの記憶を辿ってエクセルが組めれば大丈夫かと。

✔︎初心者だがコンサルを入れてもらえる
→信頼のおけるコンサルと協働で仕組み作りができれば大丈夫かと。

そうはいってもエクセルのメリット

エクセル連結のメリットは
✔︎費用がかからない
✔︎グループ法人数が少なければシステムよりシンプルに業務ができる可能性がある
→これ、案外本当なんですよ。
(✔︎会計が好きな人は楽しい)
→超楽しい。本当に楽しい。

システムよりシンプルにできる余地があるのは事実です。メリットのコーナーで、こんなこというのもあれですが、このメリットを受けれないのならなるべくシステムを選択する方が良きです。

連結会計システムのメリット

✔︎ほぼ全てのシステムで導入時に支援してもらえる
→初心者しかいなければ、これはありがたいですよね。

✔︎複数人で同時に処理ができる
→1人で全部やる必要がなくなります。

✔︎エクセルより随分と属人化のリスクが低い

✔︎担当者が不在になったときに、そのシステムに明るいコンサルタントの支援が受けやすい
→これ超重要かと。担当者が体調不良でしばらくこれなくなったときなど、そのシステムを開発してる会社や提携の会計士先生にヘルプを求めることができる可能性があります。エクセルでは簡単には受けれないメリットかと。

✔︎開示システムと連携可能なものが多い
→短信などを作るシステムと連携がされるので、エクセルで行うより組み替えなどが、非常に楽です。

システムは、万が一の時に助けを求めやすいのは、非常に大きいメリットです。

まとめ

やはり、費用がかかっても属人化や、担当者の急な不在のリスクヘッジができるのでシステムを導入する方が良いと思います。私は結構エクセル好きですけどね笑

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