ホテルラウンジ天国のアフタヌーンティー
おはようございます。
今日も食日記ご覧いただきありがとうございます。
いよいよ春本番、温かい日々が戻ってきましたね。
そんな日は正にスイーツ日和なのではないでしょうか。
甘さに癒される至福のひと時は、まさに春らしい桃色の風景食。
なにかと新しいことに振り回されがちな感情を、スイーツの力で乗り切りましょう。
今日の食日記
食事をしながら夢心地になれたら、どれほど嬉しいだろうか。
願ったり叶ったりだが、毎回そんな現実逃避ができるほど食に没頭できるわけでもないのは言うまでもない。
忙しい毎日の中ならば、食事の時間だって貴重な時間かもしれないし、ある意味夢心地だがあくまでもそこにあった忙し過ぎる仕事からの現実逃避なわけで、食事に対する感動というわけではない。
では、ここでいう現実逃避とは一体なんなのか。
そう、夢を見る。つまり、“天国にいる”と思たらそれが全てなのだ(毎回思っていては結局天国で暮らしていると同じことなので、結局は時々感じるのが本当の天国だということになる)。
そんな天国は身近にはないから天国で。
美味しいという感情と共にそこにいる特別感や手厚過ぎるサービス(おもてなし含めて)、とにかく贅沢という感情なのかもしれないが、僕にとってはホテルで過ごす時間が一つ、天国に感じる時間だ。
その中でも、最も天国なのは間違いなくホテルラウンジだ。
だって、あまりにもホテルの一角なのに普通に利用できてしまうのだから。簡単なセレブリティを今からでも味わえるのだから、もっとも身近な天国とでも名付けたい。
そこで頂くスイーツの時間は、夢の中をまだ夢と思っていない程度で楽しんでいる時の自分に等しい。
明らかな非現実をそれは気持ち良く泳いでいるのだから。
今日のお店
飛騨高山に帰省すると、決まって訪れるのが飛騨高山グリーンホテルだ。
ここのラウンジはただただカフェ利用で楽しめて、バラエティに富んだケーキと大き過ぎるパフェがいつでも頂ける(おばあちゃんはランチは食べきれないのにここの特大パフェはぺろりと食べ切ってしまう。そこが天国だからか)。
夕方15:00ごろ、今日もグリーンホテルでカフェを楽しもうとやってきた。そこに差し込む夕方の日差しは、神秘的過ぎて、もうその先が天国にしか見えなかった。
クラシックの音楽が聞こえ、優雅なティータイムとはまさにこれ。
もうなんでもいいかって、膝から力が抜けていとも簡単に深々と腰をかけられそうなそんなほのぼのとした時間が流れている。
実は木乃香と言うらしい、知らなかった(すいません)。
いつもお世話になっている木乃香さんにお辞儀をして、ウェイターに従う。
そうだった。ここはあくまでホテル。一つのおもてなしが限りなく続く。せっかく来たのだから甘えてしまおう。そんな風に一瞬目が覚めた。
入り口すぐにもメニューはあって、美しすぎるクラシックな案内がホテルクオリティで、すぐに天国入り。
もうこのまま叩けば良い。天国のようなどこか足が地についていない気分に身を任せる。高揚感が半端ではない。
うっとりし始め、何も言わんとウェイターのお姉さんについていく。一歩一歩進むたびに白光る高貴な席に身を進め、その都度天国への階段のようだ。
高い天井に綺麗に統一されたラウンジは、誰でも特別に感じられるだろう。
静められた空間は、なんだか一組一組の会話さえもとても丁寧に聞こえて、微かなざわめきさえもこの空間の要素なんだろうなぁと。天国ですから。
今日は夕飯も近いし、軽めのアフタヌーンティーにすることに(毎度のパフェは横目で確認する程度で。おばさん3人組が、スカイツリーのようなパフェを上から下にじろりと見つめ回し、得意げに食べている。これがデフォルトなのかもと、ゾッとした)。
程なくすると、凛としたウェイターさんが丁寧で足取りと挨拶でやってきた。
やっぱりロイヤリティーを感じるなら紅茶だろうと。
レモンティーとラズベリーがキュートなスフレチーズケーキにした。
ふわしゅわな一口がスッとスッキリクリームチーズの爽やかな余韻だけを残して儚く消えていく。夢心地で、バスクのようなカラメルのほろ苦さが目を覚ますようなアクセントになる。
こっそりとレモンティーを啜ると、ほのかにほぐれる身体が本当に喜んでいるんだろうなぁ。
天国のような優しい時間は、とてもゆっくりに感じて、いつもと違うという付加価値がくっきりと現れてくる。
もう戻りたくない。甘くて麗しいこの瞬間がもう尊くて、駆け足で追いかけそうになる。
これぞホテルラウンジの力か、と。
圧倒的身近な天国はまたいつでも待っていてくれるのだろう。そう思うと、天国を感じるために頑張る。悪くないと思える。
美味しいひと時に、ごちそうさまでした。
では、また次回。
今日のお店:高山グリーンホテル(岐阜県高山市西之一色町2丁目180)
*Instagramでは暮らしにある食をすきなだけ発信しています*
暮らしのヒントになれば、と。
リンク→ https://www.instagram.com/kei_fooddiary/
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