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そよ風と珈琲と2階席

おはようございます。
今日も食日記ご覧いただきありがとうございます。

今朝は曇天、湿気の空気も嫌いじゃないです。
ぼーっとしたいけど仕事だから、筋トレで目を覚ます朝。もっと嫌いじゃないです。

今日は僕の大切なチル時間、カフェタイムのお話。



今日の食日記

ゆったりとした時間がほしい。
そんな風に思い立った時、僕はカフェに行く。

大人特有の趣味というか、もはや習慣かもしれないが、そんなありきたりな発想を僕は大切にしている。

おうちも好き。でも、心は家の外。

そんな感覚はいつまでも拭いきれないから、やはりゆっくりするためにはカフェに逃げ込まないといつまでも現実逃避できないみたいだ(困ってしまう。居心地の良いおうち時間のはずなのに、、)。

その理由は明快で、頭が休まらない。

仕事のこと、追いかけている夢のこと。
体を休めようと努力はするものの、どう努めようと心が休まらないのだ(お家で休もうとすることに精一杯努力をするという謎現象を起こしてしまう。困ったものだ)。

やはりカフェがないと生きていけない、休めない、そこまで行ってしまった模様。

それに気づけた僕は大人になったなーと最近しみじみ耽っているのだが、じゃあカフェに頼るしかないのだ。

五感を隅々までその地に預け、嫌でもお店の空気に全てを預ける。
まるで、深い海の奥、何も聞こえない見えない世界に身を投じたように。


今日のお店

ある日、僕はカフェに向かった。

くたびれていた。
頭がまともに動かなくなると、ようやく思考を停止しなければ!と思えるような僕は、まだまだ自分の体力をわかっていないようだ。

那須の聖地、SHOZO COFFEEは我が家のご近所。

珈琲好きの僕からしたら、この上ない憧れに出会えたようで、暮らしそのものにきらきらした夢を見る。

”SHOZO COFFEEのある暮らし”僕の今年のコーヒー運勢は間違いなく大吉だ。

那須の地に越してきて、はや2ヶ月。

むろんSHOZO COFFEEの存在は知っていたのだが、ここぞという時に初対面したいと、誕生日まで待つことにした。

待ちこがれたSHOZO COFFEEは、やはりブランドだった。

黒磯という街、この道、SHOZO COFFEEが選んだこの場所は見事な風景美としてその街に静かに美しく落とし込まれていた。


青空が近い

焼き立てのスコーンをはじめとした、小麦畑のような焼き菓子の売店が人々を迎え入れる。

その奥、静寂の階段を登ると、天井の低い薄暗い屋根裏部屋に、こだわりのアンティークが音を奏でているような、そんなテイストの渋く落ち着く夢のような現実が広がっていた。


景色はぼやける。
それほどに心を許してしまったのだろう(軽くうたた寝)。

外で見たあの窓際の席に腰をかける。


薄暗い店内、生暖かい微風、景色のような音楽、お隣マダムの会話。
そこにいる僕に全てが一致した。

微風とともに聞こえてきた。
「今は休め」と。

そんな囁きを運んできたのは、定番森のブレンドとケーキシエスタ(好きなケーキとシグネチャーのスコーンを一皿に頂けるというバースデープレートのような一皿)。


ボリュームよ、珈琲が足りない

喉を通る森のブレンドは深い沼地のようなモカブレンド。
どっしりとしたその存在感は身体中に溶け入り、力強い拳を掲げたよう。
それでいてスッと口から消えてしまう優しさの余韻だけを残すのだから、森に迷い込まずに済む。


シフォンケーキに合わせれば、ベリーの甘酸っぱさにキュンとして、スコーンに合わせたならば、ウッディな木々の香りが鼻を抜ける。

何度も何度も深すぎる深呼吸を繰り返し、肩の力が抜けていく。

そうして気づけば、気持ち良い微風に頭を撫でられるようにうたた寝を繰り返していたのだった。


なんて気持ち良いのだろう。

全身ゆるゆるの僕は席から立ち上がる気力さえ起きず、ダラダラと時間を浪費した。

なんて幸せな浪費なことだ。

ゆったりとできるこの場所が、僕にとってのオアシスとなっていくのだろうな。


美味しいひとときに、ごちそうさまでした。
では、また次回。



今日のお店:SHOZO COFFEE(栃木県那須塩原市高砂町6ー6)



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暮らしのヒントになれば、と。
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