X(Twitter)で時折発信する応援のあれこれについて思うこと


若尾桂子です。
役者、脚本、演出などをしております。
はじめましての方もいつも見てくださってる方もありがとうございます。


X(Twitter)にて@keiko_wakaoというアカウントで日々発信しておりまして

応援してるよー!って言葉は本当に嬉しいんですけど、いざ舞台や個撮やオフ会などの現場には現れず、配信チケットや応援チケット購入などもされずのまんまだと応援してるの言葉だけでは私のような表現者は緩やかに滅びていくのが現実なのでございます。
時間とお金を使っていただけるよう頑張ります!

こちら、初めて貼ってみたのですが見れますか?

私が昨日発信したポストの一個です。
こういったことを時々本音で呟いたりしてるのですが、そうすると様々な形での反応をいただきます。
リポストされた先のアカウントを見に行って、どんな事を考えてるのかななんて参考にさせていただく事も多々あります。

その中の1つで、私の文章を引用して別のSNSにご自身の考えを書いてくださった表現者さんがいらっしゃりそちらを読ませていただきました。
その表現者さんの投稿への読者さん達の反応が本当に賛否両論あってとても学びになりました。
ご意見として、その発信した表現者さんに対し「そこまであなたに時間とお金を使えない」「時間とお金を使ってもらえるような素敵な役者さんになって)」などの言葉も。

それを受けて自分がよく考えていることを今回は文字にしたいなと思いnoteアプリを久しぶりに開きました。

演劇に関する表現を生業としている身として色々なものを見るようにしていてそれを受け自分の頭で色々なことを常日頃考えております。

中でも大きいのは

今の自分を応援して下さってる方達とのご縁の1つ1つは奇跡だということ。

何千何万といる表現者の中で自分を見つけ、出会ってくれて、そのご縁が繋がり続けていること

本当にありがたく、尊い瞬間瞬間を重ねて今に至っているのだなぁと。

私が仕事に対して全力で向き合い、お客様一人一人を大切にしたいと思うのはこの奇跡に感謝しているからなのかもしれません。

芝居や表現が好きだから、というのは大前提ですが応援して下さる方々に恥じない表現者でいたいと心から思います。

もしも何か1つでも手を抜いたり、準備不足になってそれが表に出てしまったりしたら色々な方の期待を裏切る事になる。

オファーしてくれた方達にもそうですし、応援してくれてる方々に「自分の推しが何か変わってしまった」そう思わせてしまう事になるかもしれない。

私ができる感謝の形というのは、若尾桂子を応援していて良かったなと思ってもらえる表現者になること。そう居続けられる努力をするということかなと思っています。

目に見える力で応援していただける表現者になる為に何が必要で何が足りないのか

いつも自問自答をしています。

表現者としても「応援してほしい」の言葉だけでは駄目だと思っているのです。

役者限定しますと応援してほしいという言葉と気持ちの中に今のご時世だと=芝居を観に来てほしいの後にお花・タペストリー・提灯・旗などその団体の打ち出す応援になる物も購入してほしいという付随する物が多々あって…

実際に足を運んで下さったり配信で視聴して下さったりするだけでも幸せな上、上記の物は出していただけると〖この表現者にはこれを出してくれるファンの方がいるぞ〗という狼煙にもなりますので、そのおかげで次の仕事に繋がったりも実際あったりしますから

それはもう本当に嬉しく心強くありがたいのですが

お客様にとって大きな負担にもなるわけで。。

チケットを買ったのに、更にまだ応援パワー送ってくれってもう無理だよ〜…とか
観劇だけしかできてない自分は推しの力になれてないんじゃないか…とか

余分な事を考えさせてしまうのではないかと私自身葛藤もありながらも宣伝させていただいております。

応えてくださる皆さま、本当にありがとうございます。。!

(実際にタペストリーやスタンド花や応援チケットが入ると嬉しくて嬉しくて…!
絶対にそれぞれを写真に撮りますし一個一個を大事にして、出して下さった方への想いを馳せたり言葉にしたりSNSで残したり。
出していただける価値のある表現者として更に己を高めていこうと励みになっています
ありがとう、大好きです。)

こういった、目に見える応援の力というのはお客様一人一人の労力と財力を逼迫するものであるという自覚を持って

応援の○○というそれは簡単に出してもらえるものではない、いつ全てが無くなってもおかしくない一過性のある種ラッキーな出来事なのだと戒めながら常に過ごさないとなと私は個人的に思っています。

だからこそ感謝と弛まぬ努力と行動で返していきたいとも。

応援してほしい!お花や応援札やタペなど出してほしい!ってSNSで発信したのに、実際出してもらった物を同じSNSで発信しない表現者さん達もたくさん見受けるのですがこれがシンプルに不思議で…。

もしかしたらファンの方から「自分の名前は出してほしくないのでSNS載せないでください」と事前に言われてるケースもあるかもなので(実際前に制作事やってた時お客様からそういう要望がありました)一概には言えないのですけども、私自身が役者仲間に応援花や応援札を贈る事もありその時に載せてもらえるとすごく報われたような気持ちになってホワ…ホワ…となるので…

できれば載せた方が良いのでは…と…

いや、本当に前に出るのが苦手ですってタイプのファンの方達は一定数いらっしゃるのでこれは確認必須かもなとこがあるのですけど…

何というか…

相談されて親身になって色々アドバイスしたけどその後の報告まったくない、みたいな…なんかこう…うまく例えが見つからないんですが、なんかこう…自分自身が数千〜万単位の応援物販を過去、役者仲間に贈って

SNSで何もリアクションされなかった時にシュンペションとしてしまってですね…

これは大前提で私自身が器ちっちゃいからなんですけど、なんかこう…誤解を恐れずに言えば

私の応援パワーってそんな取るに足りない出来事だったのかなぁって、応援するの喜ばれないならもう応援するの辞めようって思ってしまったんですね。

応援って見返り求めちゃ駄目だっていつも思ってるんですが、仲間や後輩に対しては親しき仲にも礼儀ありだとなってしまって。

すみません、本当におちょこの器です。

それと同時に、応援パワー送ってくださってる皆さまの愛情をまた改めて感じられたというか。

ああ…今までもやってきたけど、何か応援物販を入れていただいた時は自分は必ずSNSに載せてたくさん感謝の形を表そうって新たに心に決める事ができました。

応援していただけるのってすごい事。

選んでもらって、その後も選び続けてもらって

それは表現者自身が努力しないとだめなんだと思っております。

自分のポストでの「時間とお金を使っていただけるように頑張ります」の一言には長々と書いたこういう気持ちが込められているのだと、そんなつらつらと自分の思いをひたすら書いた文章になってしまいました。

読んでくださりありがとうございます。

いつも応援してくれてる若尾推しの皆様ありがとう。

出演舞台作品で私をフォローして今後の舞台を観に行こうとご縁を繋いでくれた皆さんありがとう。

私のグッズを手にしてくださった通りすがりの観劇好きな皆様もありがとう。

長い間離れず応援し続けてくれてる皆さま、新たに出会ってくれて一緒に私の役者人生を歩んでくれてる皆さま、ありがとう。

そして今は色んなご事情で現場に行かなくなったかつての若尾を応援して下さってた方がいつかまた観に行こうと思ってくれた時、私が表現者として立っていられるようこれからもがんばります。


最後に…
言葉選び1つ、文章を発信するその向こう側へのリスペクトを私自身、より一層大事にしてまいります。

若尾桂子

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