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離乳食作りという名の修行

 私にはかわいい息子がいる。それはもう目に入れても痛くないほどかわいい。(実際に目に指を入れられることもある。ものすごく痛い)

 そんなかわいい息子もとうとう離乳食を食べる時期になり、日々離乳食作りに追われる日々が始まった。

 初めておかゆを裏ごした日、あまりのめんどくささに絶望した私は、速攻で冷凍のおかゆをぽちった。

 おかゆに混ぜる完熟の黄身をつくるために、毎晩完熟ゆで卵をゆでる。アレルギー対策で、耳かきいっぱいから少しずつ黄身の量を増やしていく。耳かきいっぱいって何よ。そんな単位、学校では習ってないぞ。

 口の周りがかぶれては、アレルギーか、よだれ負けか、とドキドキするが、夫には「よだれやろ」と一蹴される。くそー。そりゃよだれ負けのほうがいい。このどきどきはらはらが共有できないのが悔しいのだ。一人でびびって、ググりまくってばかみたいじゃないか。でもアレルギーは今のところでていないので良しとしよう。

 一生懸命裏ごした野菜を噴き出されても、一口も食べなくても、いつか大きくなって一緒にごはんが食べられることを楽しみに、日々ゆるく頑張っていこう。

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